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大塚国際美術館の続き:ヴェネツィア派の絵画

さて、大塚国際美術館の続きです。

大塚国際美術館もシスティーナ礼拝堂などがあるB3FからB2Fに上がり、ルネッサンス絵画を鑑賞しました。
引き続き、このB2Fの鑑賞を続けます。ルネッサンス絵画の次はヴェネツィア派の絵画を見ます。

まずはジョヴァンニ・ベッリーニの「聖母子と聖カタリナ、マグダラのマリア」です。
ジョヴァンニ・ベッリーニというと画家一族で知られるベッリーニ一族のなかではsaraiが最も好きな画家です。
ただ、ジョヴァンニ・ベッリーニは高名なマンテーニャが義理の兄弟にあたり、どうしても彼の陰に隠れてしまいます。ですが、ジョヴァンニ・ベッリーニも青や赤の深い色彩が印象に残る絵画に目を惹かれることも多いです。
今回ご紹介する絵もまさにそういう作品でこの大塚国際美術館で初めてsaraiの心の残ったものです。オリジナル作品はヴェネツィアのアカデミア美術館にあるので、昔目にした筈ですが、まったく覚えていませんでした。
しかしながら、なかなか印象深い素晴らしい作品ですね。


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その肝心のマンテーニャですが、ヴェネツィア派を語る場合には欠かせませんが、残念ながらパスです。

で、次はヴェネツィア派最高の巨匠ティツィアーノです。
本ブログでもとり上げた「聖母被昇天」です。
ティツィアーノ初期の傑作ですが、ティツィアーノの作品のなかでsaraiが最も好きな作品です。
わざわざ、この作品を見たくて、ヴェネティアを再訪したくらいです。
ヴェネティアの教会の祭壇画で最も大きな絵だそうですが、
この絵のオリジナル作品のあるのは、サンタ・マリア・ グロリオーザ・デイ・フラーリ教会ですが、念願の絵を見て、感動しましたが、残念ながら、教会では儀式の最中でおおっぴらには写真が撮れませんでした。
でも、この大塚国際美術館では思いっきり写真が撮れて満足です。


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それにしても、よくこんな作品まで陶板画にできているのは凄いなあと感心しきりでした。

続く作品もティツィアーノがらみですが、主役は彼の兄弟子格のジョルジョーネです。
ジョルジョーネの「眠れるヴィーナス」です。このオリジナル作品はドレスデンのアルテ・マイスターで見ましたが、素晴らしい絵画でした。しばし、この作品の前で陶然とした思いで立ちすくんだことが思い出されます。
一般にジョルジョーネの代表作というと「嵐」と言われますが、あれは難しい絵でまだ理解できません。saraiのレベルではこの「眠れるヴィーナス」が一番好きな作品です。
また、この絵はこの構図の絵のもととなった作品としても知られています。
そもそも、この「眠れるヴィーナス」は未完の作品で背景などを描き加え完成させたのはティツィアーノですが、そのティツィアーノがまったく同じ構図で「ウルビーノのヴィーナス」を描いています。
この「ウルビーノのヴィーナス」はフィレンツェのウフィツィ美術館にあり、大変有名な作品です。ティツィアーノの代表作のひとつでもあります。
この2枚のヴィーナスを並べて展示した大塚国際美術館に賛辞を送りたいと思います。
みなさんはどちらのヴィーナスがお好みでしょうか?


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saraiは断然、ジョルジョーネの「眠れるヴィーナス」に1票です。
あ、左側の絵がジョルジョーネの「眠れるヴィーナス」です。
因みにマネの「オランピア」も同じ構図ですね。

ヴェネティア派というと、あと、ティントレット、ヴェネローゼあたりが外せませんが、それはパスしてヴェネティア派はおしまいにします。

その代わりと言っては何ですが、付録として、ヴェネティアとは少し離れますが、同じ北イタリアの古都マントヴァの有名な絵をこの大塚国際美術館で見つけたので、それをご紹介しましょう。
実はマントヴァにはマンテーニャの「結婚の間」の天井画を見たくてわざわざ足を延ばしました。そして、ドゥカーレ宮殿にある有名な天使が描かれた天井画は何とか苦労して見ることができました。
その後、同じくマントヴァにあるテ宮殿も訪れました。そこにはジュリオ・ロマーノのこれも有名な「巨人の間」があります。
ところが、テ宮殿にたどり着く前に迷いに迷って、着いたときにはもうぐったり状態。テ宮殿の建物と庭園を見るだけで精一杯でとても「巨人の間」を見に行く元気はありませんでした。
その見損ねていた「巨人の間」の絵がこの大塚国際美術館にありました。


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いやあ、なかなかダイナミックな作品ですね。多分、またマントヴァに行くことはないでしょうから、ここで見られたのは収穫でした。

大塚国際美術館の陶板画の作品がずい分続きましたが、あと少しだけ、続けますので、悪しからず。
以降は次回で。


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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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えりちゃさん、お久しぶりです。saraiです。

なかなか、海外渡航の見通し、立ちませんね。来年あたりはどうでしょうね。長期戦覚悟で我慢するしかありませんね。

こちら

04/10 02:37 sarai

saraiさま、
お久しぶりです!
お元気にコンサートや旅行を楽しんでおられますね!
ブログ、楽しく拝見しています。おフランス、良いね😊
私は春だというのに、仕事と用事以

04/09 05:29 えりちや

気になってたずねても 
誰にも知らんと言われなんやろ
と思いつづけて居ました❗
写真みつけてこれだと思いました❕スッとしました
教えて下さって嬉しいです
ありがとうご

02/13 22:26 みーちゃん

みーちゃんさん、saraiです。

あの謎の建物は雄琴沖総合自動観測所という施設で琵琶湖の水質を測定しているそうです。

https://www.water.go.jp/kansai/biwako/html/repo

02/13 21:40 sarai

ずーと前にうきみどうに行きました
やはり、琵琶湖の真ん中の建物が何なのか気になったままです
分かりましたか
教えてください

02/13 20:54 みーちゃん

五十棲郁子さん、コメントありがとうございます。

水道水のこと、tap waterって言うんですね。知らなかった。単にwaterで通していました。ましてや、フランス語はほとんど

02/11 00:12 sarai

フランスも地方へ行くと英語が通じないでしょう。tap water ぐらいフランス語で言えないとね。

02/10 12:54 五十棲郁子
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