イスタンブール観光の〆はボスポラス海峡クルーズ
旅の3日目、イスタンブールİstanbulの2日目です。今日は夕方の便でウィーンに飛びます。午後ちょっと過ぎまでになりますが、最初で最後のイスタンブール観光を楽しみましょう。
ということで、たっぷり寝て、朝は早起き。こちらのリズムに馴染んできました。今日も青空。早く出かけましょう。まずは、腹ごしらえ。昨日も、ご厚意で朝食を頂きましたが、昨日はまだ朝が早過ぎて準備不足だったのか、今朝の方がメニューが増えてます。ソーセージやミニコロッケ風なもの、ほうれんそうの炒め物、白ナスときのこの炒め物など豊富。真っ赤なスイカもあります。美味しく、たっぷりいただきます。朝食後、荷物をまとめて、さっさとチェックアウトします。本当にタダでよいのかしら。ありがとうございます(ターキッシュエアラインズのご厚意で完全無料です)。ホテルに荷物を預けて出かけます。
まずはトラムで、ボスポラス海峡Bosphorusクルーズの観光船乗り場(金角湾Altın Boynuz)に行きます。ホテルからトラムの停留所までは、物凄い急坂。ヒーヒー言いながら登ります。

狭い路地に、荷物を運ぶ車や人たちで、活気づいています。よく見ると、なんと靴屋さんばかりです。

靴の問屋さんエリアなのでしょう。どこまで行っても靴屋さんが並んでいます。

靴屋さんが100軒くらいはある感じです。

トルコ人は働き者ですね。でも、男性ばかり。物を作っているのも売っているのも運んでいるのも接待しているのも、男ばかり。道端や店先でチャイを飲みながら、おしゃべりしたりゲームなどしてるのも男たち。女性はどこにいるのでしょう。昨日、ガイドさんの彼女に訊いてみればよかったね。
坂を登り詰めると、トラムが走る大通り、イェニ・チェリ通りYeniçeriler Cd.です。通りにはトラム1号線の停留所、チェンベルリタシュÇemberlitaがあります。停留所のホームの端には改札があります。昨日、空港シャトルバスに乗るために購入したイスタンブールカード İstanbulkartをかざして、ホームに入ります。イスタンブールカードはイスタンブールの公共交通機関に乗るためには必須のカードです。

ホームでトラムの到着を待ちます。

反対方向のトラムがやってきます。長い編成のトラムです。低床型の新しい車両ですね。

通りの向かいにはミナレットみたいな塔が建っています。

左のほうに視線をずらすと、昨日訪問したガジ・アティク・アリ・パシャ・ジャーミィ(モスク)Atik Ali Paşa Camiiが見えています。

まだ、トラムは来ませんね。ホームががらーんとしているので、トラムが行ったばかりなのでしょう。

配偶者はちゃっかりとベンチに腰かけて、ゆっくりとトラムの到着を待っています。

そうこうするうちに、すぐにトラムはやってきて乗り込みますが、車内は観光客で混み合っています。4つ目の停留所、エミノニュEminönüで降車。ここが観光船乗り場の最寄りの停留所です。
トラムを下りると、通りの向こうに大きなモスクが見えています。イェニ・ジャーミィYeni Camiです。17世紀に完成した由緒あるモスクです。

すぐに観光船乗り場に到着。

ここまでの移動ルートを地図で確認しておきましょう。

金角湾は明るい陽光で美しく輝いています。

観光船乗り場では、もう乗船も始まっていて、行列もできています。目指すは、10時発の25トルコリラの観光船。いくつもある乗り場をずっと見て歩きますが、船の発着する桟橋が多く、目的のボスポラス海峡クルーズが見つかりません。

これも違うようだしなあ。

少し焦り気味で探しますが、どれも違います。

外れの方で、お兄さんに声を掛けられます。コースはとっても良いのですが、かなり高めの値段。

渋っていると、安くしてくれて100トルコリラ。出航時刻も迫り、予定の船会社とは別の高額クルーズですが、これでいいやと思い、いったんはお金も支払ったのですが、よくよく、そのチケット売り場のお兄さんに内容をきくと、何と出航時刻が1時間遅い11時。戻りの時間は1時間半遅いとのこと。これでは遅過ぎます。ウィーンへの飛行機にに乗り遅れます。すんでのところでキャンセルし、ちゃんとお金も返してもらいます。お兄さんはがっかりしていますが、仕方ありません。

やはり、予定していたボスポラス海峡クルーズを探しましょう。しかし、予定の出航時刻までの時間がもう10分を切っています。慌てて、探します。もしかしてと思って、橋の反対側に行ってみると、見つかりました! でも、出航時刻までにもう3分。急いでチケット売り場に行くと、9時58分です。出航寸前。そのチケット売り場の世話役のおじさんが誘導してくれて、チケットを買わせ、観光船乗り場に連れていってくれます。慌てて観光船に飛び乗ります。もちろん、最後の客です。このクルーズは500円弱の超格安クルーズです。先ほど乗る気になった観光船に比べたら、とってもかわいい船で、どうもツアー客相手の観光船のようです。何でもいいです。安く、ボスポラス海峡をクルーズしてくれるならばね。最後の客ですが、絶対に左側に乗るべしとの案内書のアドバイスに従い、左側の席を探して、首尾よく座ります。

クルーズ開始。目の前に見えているのはガラタ橋Galata Köprüsü。この橋の向こうにボスポラス海峡があります。さっきはこの橋のボスポラス海峡側を探していたので、観光船乗り場が見つからなかったんです。

あわや、乗り遅れる瀬戸際まで追い込まれましたが、乗ってしまえば、もう安心。空は晴れ渡り、涼しい海風に吹かれ、上機嫌です。モスク(イェニ・ジャーミィ)に見送られながらの出航です。

ゆっくりとヨーロッパとアジアを隔てるボスポラス海峡のクルーズを楽しみましょう。
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