トリュフ尽くしのディナー、その前に清貧なポルツィウンコラ
ホテルでしばしの休憩後、夕食のために山を下りてアッシジ駅Assisi Stazione付近のレストランに行きます。お目当ては、ご当地自慢の黒トリュフです。
お店の近くには聖フランチェスコが45歳の生涯を閉じたとても小さなポルツィウンコラLa Porziuncolaの礼拝堂を内部に収めたサンタ・マリア・デリ・アンジェリ聖堂Basilica di Santa Maria degli Angeliがあるので、少し早くホテルを出て、バスに乗り、見学することにします。朝、アッシジ駅からのバスが着いたバス停、ウニタ・ディタリーア(イタリア統一)広場Piazza Unità d'Italiaの前に出ます。広場には大きな城門があります。

すぐにやってきたバスに乗り込みます。朝乗ったバスの逆向きですが、朝と違って、ゆったりと座れます。もう、観光客は引き上げたようですね。ところが、バスは駅に近づくと鉄道踏み切り前の交差点で渋滞に巻き込まれます。一体、こんなところでなんで渋滞するんだろう? 答えは交差点にあるマックのドライブスルー! 駐車場待ちの車の待ち行列ができていて、その影響で渋滞が起こったようです。まったく、何でイタリアでマックなんだろう! 渋滞のなか、そこそこの時間でバスは駅を過ぎて、サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ聖堂のバス停に着きます。アッシジ駅の次のバス停がサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ聖堂のバス停です。まずはバス停の時刻表で帰りのバスの最終便の時間を確認します。アッシジ駅まで歩いて、そこから乗るのがよさそうです。9時過ぎのバスがあります。

サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ聖堂は大きく立派な教会です。

正面から見るとファサードも立派です。

かわいい礼拝堂のポルツィウンコラはサンタ・マリア・デッリ・アンジェリ聖堂の中に違和感なく収まっています。聖フランチェスコの最後の棲家は聖人にふさわしい清貧の家です。没後に造られたサン・フランチェスコ聖堂が聖フランチェスコの意図に反するような大きさで立派過ぎると思えます。

一通り、本当に棘のないバラ園など、この教会を見て回った後、いよいよお目当てのトラットリア・サントゥッチTrattoria Santucciに行きます。
ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

トラットリアにはお昼のうちにホテルから電話で予約を入れておきましたが、まだ、夜の開店直後でテーブルはがらがらです。

出されたメニューはイタリア語のみで分かりづらいのですが、今日の狙いはトリュフ尽くしなので、そんなに困りません。そうそう、このあたりの中部イタリアはトリュフが名物なんです。実は2人ともトリュフは多分、初体験。どんな味・香りか、全然想像がつきません。
黒トリュフのペーストのブルスケッタ、

黒トリュフのタリアテッレ、

トリュフとチーズのラヴィオリ、

トリュフ風味のソースの炭火焼牛フィレ肉、

ティラミス、黒トリュフのジェラート

とトリュフ尽くしの料理を食べまくり、トリュフの何たるかが少し垣間見えます。配偶者によると、香りはポルチーニ茸に近く、味はとても深く、ふわっと広がる甘みだとのことです。saraiは結構甘い風味なんだねってことで、????(よく分かりません)。でも、とても美味しかった。特に牛フィレ肉の炭火焼は絶品中の絶品。saraiの調子の悪い胃も何するものぞって感じで、ブオーノ!! しかも価格は財布に優しくリーズナブル。もちろん、土地の白ワインも美味しいしね。
この後、ライトアップされたアッシジの街を楽しみながらホテルに帰還します。
↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね
いいね!

- 関連記事
-
- 幻想的な夜のアッシジ
- トリュフ尽くしのディナー、その前に清貧なポルツィウンコラ
- アッシジのホテル、そして、いよいよサン・フランチェスコ聖堂へ