京都探訪:比叡山を歩く
まずは地下鉄の駅に向けて、白川沿いの気持ちのよい道を歩きます。

地下鉄東西線の東山駅に到着。

一駅移動し、三条京阪から出町柳に移動。叡山電車の八瀬行の電車に乗ります。

八瀬比叡山口に到着。ここでケーブルカーに乗り換えます。ケーブルカー乗り場に向かって、高野川を渡ります。高野川も清流ですね。

叡山ケーブルのケーブル八瀬駅に到着。

早速、ケーブルカーの車両に乗り込みます。

美しい緑の木々に囲まれた急斜面を登っていきます。

このときは青空が見えていますが・・・。

中間点で下りの車両とすれ違います。

ケーブル比叡駅に到着し、次はロープウェイに乗り換えて、比叡山の山頂を目指します。叡山ロープウェイのロープ比叡駅で待機中のゴンドラに一番乗りします。と言っても、我々二人のほかの乗客は二人だけです。本当に京都は観光客が激減しています。

ゴンドラからは素晴らしい景色が眺められます。

途中で下りのゴンドラとすれ違います。

比叡山山頂に到着。

山頂駅からの眺めです。

比叡山からは琵琶湖も眺められます。

山頂から比叡山内シャトルバスに乗ります。

バスで横川(よかわ)地域に移動し、横川中堂の前に出ます。横川の本堂です。遣唐使船をモデルに設計され、石垣の上に建てられた朱塗りの建造物は遠くから見ると船が浮かんでいるように見えます。

横川中堂の正面に出て、内部をお参りします。

横川の境内を巡り、元三大師堂(がんざんだいしどう)をお参り。

境内は高い杉木立の中、森閑としています。さすがに修行の地ですね。

再び、横川中堂に戻ってきます。さっきとは反対側からの眺めです。

また、シャトルバスに乗り、峰道レストランに移動し、展望レストランからの琵琶湖の風景を楽しみます。

近江牛の乗ったつけ麺などをランチにいただきます。

実はシャトルバスは30分間隔で運行しているので、食事も大急ぎで食べ、バス停に急行。ところがこの時間帯に限って、1時間間隔でがっくり。近くの伝教大師、最澄の像を見たりして、次のバスを待ちます。

ようやく来たバスで西塔地区に移動し、弁慶が担いだという伝説のにない堂を眺めます。

その先の釈迦堂をお参り。本尊は伝教大師ご自作の釈迦如来です。

これで西塔地区の参拝を終え、また、30分後のシャトルバスで東塔地区に移動。大講堂の前にある鐘楼は平和の鐘(開運の鐘)と呼ばれ、《ゆく年くる年》に9回も登場した有名な鐘です。

この鐘は誰でも1回50円で突くことができます。saraiは100円で2回突かせてもらい、その深い響きを全身で受け止めます。

さて、比叡山延暦寺の中心、根本中堂が見えてきます。現在、平成の大修理中ですっぽり、工事用の囲いの建物に覆われています。

その改修中の根本中堂に入り、1200年以上も灯り続ける《不滅の法灯》を見学。

中を一巡りした後、今でないと見られない修復工事中の様子も見学します。途中、大型モニターで修復工事のドキュメンタリーや修行(大阿闍梨)の様子の番組に見入ってしまいます。その間、その音声が聞き取りにくくなるほどの修復囲いの建物の屋根を打つ驟雨の轟音に驚きます。その雨音が止んだ頃を見計らって、外に出ると、まだ、雨がそぼ降っています。そろそろ、比叡山を辞去しましょう。根本中堂前の急な石段を登って、正面入り口にあたる文殊楼の前に出ます。

帰りは坂本ケーブルで琵琶湖側の坂本に出ます。売店で道を訊くと、駅までは10分ほど歩くそうです。次の発車までにちょっと時間があるので、この売店で葛餅とゴマ団子をいただきます。比叡山の名物のようです。一息ついて、ケーブル延暦寺駅の前に出ます。

ここでもケーブルカーに一番乗り。と言っても乗客はほとんどいません。

パノラマの景色が見られる先頭座席に座りますが、前は視界がほとんどありません。来るときは絶好のお天気だったのにね。

それでも高度を下げていくと、視界がよくなり、琵琶湖も見えてきます。比叡山の上だけが悪天候だったのですね。

恒例行事の中間地点でのすれ違いです。

琵琶湖がはっきりと見えてきます。

このあたりの杉木立も素晴らしいです。

ケーブル坂本駅に到着。

これがケーブル坂本駅の駅舎です。

ここからバスで京阪電車の坂本比叡山口に移動し、待っていた京阪電車に乗車。

琵琶湖の眺めを楽しみながら、琵琶湖浜大津に行き、そこで京都市内行の電車に乗り換えて、朝、最初に乗車した地下鉄東西線東山駅で下車。これで比叡山をぐるりと周遊しました。
地上に上がると、何やら、古そうな商店街があります。この古川町商店街を歩いてみましょう。

結果、めぼしいものはありませんでしたが、商店街を抜けると、素敵な川があります。何とこれは白川です。美しい通りを散策します。

白川に沿って歩くと、また、朝歩いた白川沿いの道に戻ります。白川沿いにあるフランス料理の総菜のお店、オ・タン・ペルデュAu Temps Perduでお買い物。ところでお店の名前の意味は《失われた時》。プルーストの名作、失われた時を求めて À la recherche du temps perduを想起します。死ぬまでに読みたい本の一つです。

たくさんの総菜の中から、リヨン風クネル、ロレーヌ風キッシュを選びます。鴨のバロッティーヌも相当気になりました。

本格的なフランス料理が手軽に楽しめますね。もう、15年も前からやっているそうです。気が付きませんでした。これから贔屓にしましょう。
夕食はそのほかに鱧のマリネやトマトの丸ごと煮など、美味しいものが並びました。飲み物はカヴァです。

明日の夕方、京都を離れます。無事に日程を終えそうです。
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