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ザルツブルク音楽祭:最終日はウィーン・フィルのコンサート(ブロムシュテット)とオペラ(ヤンソンス)の豪華2本立て!

2018年8月18日土曜日@ザルツブルク

旅の6日目、ザルツブルクSalzburgの5日目です。ザルツブルク音楽祭で音楽三昧の真っ最中です。今日は遂に最終日です。音楽三昧はいったん今日で終了。それでも今日は昼のコンサートと夜のオペラの2本立て。精一杯楽しみましょう。

今日も快晴です。朝は涼しいですが、日中は暑くなりそうです。
配偶者が普通に朝起きてもsaraiは昨夜のブログ書きで遅かったため、まだまだ起きてきません。配偶者がパソコンチェックし、テラスで読書をしているとき、saraiはようやく起き出します。昨夜の残り物やスイカを朝食として、テラスでいただき、早速コンサートに出かけます。今朝はまず祝祭大劇場でウィーン・フィルのコンサートです。岩山のトンネルを抜けて、トンネル内の入り口から直接、祝祭大劇場のロビーに入ります。もうすっかり慣れたので、あっと言う間に到着。ロビーからはガラス越しに馬洗い池Pferdeschwemmeが見えています。

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このザルツブルク音楽祭に来るのも今年が最後になるでしょう。祝祭大劇場はまだ、今夜のオペラでも訪れますが、一応、ロビーで記念写真を撮っておきましょう。

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今日のコンサートは現役最高齢とも言えるブロムシュテットの指揮するウィーン・フィルでブルックナーを聴きます。もちろん、最前列中央の席で聴きます。

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午前11時に開演。前半のシベリウスの交響曲第4番はウィーン・フィルの多彩な響きで桃源郷の思い。後半はブロムシュテットの十八番のブルックナー。人気のある交響曲第4番はウィーン・フィルの柔らかく美しい弦楽アンサンブルに加えて、強力な金管セクションが好調で見事なブルックナーの響き。素晴らしいブルックナーでした。
このコンサートの詳細な記事はここに既にアップ済みです。

午後1時、コンサートの終演後、夜8時開演のオペラまでちょっと時間があります。たまには、落ち着いてランチでもしたいですね。それに今日はザルツブルク音楽祭の最終日でもあります。で、予定していたレストラン、カーウントカーレストラン アム ヴァーグプラッツ K+K am Waagplatz - Restaurant & Tagesbarに向います。快晴のザルツブルクはどんどん気温が上がり暑くなります。K+Kのテラス席は空いています。日差しは暑いですが、パラソルの下はそれほどでもありません。テラス席にしましょう。

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飲み物はプロセッコとなりましたが、食べ物はドイツ語のメニューではどうもよく分かりません。

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英語のメニューをもらいます。やはりこれなら分かります。スープの中に、ガスパッチョがあります。スペインの旅で病みつきになったのですが、日本では手に入りません。こんなところで出会うとはね。スープはガスパッチョとジャガイモのスープに決まり。メインはなかなか難しいです。で、K+Kのオリジナルにしてみましょう。もう一品は、牛肉のグリル。

まずはプロセッコで乾杯。どうやら、無事にザルツブルク音楽祭も乗り切れそうです。それに素晴らしい演奏が続きました。

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ガスパッチョが届きます。

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いよいよ、メインです。K∔Kのオリジナルは何だったかというと、レモンソース味(クリームソースのような感じ)のスパゲッティ(アルデンテとは別物の柔らかいお腹に優しい茹で上がり)の上に、大きなエビ(美味!)が4匹とアボガドと魚卵が乗っているものです(写真は取り損ねました。残念!)。これが、とっても美味しい。特にエビが絶品です。牛肉のグリルは、グレービーソースのかかったもの。ジャガイモが超美味しいです。黄色い人参も美味しいです。

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やがて、まわりのテラス席も満席の賑わいです。さすがに人気レストランです。

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最後に、メランジェで〆ます。贅沢なランチでした。

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スーパーで夜食を調達しましょう。行きつけになった、モーツァルト生誕の家の下にあるSPARに向かいます。

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スーパーでの買い物の後、ホテルに戻る途中でこれまでずっと気になっていたバラカン・グリルBalkan Grill Walterに寄ってみます。ゲトライデ通りGetreidegasseからウニフェルシュタートシュプラッツUniversitätsplatzへの通り抜けの路地に入ったところにあります。このお店で販売しているのは要はホットドッグなのですが、パンがカリカリに焼けていて、美味しそうです。私たちは前に並んでいた客一人を待ってすぐに買えますが、その後はあれよあれよという間に後ろに長い行列ができています。

