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最高の音響空間で素晴らしい音響の現代音楽:アルディッティ・カルテット@鶴見サルビアホール 2019.11.28

いつも音の響きの素晴らしさで驚かされる鶴見サルビアホールですが、今日はいつも以上に現代音楽の旗手のアルディッティ・カルテットの音響の素晴らしさに感銘を受けました。現代音楽は初心者の域を出ないsaraiは今日の音楽内容について、うんぬんする資格は露ほどもありません。無調の中でも、少し旋律めいたものが聴きとれた最初のハーヴェイの作品と最後のデュサパンがより楽しめたというくらいです。

最初のハーヴェイの弦楽四重奏曲 第2番はチェロがハーモニクス(多分)奏法で高音部を担当し、しっかりした音程で美しい旋律を奏でていて、その超絶的な演奏に聴き惚れました。無調の響きの美しさが十全に発揮された見事な演奏でした。

クルタークの曲は正直、もうひとつ、ついていけませんでした。音響の多彩な美しさはありましたけどね。

野平一郎の弦楽四重奏曲 第5番は、いい意味で日本的な要素がまったく感じられない作品で、アルディッティ・カルテットがこの難しい曲をパーフェクトに演奏したのは恐れ入りました。作曲者自身が会場にお見えになっていました。残念ながら、saraiの耳では理解不能ではありました。

後半はゲオルグ・フリードリッヒ・ハースの弦楽四重奏曲 第2番から開始。旋律もリズムもまったくない曲で、重層的な音響だけの作品です。実はてっきり、パヴェル・ハースの作品だと思って、予習もして、聴いていたので、最後まで勘違いして聴いてしまいました。モラヴィア風の響きを探しているうちに演奏が終了。あれっと思っただけで、これ以上は感想が書けません。如何に現代音楽の教養が自分にないことだけが思い知らされる結果となりました。

最後はデュサパンの弦楽四重奏曲 第5番。予習したアルディッティ・カルテットの素晴らしい演奏と同様に、そのままの美しい演奏がこのホールで再現されました。全体を統合する調性も感じさせられる美しく抒情的な旋律が変容されていく様はその現代的な響きを通して、心に迫ってきました。素晴らしい音楽が最高の演奏でホールに響き渡りました。


今日のプログラムは以下です。

  弦楽四重奏:アルディッティ・カルテット
   第1ヴァイオリン:アーヴィン・アルディッティ
   第2ヴァイオリン:アショット・サルキシャン
   ヴィオラ:ラルフ・エーラース
   チェロ:ルーカス・フェルス

  ハーヴェイ:弦楽四重奏曲 第2番
  クルターク:小オフチウム Op.28
      ~エンドレ・セルヴァンスキの想い出に~
  野平一郎:弦楽四重奏曲 第5番

   《休憩》

  ゲオルグ・フリードリッヒ・ハース:弦楽四重奏曲 第2番
  デュサパン:弦楽四重奏曲 第5番


予習はアルディッティ・カルテットの演奏で、ハーヴェイ、クルターク、デュサパンを聴きました。高精度の演奏に驚嘆するのみ。野平一郎は音源が入手できずに予習なし。ゲオルグ・フリードリッヒ・ハースは誤って、パヴェル・ハースの作品をパヴェル・ハース・カルテットの演奏で聴きました。ヤナーチェクを連想する音楽に感銘を受けたんですけどね。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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