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大塚国際美術館の続き:ルネッサンス絵画

さて、大塚国際美術館の続きです。

大塚国際美術館もB3Fにあるシスティーナ礼拝堂、フェルメール作品群、エル・グレコなどを見てきましたが、お次はB2Fに上がります。

B2Fには、ルネッサンス~バロックの展示があります。
ルネッサンスといえば、イタリアのフィレンツェですね。
このフィレンツェを中心に活躍したルネッサンス期の画家達の絵をピックアップして見ていきます。

まず、saraiの思い入れのある画家といえば、何といってもボッティチェリです。
最初にフィレンツェを訪れたときの一番の目的はウフィツィ美術館でボッティチェリの絵を見ることでした。
結局、今までに3回ウフィツィ美術館を訪れましたが、いつも入館と同時にボッティチェリの部屋に直行して、長い間、あの美しい絵の数々を穴の開くほど眺めています。
この大塚国際美術館にも「春」や「ビーナスの誕生」という代表作も展示されていますが、今回は少し趣向を変えて、「受胎告知」をご紹介します。ボッティチェリはこの題材で何枚も描いていますが、この絵が一番好きです。もちろん、この絵もオリジナルはウフィツィ美術館にあります。


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なお、大塚国際美術館では、テーマ別展示になっており、色々な画家の受胎告知の絵画がまとめて鑑賞できるのが面白いですね。この後に出てくる聖母子などもそうなっています。こういう美術館ならではの鑑賞ができるようによく考えられている配置です。

次はフィリッポ・リッピの「聖母子」です。この絵はウフィツィ美術館でオリジナルを見て、大好きになった絵です。2回目にウフィツィ美術館に行ったときはこの絵が貸し出されていて見ることができず、大変残念な思いをした思い出があります。3回目はちゃんと展示されていてほっとしましたが、何と黒山の人だかり! いつのまにそんなに超人気になったんだと思いながら、人がいなくなるまで待ち、思う存分鑑賞させてもらいました。
この大塚国際美術館にある陶板画は素晴らしく出来がよくて、ウフィツィ美術館のオリジナルと遜色がないものです。びっくりです。


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次はミケランジェロの「聖家族」です。この絵もこの大塚国際美術館にある陶板画のあまりの素晴らしさに感動です。ウフィツィ美術館のオリジナル作品とほとんど同じに見えます。
それにしてもこの絵は絵画作品というより、平面上の彫刻作品みたいです。やはり、ミケランジェロは彫刻家ですね。


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次はラファエロの聖母子です。フィレンツェのピッティ美術館にオリジナル作品のある「小椅子の聖母」ですが、ラファエロの聖母子の絵のなかで一番好きな絵ですし、多分、最高傑作でしょう。聖母マリアのかわいいこと、この上なしです。
この大塚国際美術館にある陶板画の出来も素晴らしいです。


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最後はレオナルド・ダ・ヴィンチです。
これは大塚国際美術館ならではの展示でここでしか見られない展示になっています。
その絵は「岩窟の聖母」です。「岩窟の聖母」は2枚のオリジナル作品が存在します。
1枚目はレオナルド・ダ・ヴィンチが最初に描いた「岩窟の聖母」でオリジナル作品はパリのルーヴル美術館にあります。
一説では、教会の注文で描いたこの絵はダ・ヴィンチがリアリズムに徹して、聖人の光輪を描かなかったため、教会が受け取りを拒否し、裁判になり、その後、弟子達が中心に光輪を描き加えた2枚目の作品を作成し、それを教会に納めたということになっています。
その2枚目の「岩窟の聖母」はロンドンのナショナル・ギャラリーにあります。
もちろん、構図はまったく同じです。
私見では、やはり1枚目の作品が圧倒的に素晴らしいと思いますが、みなさんはどうでしょう。
この2枚の絵が大塚国際美術館では並べて展示されているので、比較して鑑賞できます。


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さて、どちらがルーヴルかナショナル・ギャラリーか、お分かりでしょうか? ヒントは光輪です。

なお、saraiの今月末からの旅のテーマのひとつはダ・ヴィンチです。彼の終焉の地となったロワールのアンボワーズに出かける予定です。
もちろん、そこにあるお墓参りもしてくるつもりです。
そのアンボワーズ訪問に先駆けて、ルーヴル美術館のダ・ヴィンチ作品の鑑賞も考えています。
当然、この「岩窟の聖母」ももう一度しっかりと鑑賞してきます。
今回の大塚国際美術館はその予習ということになります。

次回も大塚国際美術館の展示作品のご紹介は続きます。少し、しつこいですが、このしつこさがsaraiの性格なので、ご容赦ください。


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テーマ : 絵画・美術
ジャンル : 学問・文化・芸術

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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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