古都セゴヴィア訪問:セゴヴィアから高速バスでマドリッドへ
セゴヴィアからマドリッド行のバスはバスターミナルを出て、大通りのエセキエル・ゴンサレス通りPaseo Ezequiel Gonzálezを走り出します。

バスは、新市街の中を走り、ロータリーで右折して、サン・ラファエル自動車道Carretera San Rafaelに入ろうとします。ロータリーに面して、古風な門が見えます。これはマドリッド門Puerta de Madridです。1703年から市場門La Puerta del Mercadoとして建造が始まったバロック様式の門です。アルフォンソ6世のマドリッド征服の凱旋門として作られたそうです。

ロータリーで右折すると、道路は鉄道線路を越していきます。この鉄道は在来線です。高速鉄道の線路は別のところを通っています。

セゴヴィア駅のプラットホームも見えてきました。セゴヴィアを訪れたのは高速電車だったので、この駅で降りてはいません。セゴヴィア駅を見るのは初めてです。

この鉄道駅の前にバスの停留所があり、客をひろっていきます。マドリッドまで直通のバスですが、この停留所だけは例外的に停まるようです。でも、ちょっと不思議です。ここからは鉄道でもマドリッドに行けるのに、わざわざバスに乗る人もいるんですね。普通電車はマドリッドまで2時間、バスは1時間15分と、バスのほうが早いからでしょうか。料金はほぼ同じです。

ここからバスはサン・ラファエル自動車道をしばらく走り、市街を抜けて、そのまま高速道路AP-61に入っていきます。インターチェンジからは交差して走る高速道路SG20が見えます。高速電車のセオヴィア駅から市内へのバスで見たのはこの高速道路SG20でした。

バスは高速道路を走りますが、まわりは大平原。

高速鉄道とは違いトンネルもなく、周りのスペインらしい風景に配偶者は感激して見入っています。

どこまでも大平原が続く中、高速道路AP-61を走っていきます。どこにも料金所がないので、この高速道路は無料開放されているようです。

道路沿いに牧草地があり、黒い牛が草を食べています。スペインと言えば闘牛ですから、スペインには牛がつきものですね。

高速道路AP-61を15分ほど走り、高速道路AP-6に合流。合流後、すぐに料金所があります。この高速道路AP-6は有料なんですね。

ゲートは日本と同様に機械通過式ゲートと係員のいるゲートに分かれています。バスはそのどちらでもない右側3列ある大型車用ゲートを通過。へーっ、これがスペイン風。

1時間15分でマドリッドのプリンチペ・ピオPríncipe Píoのバスターミナルに到着。このバスターミナルは地下鉄駅プリンチペ・ピオPríncipe Píoに隣接しています。ここで地下鉄に乗り換えて、今日の最終目的地のプラド美術館に向かいます。この地下鉄駅は屋根がガラスに覆われて、明るい光に満ちています。

ここからは10番線の地下鉄に乗ります。

10番線でトリブナル駅Tribunalに向かいます。

トリブナル駅で1番線の地下鉄に乗り換えて、プラド美術館の最寄駅アトーチャAtochaへ向かいます。アトーチャ駅に着いて、ここからは徒歩でプラド美術館へ。いよいよ、美の殿堂でこのスペインの旅の目的であるエル・グレコの名画に対面します。エル・グレコの街トレドに向かう前の前哨戦です。この後は次回で。
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