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聖地ルルド:ロザール大聖堂の美しきモザイク

2019年9月20日金曜日@ルルド~サン・セバスティアン/2回目

聖地ルルドLourdesの聖域を訪れているところです。ルルドは何故、カトリック最大の聖地なのかということをまとめておきましょう。

1858年2月11日、ルルド村の14歳の少女ベルナデット・スビルーが郊外のマッサビエルの洞窟のそばで聖母マリアの姿を目撃しました。当初、ベルナデットは自分が見た若い婦人の姿を聖母と思っていたわけではなく、ただ、「あれ」(アケロ)と呼びました。しかし、その噂が広まるとともにその姿かたちから聖母ではないかと囁かれるようになりました。その後もベルナデットは「あれ」を目撃し、「あれ」がここに聖堂を建てるように命じたと伝えます。土地の神父はこのことを怪しんで、ベルナデットに「あれ」に名前を訊くように命じました。ベルナデットが「あれ」に名前を訊くと、自分は「無原罪の御宿り」であると答えました。これを聞いたペイラマール神父はただちに聖母が出現したことを信じるようになりました。何故なら、教育のない少女、ベルナデットが「無原罪の御宿り」などという言葉を知るわけがないからでした。そもそも、聖母が「無原罪の御宿り」であるというカトリックの教義は4年前に公認されたばかりでした。
以降、ベルナデットは計18回も聖母マリアの出現を目撃しました。聖母はまた、マッサビエルの洞窟から泉が湧き出るようにして、そのルルドの泉を飲めば、治癒不可能な病も治癒できるようになる奇跡を起こしました。
以来、ルルドのマッサビエルの洞窟の上に大きな聖堂が建設され、多くの巡礼者がルルドの奇跡を体験するために訪れるようになりました。
この奇跡、聖母の出現のことをルルドの聖母Notre Dame de Lourdes、奇跡の泉のことをルルドの泉Sanctuaires Notre-Dame de Lourdesと呼んでいます。
ベルナデットは1933年に聖女に列せられて、聖ベルナデットと呼ばれています。

さて、saraiの聖域巡礼に戻りましょう。ルルドの聖堂に近づいていきます。

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ルルドの聖堂は2層構造になっていて、下の聖堂はロザール大聖堂Basilique de Notre-Dame du Rosaire、上の聖堂は無原罪のお宿り聖堂Basilique de l'Immaculée-Conception de Lourdes。いずれもゴシック様式の厳かな教会です。
まず、ロザール大聖堂の中に入ります。ビザンチン様式の美しい聖堂です。

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聖母の描かれた大きなモザイクが見えています。

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ドームの天井の美しいこと!

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15もの付属礼拝堂が並ぶ様は厳かとしか、言えません。信者の邪魔にならないように慎重に行動します。幸い、教会内でのミサは行われていなかったので、すべて見ることができます。中央にはキリスト昇天のモザイクが見えています。

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ドーム内にアーチ状の柱が連なる様も見事です。

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何と静謐で美しい空間なのでしょう。配偶者と言葉を交わすこともためらわれます。

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パイプオルガンです。1897年に造られました。

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素晴らしいモザイクが並んでいます。 19 世紀のベネチア様式のモザイクはジアンドメニコ ファッチーナが長い年月をかけてデザインした作品です。

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ただただ、信者でないsaraiも敬虔な気持ちでこの厳粛な空間に立ちすくんでしまいます。

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仄暗い聖堂内でモザイクだけが明るく輝いています。

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ルルドの聖母の像ですね。「白い服、青い帯、ロザリオ」という服装がルルドの聖母です。

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聖堂を出て、階上に上がり、聖域の大きな広場を眺めます。昨夜はここがロウソク行列の大群衆でぎっしりと埋まっていました。

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正面から眺めます。広場の手前は赤い布で十字架の形に仕切られています。ミサを行うようですね。広大な広場全体が見渡せます。右奥には岩山の上に城塞Château Fortも見えています。

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聖域の概観を地図で確認しておきましょう。

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次は無原罪のお宿り聖堂を見学しましょう。



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