サン・セバスティアン散策:ビスケー湾(大西洋)に注ぎ込むウルメア川は太公望たちの釣り場
美食の町、スペイン・バスク地方のサン・セバスティアンSan Sebastián(バスク語: Donostia〔ドノスティア〕)で散策しているところです。
最初の目的地、ラ・コンチャ海岸Kontxa Hondartzaのビーチの眺めを楽しんだ後、ブレバル通りBoulevardを歩いて、旧市街の反対の方、東側に向かいます。
通りを歩いていると、宝くじ売り場のようなボックスが目に入ります。どうやら、これはスペイン国立盲人協会(ONCE)が主催しているONCEくじのようです。スペインの全盲および弱視の人々7万人以上を支援するためにくじを販売して、資金を調達しています。日本の宝くじよりも高邁な目的を持った活動ですね。

ブレバル通りの緑多い並木道をぶらぶらと歩いていきます。

通り沿いにツーリストインフォメーションが目に入ります。ちょっと立ち寄ってみます。

何か、町の情報がないかと思って、スタッフに訊いてみると、何と日本語の案内パンフレットを渡してくれます。50ページほどの小冊子でサン・セバスティアンの情報が満載されています。もっとも有料でした。たった1ユーロですけどね。

ついでにこの美食の町で食べたかったガスパッチョはどこのお店で食べられるか、訊いてみると、スタッフのかたの説明ではスペインのもっと南のほうの料理でサン・セバスティアンではおそらく食べられないとのこと。残念です。
ツーリストインフォメーションを出て、また、ブレバル通りを東のほうに歩いていきます。通り沿いには、美しい建物が建ち並びます。これはベル・エポック時代の建物でしょうか。

ブレバル通りのはずれには、ビクトリア・エウヘニア劇場Victoria Eugenia Antzokiaの優美な建物が現れます。2012年に創立100周年を迎えた由緒ある劇場です。今見ているのは劇場の側面です。ファサードはこの先の東側にあります。

やがて、ウルメア川Urumeaにぶつかります。川岸には釣り糸を垂れる人たちが並んでいます。土曜日の休みにゆったりとした時間を過ごす太公望たちです。ウルメア川の河口も見えています。川は大西洋のビスケー湾に注ぎ込んでいます。

ウルメア川にはスリオラ橋Zurriola Zubiaが架かっています。

橋に近づいてみましょう。アール・デコ様式の街路灯が見事です。

橋の袂には、先ほどのビクトリア・エウヘニア劇場のファサードが見えています。劇場の向こうには五つ星ホテルのマリア クリスティーナ ホテルMaria Cristina hotelaが見えます。

スリオラ橋の上からは、ウルメア川の河口の先に雄大な海、大西洋のビスケー湾Golfo de Vizcayaが広がっています。いつもは波が激しく砕け散るそうですが、今日は静かですね。朝なぎでしょうか。

ここまでの散策ルートを地図で確認しておきましょう。

そろそろ、散策をやめて、朝ごはんでもいただきましょう。
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