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シューマンの深い味わい 横坂 源 チェロ・リサイタル@上大岡 ひまわりの郷 2021.10.3

今回も海外からの演奏家の来日が叶わず、日本人によるコンサートになりました。

今日のチェロの横坂 源は以前、ルートヴィヒ・チェンバー・プレイヤーズのメンバーとしての演奏を一度、聴いたことがあります。ルートヴィヒ・チェンバー・プレイヤーズは弦楽器奏者4人、管楽器奏者3人のグループで超絶的な演奏能力の高さに舌を巻きました。彼の独奏チェロを聴くのは初めてです。また、ピアノの加藤洋之は室内楽の演奏で一度だけ、聴いたことがあります。

最初のシューマンの《アダージョとアレグロ》は深い味わいのチェロの響きで魅了されました。特にアダージョの部分でのシューマンのロマンの世界が素晴らしく表現されていました。短い曲ですが、シューマンの魅力たっぷりの素晴らしい演奏に満足。

次はブラームスのチェロ・ソナタ 第1番。渋い作品ですが、これも深い味わいの演奏です。特に第3楽章の暗い情念の燃えさかるような演奏に魅了されました。

休憩後、また、シューマンです。幻想小曲集です。これも素晴らしいシューマン。しっかりしたシューマンの演奏を聴くと、シューマンの大ファンのsaraiは嬉しくなります。幻想小曲集の3曲ともシューマンの世界に身を委ねるような雰囲気の香り高い演奏に深く聴き入りました。

最後はメンデルスゾーンのチェロ・ソナタ 第2番。滅多に聴かない珍しい曲です。メンデルスゾーンらしい爽やかさに満ちた演奏を気持ちよく聴きました。第1楽章の何度も登場する主題の美しい旋律に魅了されました。

アンコールもシューマン。今日はシューマンを聴いて、存分に楽しめるコンサートになりました。


今日のプログラムは以下です。

  チェロ:横坂 源
  ピアノ:加藤洋之

  シューマン: アダージョとアレグロ Op.70
  ブラームス: チェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 Op.38

   《休憩》

  シューマン: 幻想小曲集 Op.73
  メンデルスゾーン: チェロ・ソナタ 第2番 ニ長調 Op.58
 
   《アンコール》
     シューマン:12のピアノ小品 Op.85 より 第12番 夕べの歌(チェロとピアノ編)

最後に予習について、まとめておきます。

1曲目のシューマンの《アダージョとアレグロ》は以下のCDを聴きました。

 ピエール・フルニエ、ラマー・クローソン 1969年1月8-10日 科学アカデミー・プレナー・ザール、レジデンツ、ミュンヘン セッション録音
 
フルニエの柔らかい響きのチェロがシューマンのロマンに似合います。


2曲目のブラームスのチェロ・ソナタ 第1番は以下のCDを聴きました。

 ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、スヴャストラフ・リヒテル 1964年6月20日、イギリス、サフォーク州、オールドバラ ライヴ録音
 
2人の巨人による演奏。流石ですが、やはり、リヒテルのピアノが凄いです。


3曲目のシューマンの幻想小曲集は以下のCDを聴きました。

 ピエール・フルニエ、ジャン・フォンダ 1967年9月25-28日 ベルリン、ウーファ・スタジオ セッション録音

これまた素晴らしいフルニエのシューマンです。


4曲目のメンデルスゾーンのチェロ・ソナタ 第2番は以下のCDを聴きました。

 ポール・ワトキンス、ヒュー・ワトキンス 2011年5月10-12日 ポットン・ホール、サフォーク州、英国 セッション録音

安定した爽やかな演奏です。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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