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中村恵理の絶唱に感動!@川口リリアホール 2019.11.30

中村恵理の歌声にはまっています。今日も最高でした。今年はN響オーチャード定期のR.シュトラウス歌曲、宮崎国際音楽祭《ラ・ボエーム》ミミ役、「オペラ夏の祭典2019~2020」の《トゥーランドット》リュー役という主な公演を追っかけ、今後、12月の銀座ヤマハホールが聴く予定です。どれも素晴らしい歌唱で満足させてくれます。
現在、saraiの一番のお気に入りのソプラノです。もっと評価されて然るべくと臍を噛んでいます。

今日は日本の歌曲3曲で滑り出し、初挑戦だというブラームスの歌曲で一気に盛り上がります。ブラームスの濃厚なロマンが香り立つような素晴らしい歌唱に胸が熱くなります。今年は彼女はブラームスのドイツ・レクイエムにも挑戦したんですね。それは聴き逃がしました。シューベルトやシューマンでなく、ブラームスを歌った中村恵理のこだわりは何だったんでしょう。saraiはブラームスの歌曲も好きですけどね。

次いで、R.シュトラウスを3曲。N響オーチャード定期でも聴きましたが、やはり、素晴らしい歌唱です。とりわけ、「解き放たれて」が素晴らしくて、感銘を受けました。こんなにR.シュトラウスの歌曲を絶唱してくれるとはね・・・。Morgen!が聴けなかったのだけが残念です。

前半は歌曲だけでまとめたプログラムですが、休憩後の後半は何とアメリカの昔のポップソングで始まります。E.チャールズという作曲家はまったく知りませんでしたが、ブロードウェイで活躍した後、ハリウッドで一生を終えた人で、コール・ポーターとクラシックの歌曲の間を埋めるような作品で人気を博したそうです。特に2曲目の《あなたのため以外には、もう歌わない》がリサイタルの締めでよく歌われてきたそうです。ハリウッド映画《マダム・フローレンス》でも主役のメリル・ストリープがラストで歌ったそうです。マダム・フローレンスは有名な音痴歌手のフローレンス・フォスター・ジェンキンスをもとにしているので、もちろん、このメリル・ストリープの歌は音痴っぱずれでしょうが、中村恵理は素晴らし過ぎる歌唱(笑い)。ところで1曲目の《私の歌であなたの心をいっぱいに》のメロディーはヨハン・シュトラウスをパクったような感じで美しく、抒情的な歌です。

そのつながりか、次はJ.シュトラウス2世の喜歌劇「こうもり」の“チャルダッシュ”です。この難曲を中村恵理はやすやすと歌いこなし、やんやの喝采を浴びました。いやはや、凄い歌唱に脱帽です。

この日、最後の3曲はヴェルディとプッチーニの名アリア。大曲続きで大変でしょう。そんな危惧は彼女には無用でした。ヴェルディの歌劇「トロヴァトーレ」の“静かな夜”は凄過ぎる歌唱に呆然となります。さらにそれを上回ったのは歌劇「運命の力」の“神よ、平和を与えたまえ!”。感動的な絶唱でした。中村恵理のヴェルディは凄いです。

ヴェルディの絶唱に驚愕していると、最後のプッチーニはその歌い出しで感動に襲われて、涙が出ます。昨年も宮崎国際音楽祭で聴いた歌劇「蝶々夫人」の“ある晴れた日に”はもう何も言えない最高の歌唱でした。世界でこれ以上歌える人はいないと断言できます。終始、感動しっぱなしでした。あー、素晴らしかった!

アンコールは《私の名はミミ》だろうと思っていましたが、何とレハールの美しいメロディーが流れてきてびっくり。まあ、この曲もソプラノのアンコールの定番曲ではありますね。最後はR.シュトラウスの「献呈」でシメ。もちろん、素晴らしかったです。

満足というよりも感動したリサイタルでした。来月の藤木大地とのジョイントリサイタルに早くも期待しながら、家路につきました。


今日のプログラムは以下です。

  ソプラノ:中村恵理
  ピアノ:木下志寿子

  平井康三郎:しぐれに寄する抒情
  中田喜直:わらい
  小林秀雄:落葉松
  ブラームス:5つの歌曲 Op.105 より
        「メロディーのように」「まどろみはいよいよ浅く」「墓場にて」
  R.シュトラウス:「憩え、わが魂」“Ruhe, mein Seele!”Op.27-1
          「解き放たれて」“Befreit”Op.39-4
          「悪いお天気」“Schlechtes Wetter”Op.69-5

