ボルドーのワイナリーツアー:サンテミリオンのワイナリーへ
旅の19日目、ワインの町、ボルドーBordeauxの2日目です。
朝起きると、外はザーザーという雨の音です。遂に降ってきましたね。今日は、ワイナリーツアーなので、降っても被害は最小ですが、やはり晴れた方がよいに決まっています。
今日はワイナリーツアーに参加するのでわがままに朝寝坊はできません。しっかり起きて、荷物をホテルのレセプションに預け、チェックアウトし、身軽になって、傘をさしてワイナリーツアーの集合場所、カンコンス広場Quinconcesに向かいます。歩いて10分ほどで到着。風まじりの強い雨が降っています。足元は水溜まりで、なんだか悲しいです。この旅で傘をさすのは初めてです。せっかく、美しいワイン畑巡りなのに残念です。広大なカンコンス広場で集合場所を見極めて歩いていくと、今日のガイド兼ドライバーの日本人女性が駆け寄ってきます。華奢で控えめ、それでいてしっかりした女性。ボルドーに暮らして20年だそうです。今日1日、お世話になります。集合場所では、既に日本人女性2人組が待っています。もう一組は2歳の男児を連れた若いご夫婦とのことで、ワンボックスカーに乗り込んで彼らの待つホテルまで迎えに行きます。これで全員揃いました。出発です。しっかり降る雨に、気勢があがりません。女性二人は、40代のキャリアウーマン。女性の生き方は難しいとの話題で話し込みます。ま、配偶者が一方的におしゃべりしていた感じですけどね。
強い雨に打たれながら、8人の乗ったワンボックスカーは最初のワイナリー見学のサンテミリオンSaint Emilionに向かってひた走ります。意外にも高速道路を走行します。ガロンヌ川Garonne、ドルドーニュ川Dordogneを渡って、右岸にはいり、ポムロールPomerol地区をかすって、サンテミリオン地区に入ります。周りには、ワイン畑が広がります。

ここで、ボルドー地方の主なワイン生産地を地図で確認しておきましょう。ガロンヌ川とドルドーニュ川、そして、これらが合流したジロンド川の流域でワインが生産されています。高級ワインの生産地はメドック、グラーヴ、サンテミリオン、ポムロール、ソーテルヌが挙げられます。

今日の1日ワイナリーツアーでは、サンテミリオンとメドックの中のマルゴー地区の2つのワイナリーを訪問して、醸造所の見学とテイスティングを体験します。5大シャトー(シャトー・マルゴーなど)でも外からの写真撮影を予定しています。
ちなみにボルドーのワインはフルボディの赤ワインが特徴で、カベルネ・ソーヴィニョンを主にメルロー種などをブレンドしたメドック地区の有名シャトーのワインが世界をリードしているとのこと。イギリスの貴族階級の愛されたクラレットはボルドー産のワインのことだったそうです。
ワイン畑の向こうにはシャトーと思われる建物が点在しています。

右手に大きなシャトーが見えています。

強い雨に打たれながら、車はワイン畑の中を走っていきます。

右手には、素敵なシャトーの門があります。シャトー・フラン・メイヌChâteau Franc Mayneです。行く手には、シャトー・オンブ・トゥール・プーレChâteau Ambe Tour Pourretの建物が見えています。

どこまでもワイン畑が続いています。

右手には有名シャトーが並んでいるようです。

やがて、前方にサンテミリオンの村の中心地が見えてきます。モノリス教会Monolithic Church of Saint-Emilionの尖塔の先端が頭を出しています。

強い雨が降り続いています。

だんだん、サンテミリオンの村の中心地に近づきます。

やがて、村の入り口の前のグランデ壁Les Grandes Muraillesを通過します。近すぎて、部分的な写真になってしまいました。昔のサンテミリオンの入口の城壁の廃墟です。

ここからサンテミリオンの村の中心地を通り過ぎて、目的のワイナリーに向かいます。
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