尾瀬散策:川上川橋を過ぎて休息・・・歩荷さんに遭遇
尾瀬、2日目です。
朝8時頃に鳩待峠を出発し、ヨセ沢を過ぎて、川上川沿いを歩き、そして、テンマ沢、テンマ沢湿原を過ぎます。山ノ鼻を目指して歩きます。
あたりはダケカンバの林が続きます。

だんだん、天気が回復し、遂に青空も見えてきます。

さあ、青空の下、元気を出して、山ノ鼻を目指しましょう。

また、川上川沿いの道になります。

木道の脇にはまた、お馴染みになったマルバダケブキです。そして、周りは美しいダケカンバの林です。

これはシシウドかな。

これはシラネセンキュウ。ヤマゼリにも似ています。木道の間から顔を覗かせています。

ソバナも木道の間から顔を覗かせています。

これはキオンかな。ハンゴンソウにも似ています。葉が裂けているかどうかで区別するそうです。よく見ると葉が裂けているので、どうやらハンゴンソウのようです。

やがて、木道が川上川を渡ります。(山の)川上川橋です。

また、ソバナが見えています。

橋を渡ります。川上川には石が堆積していますね。水量はそう多くないようです。

下流に向かっては清流が流れていきます。瀬音も心地よい響きを立てています。

橋の袂にはソバナが可憐な花を咲かせています。

川を渡ってすぐのところに休憩所があります。ここまで休まずに歩いてきたので、ちょっと休息しましょう。

ここで休んでいると、とても大きな荷物を背負って、橋を渡ってくる人がいます。歩荷(ぼっか)の方ですね。

彼はこちらにゆったりと進んできて、何と休憩所の傍らに腰を下ろします。慎重に背負子が床に安定するように座ります。すぐそばに興味深い歩荷の方がいるので、つい、声を掛けてみます。
背中に背負っている荷物は60キロほどだそうです。彼は謙遜して、まだ経験が浅いのでそんなに重い荷物は背負っていないと言いますが、60キロは十分に重いですね。尾瀬には多くの歩荷さんがいて、ベテランの強者は100キロ以上も背負うそうです。中には140キロも背負って、至仏山に登る人もいるとのこと。尾瀬ヶ原は車が絶対に入れないので、彼らが荷物を運搬することで山小屋の食料や飲料が賄われているようです。彼らの労苦を考えると、飲み物やごはんが少々高いのは当たり前に思えます。
やがて、歩荷の方は小休止を終えて、また、背負子を担いで、歩き去ります。歩き始めると、両手を体の前で組んで、独特の姿勢をとります。彼が体を痛めないことを祈ります。
フルシーズンで歩荷さんが活動しているのは尾瀬ヶ原だけだそうです。尾瀬ヶ原を歩けば、歩荷さんの姿を見ることができます。
そうこうするうちに我々も十分に休息を取ることができました。さあ、山ノ鼻に向けて出発しましょう。
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