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これが購入したホットドッグ。ソーセージに軽くカレーパウダーをまぶしてもらいました。

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さて、岩山のトンネルを抜けていきます。岩山のトンネルの様子を少々、ルポしてみましょう。祝祭大劇場の横手、馬洗い場から車のトンネルに入る手前に歩行者用のトンネルの入り口があります。そこから祝祭大劇場の裏を通るトンネルに入ります。

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途中、自動ドアで仕切られています。外気と遮断するためでしょうか。

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トンネルの壁はショーウィンドウになっています。これは民俗衣装の宣伝ですね。

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また、このトンネルは地下大駐車場の出入り口でもあります。トンネルの中央付近には駐車チケットの精算機が並んでいます。

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駐車場のスタッフのボックスです。駐車場へのエレベーターを待っている行列もできています。

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ここからはホテル方面への通路ですが、少し登り坂になっています。そちらへ抜けていく人はほとんどいません。そのせいか、ショーウィンドウさえなく、不愛想なイメージです。

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やがて、トンネルの出口が見えてきます。

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トンネルの出口の自動ドアです。

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これがホテルからの岩山のトンネルの入り口です。旧市街側の入り口と違って、まるで鉱山の入り口みたいです。

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見上げるとメンヒスベルクの岩山が目に前に切り立っています。このメンヒスベルクの岩山の中にトンネルが抜けています。便利なものを作ったものです。

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これが岩山の地下にある大駐車場の入り口です。祝祭大劇場でのコンサートやオペラに車でやってきた人はこの大駐車場に駐車すれば、劇場まですぐです。

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ホテルに戻り、片づけをしたりお昼寝をしたりで、夜に備えます。今夜のオペラは夜の8時から。そろそろ支度しましょう。夜のオペラですから、配偶者は着物、saraiはタキシードで決めます。
日中の暑さも納まり、涼しく快適です。会場に向かう途中で、観客のみなさんの姿を見て、今日のお洒落度に驚きます。土曜日の夜のオペラとくれば、こんなにも力が入るのでしょうか。みなさんのお洒落を楽しませてもらいましたが、写真で紹介できないのが残念です。カメラを持参しなかったんです。オペラの観客のみなさんの艶やかさは素晴らしい!
実は、配偶者も着物を誉められました。とある女性が近づいてきて、日本の方ね、着物が素敵よと声をかけてくれたのです。このお洒落をした大勢の中でも、日本人の着物は独特で目立ちますね。緊張します! ホテルのエレベーターの中でも素敵よと言われちゃいました。

ともあれ、今夜のオペラは祝祭大劇場でヤンソンス指揮ウィーン・フィルでチャイコフスキーの歌劇《スペードの女王》です。これまた、最前列の中央の席で楽しみます。

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このところ、毎年、マリス・ヤンソンスはウィーン・フィルを振って、ロシアもののオペラをやっています。昨年はショスタコーヴィチのオペラ《ムチェンスク郡のマクベス夫人》を聴きました。大変、高いレベルの公演でした。今回もさすが、さすがと唸らされる素晴らしい内容でした。
このオペラの詳細な記事はここに既にアップ済みです。


ザルツブルク最後の夜も楽しく過ごせました。

これですべて、saraiのザルツブルク音楽祭の日程は終了。4日間でオペラ3つ、オーケストラのコンサート4つ、 ピアノ・リサイタル1つ、計8公演を聴きました。オペラの水準の高さが驚異的でした。ウィーン・フィルを振った3巨匠、ムーティ、ブロムシュテット、ヤンソンスの存在感も際立っていました。さすがのザルツブルク音楽祭の音楽水準の高さに今更ながら、大変な感銘を受けました。十分に満足しました。saraiのザルツブルク音楽祭通いは今年まで3年続きました、ここらで卒業しましょう。何と言っても経済負担に耐え切れませんからね。

さて、次は北ドイツ観光で時間調整して、いよいよ、初のバイロイト詣でです。世界のワグネリアンに混じって、たった2日間だけのワーグナー三昧です。とは言え、《トリスタンとイゾルデ》と《パルジファル》の2大傑作ですから、これ以上のものはありません。それに《トリスタンとイゾルデ》はティーレマンの指揮だしね。

配偶者はザルツブルクを離れる準備をして、saraiはザルツブルク音楽祭の最後のブログを書いて、おやすみなさい。明日からの本格的な鉄道旅に備えましょう。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
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07/08 18:59 sarai

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07/08 15:53 じじい@

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久々のコメント、ありがとうございます。
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06/18 12:46 sarai

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05/13 23:47 sarai
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