やはり、ウィーンのオペレッタは滅茶苦茶楽しい!!
カフェ・ハイナーでの美味しいケーキに満足したところで、そろそろ、ホテルに戻ってオペレッタに備えましょう。
夕食は食べる時間がないので、カールスプラッツKarlsplatzの地下街のお店でお寿司を買います。そして、配偶者は、やはり近くにあったお花屋さんで押し花用のお花を購入。何か珍しいお花はないかといつも気にかけているのですが、本当に何処に行っても日本と同じお花しかないようです。購入した花も日本にもありそうですが、記念に押して帰ることにしたとのこと。最後に、朝立ち寄ったスーパーに回り道して、そこでばら撒きお土産用塩を購入して、ホテルにたどり着きます。ふーっ・・・
ホテルでしばしの仮眠を取って、いよいよ最後のオペレッタ、レハールの名作「メリー・ウィドウ」に出かけます。今日はフォルクスオーパVolksoperです。また、一昨日と同じ経路でトラムですぐに到着です。

今日は時間的に余裕があるので、建物の前で写真を撮ったりして、フォルクスオーパーあたりの様子を楽しみます。

開演30分前になり、ホール内に入ります。オーケストラピットの前に立ちます。

これが今日のチケット。

ホールの中は、一昨日とうってかわり、今日は着飾った人達で満席。金曜の夜で人気演目だからと思いましたが、それだけではなくて、オペレッタの名物指揮者ルドルフ・ビーブルの80歳の誕生日を記念したオペレッタ公演です(4日前の5月4日に誕生日を迎えたようです)。観客席には、有名なオペレッタ歌手の顔も見えます。思わず、ハラルド・セラフィンさんと目と目が合い、彼がsaraiを怪訝な顔で見返します。こちらはセラフィンさんのことをよく知っていても、彼はこちらをまったく知らないのですから、当然ですね。いや、恥ずかしい。それとも近寄って、ファンですとでも言ったほうがよかったかな。
まもなく開演しました。ビーブルの手馴れた指揮の下、ウィーン文化の果実であるオペレッタが粋に楽しく演奏されます。昨日の素晴らしい「椿姫」とはまったく別物ですが、楽しいのなんの、終始、笑顔で聴き入るsaraiです。
途中の休憩時間は2階のバルコニーでドリンク休憩。

このバルコニーは正面玄関の上にありますが、ここからは向かいの外の様子もよく見えます。

向かいのカフェにはフォルクスオーパン・カフェと看板があり、休憩中の観客がドリンクを楽しんでいるようです。それもいいかも。次回、要検討。

休憩後の演奏も好調。オペレッタにつきもののフレンチカンカンのリフレイン(拍手・喝采で繰り返してのパフォーマンスがあります)では、のりにのります。もちろん、終演後のカーテンコールでは、指揮者の誕生日を祝うセレモニーもあって、満場総立ちでのお祝いになり、この記念すべき公演に偶然立ち会えたことで幸福な気持ちになります。
今日のオペレッタ《メリー・ウィドウ》のキャストを確認しておきましょう。
指揮:ルドルフ・ビーブル 演出:ダニエル・ドール
ウィーンフォルクスオーパー管弦楽団
ミルコ・ツェータ男爵:シャンドール・ネメット
ハンナ・グラヴァリ:ウルスラ・プフィツナー
ダニロ・ダニロヴィッチ伯爵:ディートマール・ケルシュバウム
ヴァランシェンヌ:ルネ・シュッテングルーバー
ニェグシュ:ロベルト・マイヤー
カミーユ・ド・ロション:セバスティアン・ラインターラー
これが今日のプログラム。

プログラムに挟み込まれているキャスト表にルドルフ・ビーブルさんの80歳誕生日の記念公演であることが記されています(赤い下線)。

うきうき気分でホテルに帰ります。
いよいよ明日は帰国の途につきます。
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