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飯守泰次郎、渾身のシューマン、交響曲第4番にいたく感銘!! 東京シティ・フィル@東京オペラシティコンサートホール 2022.6.11

飯守泰次郎&東京シティ・フィルのシューマン、大いに期待して聴きました。後半の交響曲第4番、出色の演奏に深く感銘を受けました。
冒頭の序奏から、ぞくぞくする雰囲気が漂います。そして、主部が美しく奏で上げられます。見事な演奏です。シティフィルのアンサンブルも素晴らしく揃っています。シューマンの美しい抒情が心に迫ってきます。瑞々しいロマンが立ち上ります。そして、この世界はシューベルトを継承するものだという感慨でいっぱいになります。弦、木管、金管が見事に重なり合って、美しい響きでホールが満たされます。そのまま、第2楽章に入っていきます。ロマン漂う世界が横溢します。その抒情に魅了されます。トリオの独奏ヴァイオリンのパートも素晴らしい表現です。そして、第3楽章は勇壮とも思えるスケルツォです。弦のアンサンブルの響きは圧倒的です。トリオはまた、抒情あふれるロマンの世界。2度目のトリオの後、第4楽章への経過部に入ります。終楽章への期待をそそるような魅惑に満ちています。そして、第4楽章は序奏に続いて、勢いに満ちた主部が始まります。音楽はどんどん高潮して、圧倒的なコーダに突入。素晴らしいシューマンでした。

前半の交響曲第3番「ライン」も満足できる演奏ではありましたが、若干、アンサンブルが揃っていないところも散見されて、集中できませんでした。今日は何と言っても、後半の第4番が素晴らし過ぎました。コンサートが終わり、至極満足のsaraiは上機嫌。よい音楽に出会えるのはよいものです。高齢の飯守泰次郎、これからも素晴らしい音楽を期待しています。


今日のプログラムは以下です。

  指揮:飯守泰次郎(桂冠名誉指揮者)
  管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団  コンサートマスター:戸澤哲夫

  シューマン:交響曲第3番 変ホ長調 Op.97 「ライン」

  《休憩》

  シューマン:交響曲第4番 ニ短調 Op.120


最後に予習について、まとめておきます。

1曲目のシューマンの交響曲第3番「ライン」を予習したCDは以下です。

  ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団 1960年10月21日、セヴェランス・ホール、クリーヴランド セッション録音

これは文句なしに素晴らしい演奏です。


2曲目のシューマンの交響曲第4番を予習したCDは以下です。

  ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団 1960年3月12日/22日、セヴェランス・ホール、クリーヴランド セッション録音
  ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル 1953年5月14日、イエス・キリスト教会、ベルリン セッション録音
  ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ルツェルン祝祭管弦楽団 1953年8月26日、クンストハウス、ルツェルン ライヴ録音

ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団は無論、いい演奏なのですが、ちょっと個性的で違和感もあります。で、やはり、本命のフルトヴェングラーを聴きました。ベルリン・フィル盤もルツェルン祝祭管弦楽団も最晩年の演奏で素晴らし過ぎる演奏です。どちらも素晴らしいとは言え、やはり、ベルリン・フィルの切れ込み鋭い演奏は一枚上に感じます。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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aokazuyaさん

コメントありがとうございます。デジタルコンサートホールは当面、これきりですが、毎週末、聴かれているんですね。ファゴットのシュテファン・シュヴァイゲ

03/03 23:32 sarai

DCHは私も毎週末、楽しみに聞いています。
・スーパースターには、ファゴットのシュテファン・シュヴァイゲルトの名も挙げたいところです。
・清水直子さん後半のみ登場、D

03/01 19:22 aokazuya

金婚式、おめでとうございます!!!
大学入学直後からの長いお付き合い、素晴らしい伴侶に巡り逢われて、幸せな人生ですね!
京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai
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