   《休憩》

  E.チャールズ:私の歌であなたの心をいっぱいに
         あなたのため以外には、もう歌わない
  J.シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」 より “チャルダッシュ”
           こうもりアンソロジー(ピアノソロ)
  ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」 より “静かな夜”
        歌劇「運命の力」 より “神よ、平和を与えたまえ!”
  プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」 より “ある晴れた日に”

   《アンコール》

    レハール:喜歌劇「ジュディッタ」 より “私の唇は熱いキスをする”
    R.シュトラウス:「献呈」“Zueignung” Op.10-1


最後に予習について、まとめておきます。

日本の歌曲は以下のYOUTUBEを聴きました。

 平井康三郎:しぐれに寄する抒情https://www.youtube.com/watch?v=H5qBmUNrGN8
 中田喜直:わらいhttps://www.youtube.com/watch?v=gGmE1SVCtRU
 小林秀雄:落葉松https://www.youtube.com/watch?v=T9sXjaO7h38


ブラームス:5つの歌曲 Op.105は以下のCDを聴きました。

 アン・マレイ、スティーヴン・コワセヴィチ 1994年1月、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ

意外にアン・マレイが素晴らしいブラームスを歌ってくれます。びっくりしました。


R.シュトラウスの歌曲は以下のCDを聴きました。

 エリーザベト・シュヴァルツコップ、ジョージ・セル指揮ロンドン交響楽団 1968年9月10-14,18日 ロンドン、キングズウェイ・ホール (「憩え、わが魂」)
 アドリアンヌ・ピエチョンカ、フリードリッヒ・ハイダー指揮ニース・フィルハーモニー管弦楽団 1999年 (「解き放たれて」)
 キリ・テ・カナワ、ゲオルグ・ショルティ指揮BBCフィルハーモニック 90年6月17日,イギリス・マンチェスター・フリー・トレード・ホール (「悪いお天気」)

R.シュトラウスを得意とする3人3様の歌声。悪かろうはずがありません。


E.チャールズの歌曲は以下のYOUTUBEを聴きました。

  私の歌であなたの心をいっぱいにhttps://www.youtube.com/watch?v=7277XqL3Tc4
  あなたのため以外には、もう歌わないhttps://www.youtube.com/watch?v=ySalZA_GO3s


J.シュトラウス2世の喜歌劇「こうもり」は以下のCDを聴きました。

 エディタ・グルベローヴァ、ニコラウス・アーノンクール指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 1987年

全曲盤から、グルベローヴァが歌う“チャルダッシュ”を抜き出して聴きました。グルベローヴァの若々しい歌声が聴けます。


ヴェルディのアリアは以下のCDを聴きました。

 ソーニャ・ヨンチェヴァ、マッシモ・ザネッティ指揮ミュンヘン放送管弦楽団 2017年4月、ミュンヘン、バイエルン放送第1スタジオ

今をときめくヨンチェヴァの圧巻の声の響き。


プッチーニのアリアは以下のCDを聴きました。

 ミレッラ・フレーニ、レオーネ・マジエラ指揮イタリア・ラジオ・テレビ放送管弦楽団 1968月

プッチーニと言えば、フレーニ。彼女のデビューしたての頃の若々しい歌声を聴きました。後年の熟成した歌唱には及びませんが、声のピュアーさは最高です。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

       中村恵理,

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私も中村さんの追っかけやっております。昨日の演奏も圧倒的でしたね。中村さんの歌を聴いていると、なぜか涙腺が緩んで来ます。

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のりしんさん

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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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01/18 15:18 sarai

父からアンプとセットで譲り受けたもののトレイが動かず困っていましたが、
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01/18 13:50 hisa

のりしんさん

saraiです。コメントお寄せいただき、ありがとうございました。
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12/01 12:07 sarai

私も中村さんの追っかけやっております。昨日の演奏も圧倒的でしたね。中村さんの歌を聴いていると、なぜか涙腺が緩んで来ます。

12/01 09:39 のりしん

Steppkeさん

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Steppkeさん

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