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saraiの音楽総決算:ピアノ・室内楽編

いよいよ、今年も押し迫りました。今年もsarai恒例の音楽総決算です。

今年は3月の大震災・原発事故もあり、直後のコンサートはほとんどキャンセルという悲しい現実もありました。被害者のかたのご苦労に比べられはしませんが、楽しみにしていたコンサートも流れて音楽ファンとして残念な思いでした。
そういう1年ではありましたが、今回から3回のシリーズで今年生で聴いた音楽会のベストを選んで、今年の音楽の総決算としたいと思います。
今回はピアノ・リサイタルと室内楽編です。
ちなみに昨年の結果はここです。

今年は以下をベスト10に選びました。

1位 マレイ・ペライア・ピアノ・リサイタル@サントリーホール 11.5
2位 エレーヌ・グリモー・ピアノ・リサイタル@神奈川県立音楽堂 1.15
3位 内田光子ピアノ・リサイタル@サントリーホール 11.7
4位 エベーヌ弦楽四重奏団@上大岡・ひまわりの郷 11.6
5位 庄司紗矢香ヴァイオリン・リサイタルinラ・フォル・ジュル・オ・ジャポン@東京国際フォーラム 5.5
6位 森麻季+仲道郁代@横浜みなとみらいホール 3.19
7位 ユリアンナ・アヴデーエワ・ピアノ・リサイタル@東京オペラシティ 11.5
8位 レジス・パスキエ・ヴァイオリン・リサイタル@上大岡ひまわりの郷 12.4
9位 レイフ・オヴェ・アンスネス・ピアノ・リサイタル@東京オペラシティ 9.22
10位 伊藤恵ピアノ・リサイタル@紀尾井ホール 4.29

マレイ・ペライア・ピアノ・リサイタルは文句なしに生涯で最高のピアノ・リサイタル。断然、ぶっちぎりのトップです。すべての演奏が素晴しかったのですが、ブラームスの美しさは格別でした。来年は追っかけではありませんが、ベルリンまでベルリン・フィルと共演するコンサートを聴きに出かける予定です。

エレーヌ・グリモー・ピアノ・リサイタルは彼女の魅力にとらわれてしまったリサイタルです。ベルクとリストが素晴しかったです。それに何といってもサイン会で言葉を交わし、握手してもらったことが忘れられません。あっ、音楽とは関係ないですね。でも彼女の笑顔は素敵だった・・・。

内田光子ピアノ・リサイタルは実に精神性の高いシューベルトを聴かせてもらったリサイタルでした。長大なソナタ3曲もまとめて聴ける機会はそんなにないし、すべてがパーフェクトというのも驚異的です。今、彼女のシューベルト作品集のCDを聴いているところです。やはり、シューベルトのピアノ曲は最高です。そう言えば、ペライアのリサイタルのアンコールの最後もシューベルトの即興曲でしたが、とても美しい演奏でした。

エベーヌ弦楽四重奏団はフランスの音楽団体ですが、極上のドイツ・オーストリア音楽を聴かせてもらいました。まだ若手ですが、注目すべき演奏団体です。

庄司紗矢香ヴァイオリン・リサイタルはオール・ブラームスのミニコンサートでした。最近の庄司紗矢香の変化、成長といっていいと思いますが、それがはっきりと見えてきたリサイタルで、とても満足できたものでした。大震災の影響で海外の演奏家のコンサートキャンセルが相次ぐなかで、急遽企画されたコンサートでした。お蔭でこういうものが聴けてよかったです。

森麻季+仲道郁代のデュオリサイタルは大震災後の1週間後に開催された希有なリサイタルでした。saraiが震災後1ヶ月間にチケットを購入していたコンサート9つのうち、唯一開催された貴重なコンサートだったんです。当日、曲目変更で歌われたフォーレのレクィエムは森麻季の素晴しい歌唱で心にしみ入るものでした。

ユリアンナ・アヴデーエワ・ピアノ・リサイタルは前から一度、聴きたかったアヴデーエワのピアノを聴くために、ペライアのリサイタルを聴く前に無理して行ったリサイタルでした。同じ日にピアノ・リサイタルを2回も聴くのは初めてでした。そうした甲斐もあり、よく考え抜かれた構成のプログラムで彼女のピアノ音楽のカタログのような多彩な響きが聴けました。今後も彼女のリサイタルは聴き逃せません。

レジス・パスキエ・ヴァイオリン・リサイタルはある意味、特殊なリサイタルでした。前半はがっかりし、後半はとても集中して聴いたというアンバランスなものでした。後半のバルトークのソナタ第1番は出色の出来で、久々に素晴しいバルトークを聴きました。

レイフ・オヴェ・アンスネス・ピアノ・リサイタルは北欧の暗い響きのピアノで印象的なリサイタルでした。変な話ですが、アンコールの最後で弾かれたグリークの抒情小曲集の素晴しさっていったらありません。

伊藤恵ピアノ・リサイタルはハイドンとシューベルトのピアノ曲をじっくりと聴かせてくれた中身の濃いリサイタルでした。このリサイタルを聴いて、ハイドンのピアノ・ソナタ全曲を聴いてみる気になりました。これから、CDを聴くところです。

次回はオペラ・オペレッタ編です。



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ジャンル : 音楽

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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

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通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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