fc2ブログ
 
  

イスタンブール街歩き:本場の2つのモスクはオスマン・バロック建築

2019年9月5日木曜日@イスタンブール/13回目

ビザンチン、オスマン両帝国の首都として繁栄を誇った町の真髄を味わっています。テオドシウスの貯水池Theodosius Cistern(シェレフィエ・サルヌジュŞerefiye Sarnıcı)の幻想的な美しさとひんやりした冷気で心も体も癒されて、地上にもどります。
ペイハン通りPeykhane Cd. を歩き、大通りにぶつかります。イェニ・チェリ通りYeniçeriler Cd. です。通りにはトラムが走り、トラム1号線の停留所、チェンベルリタシュÇemberlitaşがあります。通りを渡って、モスクに寄ります。ガジ・アティク・アリ・パシャ・ジャーミィ(モスク)Atik Ali Paşa Camiiです。
入口には、緑色の覆いが掛けられています。

2020061501.jpg



モスクの中に入ると、ドームの空間があります。優しい色合いのタイルで装飾されています。

2020061502.jpg



天井を見上げます。メインドームの周りに副ドームが5つあります。繊細なタイル装飾が綺麗です。

2020061503.jpg



ヨーロッパ風に言うと、バロック建築みたいな雰囲気です。シャンデリアが豪華ですね。

2020061504.jpg



ここにも円盤状に聖者の名前が書かれていますね。右がアラー、左が預言者ムハンマドの名前です。アヤソフィアと同じ配置です。

2020061505.jpg



そう大きくはないモスクですが、こんな美しいモスクが町中のどこにでもあるのがイスタンブールの町であるという印象です。

2020061506.jpg



これでこのモスクの見学を終えて、外に出ます。

2020061507.jpg



ガイドさんがまた、すぐ近くにあるモスクに案内してくれます。モスクの前は静かです。

2020061508.jpg



モスクの入り口に向かって、石段を上ります。

2020061509.jpg



入口の中は中庭のようになっています。

2020061510.jpg



入口の前からモスクの建物の外観を眺めると、このモスクが大きな建造物になっていることが分かります。

2020061511.jpg



さて、モスクに入りましょう。このモスクも入口は緑の覆いが掛けられています。

2020061512.jpg



中に入ると、広大なドーム空間が広がっています。このモスクはヌールオスマニィエ・ジャーミーNuruosmaniye Camiiで、18世紀、1748年にマフムト1世の時代に建設が着手され、1754年、後継者のスルタン、オスマン3世の時代に完成しました。モスクの名称は「オスマンの光」ということを意味しています。オスマン・バロック建築の代表的なものです。

2020061513.jpg



モスクの名前の通り、壁面いっぱいに広がるステンドグラスの光が印象的です。ヨーロッパのバロック様式を取り入れた建築になっています。ステンドグラスの窓の数は174にも及びます。

2020061514.jpg



柱の少ない巨大な空間はバロック様式のキリスト教の教会を連想します。直径25メートルの単一ドームです。

2020061515.jpg



ドームの天井までの高さも驚くほどです。高さ43.50メートルを誇ります。

2020061516.jpg



天井を見上げると、実に複雑な文様がタイルで描かれています。イスラム芸術の素晴らしさを感じます。

2020061517.jpg



メインドームの天井はシンプルですが、壮大です。ここにも4枚の円盤が飾られています。やはり、イスラムの聖者の名前が書かれているのでしょうか。

2020061518.jpg



最後にこのモスクの美しいステンドグラスを眺めます。

2020061519.jpg



ドームの礼拝堂の外には楕円形の中庭があります。バロック様式の中庭です。

2020061520.jpg



モスクを出ると、ドーム屋根が並ぶ建物が見えます。グランドバザールKapalı Çarşıのようです。

2020061521.jpg



実際、すぐそばにグランドバザールの入り口が見えます。

2020061522.jpg



ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

2020061523.jpg



このあとは1日ウォーキングツアーの最後になるグランドバザールの見学です。



↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね

 いいね!



関連記事

テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

このページのトップへ

コメントの投稿

非公開コメント

このページのトップへ
このページのトップへ
人気ランキング投票、よろしくね
ページ移動
プロフィール

sarai

Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

来訪者カウンター
CalendArchive
最新記事
カテゴリ
指揮者

ソプラノ

ピアニスト

ヴァイオリン

室内楽

演奏団体

リンク
Comment Balloon

《あ》さん、saraiです。

結局、最後まで、ご一緒にブッフビンダーのベートーヴェンのソナタ全曲をお付き合い願ったようですね。
こうしてみると、やはり、ベートーヴェン

03/22 04:27 sarai

昨日は祝日でゆっくりオンライン視聴できました。

全盛期から技術的衰えはあると思いましたが、彼のベートーヴェンは何故こう素晴らしいのか…高齢のピアニストとは思えな

03/21 08:03 

《あ》さん、再度のコメント、ありがとうございます。

ブッフビンダーの音色、特に中音域から高音域にかけての音色は会場でもでも一際、印象的です。さすがに爪が当たる音

03/21 00:27 sarai

ブッフビンダーの音色は本当に美しいですね。このライブストリーミングは爪が鍵盤に当たる音まで捉えていて驚きました。会場ではどうでしょうか?

実は初めて聴いたのはブ

03/19 08:00 

《あ》さん、コメントありがとうございます。
ライヴストリーミングをやっていたんですね。気が付きませんでした。

明日から4回目が始まりますが、これから、ますます、

03/18 21:44 sarai

行けなかったのでオンライン視聴しました。

しっとりとした演奏。弱音はやはり美しいと思いました。
オンラインも良かったのですが、ビューワーが操作性悪くて困りました

03/18 12:37 

aokazuyaさん

コメントありがとうございます。デジタルコンサートホールは当面、これきりですが、毎週末、聴かれているんですね。ファゴットのシュテファン・シュヴァイゲ

03/03 23:32 sarai
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR