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ヴァイグレの圧巻のブルックナー、そして、岡田奏の奇跡のモーツァルト 読売日本交響楽団@サントリーホール 2020.12.9

ヴァイグレがこれほどのブルックナーを聴かせてくれるとは・・・。昨年、ヴァイグレの常任指揮者就任記念のコンサートで聴いたブルックナーの交響曲第9番も素晴らしい演奏でしたが、それを上回る会心の演奏でした。ブルックナーを聴くのも久しぶりです。およそ1年前にこのサントリーホールでティーレマンがウィーン・フィルを振った交響曲第8番を聴いて以来です。

ヴァイグレ指揮の読響の演奏は完璧と言っていいでしょう。素晴らしかったのは弱音で美しく奏でられた弦楽合奏のパートです。ブルックナーは金管が奏でる壮大なパートも心震わせるものがありますが、やはり、弦楽の美しいフレーズに魅了されます。第2楽章の美しさは底知れぬものでした。第1楽章と第4楽章の強弱が交錯するめくるめき音楽にも大変、魅了されました。こういう素晴らしい演奏を聴くと、あまり演奏機会のない交響曲第6番も傑作であることことが実感できました。ちなみにsaraiはこの曲は実演では初聴きだと思っていましたが、調べてみると、10年前のインバル&都響で聴いていました。その演奏も相当によかったようですが、演奏精度において、今日の演奏が優ります。本当はコロナがなければ、先月、ジョナサン・ノット指揮の東響でこの曲が聴けた筈でした。ブルックナーの交響曲の第4番から第9番までの中で聴き込み不足だった第6番もこれで頭にしっかりと定着できました。来年の1月はインバル&都響で第3番が演奏されるようなので、次は第3番を定着させましょう。

前半のモーツァルトのピアノ協奏曲第25番ですが、あまり、期待せずに聴きましたが、岡田奏のピアノの素晴らしさに大変、感銘を覚えました。岡田奏って誰?という感じで聴きましたが、モーツァルトのピアノ協奏曲の実演でこれほど美しい響きを聴いたことはありません。ペライア、ピリスや内田光子も真っ青という感じです。実演は聴いていませんが、最愛のピアニスト、クララ・ハスキルに肉薄する素晴らしさ。是非、第21番や第23番も聴いてみたいところです。できれば、全協奏曲すら聴かせてもらいたいものです。本当に日本人ピアニストのレベルは高くなったものです。うーん、今でも彼女の美しいタッチのピアノの響きが耳に残っています。一気にファンになってしまいました。


今日のプログラムは以下です。

  指揮:セバスティアン・ヴァイグレ
  ピアノ:岡田奏(おかだ かな)
  管弦楽:読売日本交響楽団  コンサートマスター:長原幸太

  モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K.503

   《休憩》

  ブルックナー:交響曲第6番 イ長調 WAB.106


最後に予習について、まとめておきます。

1曲目のモーツァルトのピアノ協奏曲第25番は以下のCDを聴きました。

 フリードリヒ・グルダ、クラウディオ・アバド指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1975年5月 ウィーン、ムジークフェラインザール セッション録音
 
グルダの美音で魅了されます。saraiがこのレコードを昔、愛聴していました。


2曲目のブルックナーの交響曲第6番は以下のCDを聴きました。

 オイゲン・ヨッフム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 (ノーヴァク1881年版) 1980年11月2日 アムステルダム、コンセルトヘボウ ライヴ録音
 
ブルックナー交響曲選集(新リマスタリング)の中の1枚です。美しく、壮大なブルックナーです。ヨッフムの至高の芸術です。



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