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最後のハイデルベルク散策:アルテ・アウラを求めて

2018年8月28日火曜日@ハイデルベルク~マンハイム/5回目

ハイデルベルクHeidelbrgの早朝散策を終えて、ホテルで朝食をいただき、チェックアウト後、最後のハイデルベルクの散策に出かけます。まだ見逃していたハイデルベルク大学Universität Heidelbergの見学にいってきましょう。一昨日、学生牢を訪れた際に何故か、日本語のちゃんとしたパンフレットが渡されて、急にその内容に興味を惹かれての再訪問です。
見たかったのは、大学旧館にあるアルテ・アウラ(大講堂)です。一体、どこにあるのでしょう。昨日も大学内を探し回りましたが、結局、見つかりませんでした。今日は大学の奥、つまり、南側に行ってみます。立派な教会が建っています。聖ペテロ教会Peterskircheです。元々はハイデルベルクの教区教会として建てられましたが、聖霊教会Heiliggeistkircheが建てられて、そちらが教区教会になると、この聖ペテロ教会は大学教会になりました。

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その教会の北側の向かいに立派な建物があります。これが大学旧館でしょうか。中に入れそうなので、そっと入ってみます。静謐な廊下が続いています。実際、携帯電話禁止の立て札が立っています。しかし、どうもここは大学旧館ではなさそうです。実はここは大学図書館Universitätsbibliothek Heidelbergだったんです。

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内部をもう少し見て回ると、こんなに素晴らしいガラス天井があります。まさしくユーゲント・シュティールJugendstil(あるいはアール・ヌーヴォー)の様式ですね。こんな美しいものを見られて、迷い込んだ甲斐がありました。

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しかし、求める大学旧館ではなさそうなので、外に出ます。これが大学図書館の外観です。ルネッサンス様式風の建物です。

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大学旧館を探して、また、大学新館の中庭に行ってみます。木々の先に昨日も気になった建物が見えます。

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しかし、ここはやっぱり違うようです。実はこのバロック様式の建物はイエズス会ギムナジウム(つまり、学校)として作られて、現在はハイデルベルク大学哲学科の建物として使われているものでした。中庭の東側に建つ建物です。

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ここに至り、やみくもに探しても分からないことを自覚します。まるでカフカの不条理の世界に迷い込んでしまったような面持ちです。永久に辿り着けない《城》とアルテ・アウラが重なります。いかん、いかん。現実世界に舞い戻って、近くにいた学生さんに、パンフレットのアルテ・アウラの講堂の写真を見せて尋ねてみます。と、大学広場Universitätplatsを挟んだ向かいの建物が大学旧館Universität Heidelberg - Alte Universitätだと教えてくれます。ダンケシェーン! この建物に接して学生牢Studentenkarzerがあります。これで、ようやく、これまでの疑問が解決しました。一昨日学生牢を見学した時には、学生牢は大学の建物の外にあるように見えたので、なぜに大学内ではなく、市中の中にあるのか不思議だったのです。大学の中にあってこそ、自治を重んじることになるものね。学生牢はちゃんと大学の中にあったのですね。
大学広場を歩いて、大学旧館に向かいます。大学旧館もバロック様式の建物ですね。

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大学広場から後ろを振り向くと、大学新館Neue Universitätの建物が美しい姿を見せています。

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大学旧館の正面に出ます。建物の真ん中には時計塔がありますね。この旧館はヨハン・ウィルヘルムが1712年から再建させた大学校舎《ドームス・ウィルヘルミーナ》で、今に至るまで、そのまま残っています。ハイデルベルクの町全体がそうですが、第2次世界大戦の戦禍からは免れたそうです。アメリカは日本の京都と同様にこのハイデルベルクを保存したそうです。一説によれば、アメリカ人のこの大学の卒業生が多いこともその一因だそうです。ちなみにその前の建物は17世紀に起きた30年戦争とプファルツ継承戦争でハイデルベルクの町全体と一緒に破壊されたようです。

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大学旧館の前の広場には噴水があり、学生が休んでいます。ライオンの噴水Löwenbrunnenです。

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大学旧館の入口の扉の前に立ちます。壁には大学博物館Universitätsmuseumと書いてあります。確かに大学旧館で間違いありません。

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このあたりの位置関係を地図で確認しておきましょう。

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建物の中に入ると、建物の案内が書いてあります。アルテ・アウラは1階(日本でいう2階)と表示されています。

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早速、階段を上がります。

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階段を上がると、また、案内板があります。アルテ・アウラの大講堂は左に行くようです。

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この扉がアルテ・アウラのようです。閉まっていますね。

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思い切って、そっと扉を開けてみると、美しい大講堂の姿が目に入りますが、何と何と、何やら講義中です。

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さて、どうしましょう。別に咎められそうにないので、邪魔にならないようにアルテ・アウラを見学させてもらいましょう。



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テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico

お返事ありがとうございます。
本当に!私もレイルジェットや美術館の手配もしているので、祈るような気持ちです。

03/10 19:06 kico
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