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ウィーン・リング・アンサンブル@横須賀芸術劇場 2012.1.3

今年も最初のコンサートはウィーン・リング・アンサンブルのニューイヤーコンサートです。このところ我が家恒例になっています。ただ、今年は都合でサントリーホールではなく、近くの横須賀芸術劇場で聴くことになりました。ホールも近いことだし、夫婦揃って和服を着て新春気分を出しました。

ウィーン・リング・アンサンブルはたった9人のメンバーで、全員ウィーン・フィルもしくは元ウィーン・フィルのメンバーです。昨年とはコントラバスのブラデラーとクラリネットのノイバウアーが交代しています。

【メンバー】
  ライナー・キュッヒル (ヴァイオリン)
  エクハルト・ザイフェルト (ヴァイオリン)
  ハインリヒ・コル (ヴィオラ)
  ゲアハルト・イーベラー (チェロ)
  ミヒャエル・ブラデラー (コントラバス)
  ウォルフガング・シュルツ (フルート)
  ペーター・シュミードル (クラリネット)
  シュテファン・ノイバウアー (クラリネット)
  ギュンター・ヘーグナー (ホルン)

今年の演奏プログラムは以下です。

【プログラム】
  オッフェンバック:オペレッタ「天国と地獄」序曲
  ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「水彩画」
  ドビュッシー:ファンタジー(「月の光」「ケークウォーク」のテーマによる)
  J.シュトラウスII:ワルツ「ウィーン気質」
  J.シュトラウスⅠ:狂乱のギャロップ
   《休憩》
  ニコライ:オペラ「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲
  レハール:ワルツ「金と銀」
  J.シュトラウスII:常動曲
  ランナー:ワルツ「最初の願い」 -弦楽器のみ-
  レハール:オペレッタ「メリー・ウィドウ」から“唇は黙していても”
  J.シュトラウスII:オペレッタ「騎士パスマン」から“チャルダーシュ”
   《アンコール》
  J.シュトラウスII:ポルカ「狩り」
  J.シュトラウスII:ワルツ「美しく青きドナウ」
  J.シュトラウスⅠ:ラデツキー行進曲

昨年同様、第1ヴァイオリンのキュッヒルの強い主導による音楽作りで、すべて軽めの曲ながら、ウィーンの香り高い演奏でした。日本にいながらウィーンに行った気分になれる楽しいコンサートです。

プログラム前半はオッフェンバックの曲からスタートという変則的なもので、終盤の有名な旋律(フレンチ・カンカン)が楽しめます。ドビュッシーは何か違和感のある演奏です。あまり、このアンサンブルには合わないような気がします。それもお馴染みの「ウィーン気質」を聴いて払拭。元気のいい「狂乱のギャロップ」で前半終了。前半は少し食い足りない感じでした。さすがに多分ウィーンから来たばかりで体力的にも大変なんでしょう。

休憩後の後半のほうがむしろ前半よりものりがよかった印象です。「金と銀」は昨年はアンコールで演奏されましたが、今回は本編入り。子供のときから口ずさんでいるメロディーが美しく奏でられました。「メリー・ウィドウ」もお馴染みのワルツです。メロディーメーカーのレハールの面目躍如ですが、ちょっと演奏が立派過ぎる印象です。贅沢な感想なんですけどね。最後は“チャルダーシュ”で気持ちよくフィニッシュ。

アンコールはポルカ「狩り」に引き続き、お決まりの「美しく青きドナウ」とラデツキー行進曲でしめです。これは一昨年のアンコールとまったく同じ。定番です。「雷鳴と電光」も聴きたかったところですが、こんなものでしょう。「美しく青きドナウ」は何度聴いても別格の名曲ですね。ラデツキー行進曲は聴衆のみなさんの手拍子も堂に入ったものです。

今年はこれが実質的にコンサート・オペラ・リサイタルの幕開けです。
今年も音楽に感動する1年になるでしょう。よろしくお付き合いくださいね。

次回のリサイタルは楽しみにしていた上原彩子のピアノ・リサイタルです。



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この記事へのコメント

1, ハルくんさん 2012/01/07 17:27
こちらこそ大変遅くなりました。新年おめでとうございます。

ウィーン・リング・アンサンブルいいですね。少人数だとフルオーケストラでは出せない素朴な味わいが有るので好きです。まるでウイーンのカフェで聴いているような感じですよね。

それにしてもザンデルリンクのブラームスは良いですよね。
この人以上にブラームスの演奏で感銘を受ける指揮者というのは後にも先にもまず居ないと思います。

本年も変わらぬお付き合いのほどを、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2, saraiさん 2012/01/07 20:12
ハルくんさん、こちらにコメントいただき、ありがとうございます。

ウィーン・リング・アンサンブルは名人揃いですから、楽しいです。少し、年齢層が高くなってしまいましたが・・・。そのうちに全員、元ウィーン・フィルっていうことになるんでしょうね。
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

       キュッヒル,

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