ウィーン散策:モーツァルトゆかりの場所を探して
旅の6日目、ウィーンWienの4日目です。
青空はちょっと見えています。天気予報で言えば「晴れ」という程度には青空は見えていますが、風も冷たく、少し、肌寒さを感じますが、まだまだ、冬は到来していません。
ホテルにはランナーズデスクというコーナーがあり、ベルヴェデーレ宮殿の周りをジョギングするコースの紹介をしています。早朝にジョギングする人も多いのでしょう。

ようやく月曜日でタバコ屋さんも営業しているはずですから、絵葉書を出してきましょう。タバコ屋さんで絵葉書を示すと、領収のスタンプを押して、絵葉書を受け取ってくれます。ここでは、郵便業務をやっているのですね。孫たちに届けてね!

パンを買ってホテルに戻ります。熱い紅茶で、朝食を頂きます。
今日も夜のクルレンツィス指揮ムジカエテルナのモーツァルトのオペラ《コジ・ファン・トゥッテ》までは全くのフリー。ホテルでごろごろしていても仕方がないので、朝食をぱくつきながら、今日の予定を考えます。久しぶりに中央墓地でも行ってみましょうか。このホテルからはSバーンでちょっと行くだけです。それとも・・・
街をぶらついてきましょう。そうだ、モーツァルトのウィーン市内の史跡巡りというのもありますね。ほとんどは行ったところですが、まとめて行ったことはありません。街歩きのテーマは「モーツァルトゆかりの場所を探して」とします。今回の旅はクルレンツィスのモーツァルトのダ・ポンテ3部作のオペラを聴くことですから、当然のテーマでしょう。
身支度を整えて、まずはシュテファンプラッツStephansplatzへ。

旧市街の中心にあるシュテファン大聖堂Domkirche St. Stephanから街歩きをスタートします。

この大聖堂もモーツァルトゆかりの場所ですが、それは後にします。シュテファン広場から歩き出します。

モーツァルトがウィーンでのキャリアを始めたドイツ騎士団の家DeutschordenHausへ向かいます。ジンガー通りSingerstraßeの先にドイツ騎士団教会Katholische Kirche Deutschordenskircheの塔が見えています。

マクドナルドの前にはシェアサイクルのステーションがありますね。

ジンガー通りの最初の角に差し掛かると、路地の先にシュテファン大聖堂が姿を現します。結局、シュテファン大聖堂の周りをぐるぐる歩いているだけなんですね。

ドイツ騎士団の家の前に着きます。

扉には黒い十字架のドイツ騎士団の紋章が描かれています。

建物の通路に入ると、ドイツ騎士団の施設への入り口があります。

この壁にも黒い十字架の紋章があります。

通路を抜けると、中庭に出ます。建物越しにシュテファン大聖堂の尖塔が聳えています。何のことはない・・・ドイツ騎士団の家はシュテファン大聖堂の裏に隣接しているんです。

中庭に面した建物を見上げると、総ガラス張りの2階と3階の回廊が目に入ります。緑も絡まる美しい建物です。

saraiはこの美しい中庭のベンチに腰かけて、PCで情報をチェック。

ここに滞在していた若きモーツァルトは、それまで仕えていたザルツブルク大司教のコロレド伯爵と決定的な仲違いをして、モーツァルトは自由の身になります(つまり、クビになったわけです)。モーツァルト25歳のときです。これから、彼の早過ぎる死までの10年間をウィーンで過ごします。フリーランスの音楽家としてのモーツァルトの出発点がここです。
この中庭でモーツァルトも色々な思いに駆られたことでしょう。感慨深いです。
この中庭はバルコニー構造の中庭になっていて、パヴラッチェンPawlatschenと呼ばれています。住居の入口をバルコニーから入るようにして、建物のコストを抑えているのだそうです。パヴラッチェンは普通はむき出しになっていますが、ここはガラス張りになっているので、少々高級ですね。

モーツァルトゆかりの地を巡る街歩きはまだ、始まったばかりです。
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