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ジョナサン・ノット&東響の感動のマーラー1番@ミューザ川崎シンフォニーホール 2021.5.27

先週に引き続き、リアルのジョナサン・ノットの指揮を聴きました。もう、それだけで十分。大変、満足しました。やはり、ジョナサン・ノットの振る東響は最高です。今日もジョナサン・ノットのコアなファンが集結し、終演後の盛り上がりは感動的でした。

まず、最初はベルクの室内協奏曲。演奏が素晴らしかったのは分かりますが、saraiの聴き込み不足で曲の内容は掴み損ねました。もっと、しっかりと予習を積むべきでした。反省・・・ 児玉麻里のピアノはかっこよかったです。

後半はマーラーの交響曲 第1番「巨人」。出だしはあまりアンサンブルも整っていなくて、先週の交響曲第4番ほどの素晴らしさは感じられません。saraiの集中力も欠如し、第2楽章まではもうひとつの印象です。第3楽章の葬送の行進は弱音を見事に使い、一気に演奏の質が上がります。そして、すべては第4楽章に収斂します。強烈に燃え上がる開始から、ぐっと心が惹き付けられます。そして、嵐のような音楽から、一転して、静謐で美しい音楽が弦パートを中心として奏でられると、心が揺さぶられる思いです。saraiの集中力も一気に上がります。再び、金管が主導して、嵐のような激しい音楽に変わると、強い感動に襲われます。音楽も頂点を極めます。さらに勝利を奏でる金管の怒涛の高揚が続き、東響のアンサンブル力も高みに達します。いったん、音楽は静まり、第1楽章の序奏部が回帰しますが、東響のアンサンブルは見違えるように素晴らしくなっています。あるいはそう感じるような展開になったのかもしれません。再び、嵐のような音楽が高まった後、ヴィオラが素晴らしいフレーズを奏でます。ここからがこの日の聴きどころでした。再現部で盛り上がった後、圧巻のコーダに突入します。ベルアップした木管の演奏を皮切りに最後はホルン奏者たちが起立して、物凄く高潮した音楽がホールに響きわたります。ジョナサン・ノットも渾身の力でオーケストラを鼓舞し、そして、我々、聴衆も鼓舞されます。これで感動しなければ、マーラーの音楽を聴く意味はないでしょう。圧倒的なコーダでした。満場、興奮のるつぼと化します。ブラボー禁止の中、皆が手を高く上げて拍手する様は感動的です。ジョナサン・ノットを中心に東響のメンバーもすべての聴衆も心を一つに結ばれました。感動のマーラーでした。

終演後の拍手は長く続き、それ自体が感動的なイベントになりました。ジョナサン・ノットが持ち出してきた“I'm home”の帯にみなが納得。しばらくの別れになりますが、次の機会を待ちましょう。この場所こそがジョナサン・ノットの居場所です。


今日のプログラムは以下です。

  指揮:ジョナサン・ノット
  ピアノ:児玉麻里
  ヴァイオリン:グレブ・ニキティン(東京交響楽団コンサートマスター)
  管弦楽:東京交響楽団 コンサートマスター:水谷晃

  ベルク:室内協奏曲-ピアノ、ヴァイオリンと13管楽器のための

  《休憩》

  マーラー:交響曲 第1番 ニ長調 「巨人」


最後に予習について、まとめておきます。

1曲目のベルクの室内協奏曲は以下のCDを聴きました。

  内田光子、クリスティアン・テツラフ、ピエール・ブーレーズ指揮アンサンブル・アンテルコンタンポラン 2008年3月19-21日、パリ、IRCAM セッション録音

ほかと比較していませんが、この豪華メンバーで悪かろう筈がありません。


2曲目のマーラーの交響曲 第1番「巨人」は以下のCDを聴きました。

 ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団 1961年 セッション録音
 
久しぶりに聴いてみましたが、さすがに古い感じが否めません。最近のロトとかの演奏を聴いたほうがよかったかもしれません。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

       ジョナサン・ノット,

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