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久し振りに聴くカンブルランと読売日本交響楽団の素晴らしい響きに感銘@サントリーホール 2022.10.25

久々にカンブルランが振る読響の演奏を聴きましたが、何とも相性がぴったりです。読響の独特の明るい音響はカンブルランの音楽にぴったりです。もしかすると、こういう読響の明るい響きを作り出したのは9年間の長きに渡って常任指揮者を務めたカンブルランだったのでしょうか。それ以前の読響を聴いていないので、saraiには分かりません。それにしてもカンブルランが読響の指揮台に戻ってきたのはsaraiの記憶によると、2019年3月のグレの歌を振って以来です。あれはとても素晴らしい演奏でした。

今日はドビュッシーを中心としたプログラム。遊戯もイベリアも読響の明るいパレットのような響きにカンブルランが色彩をちりばめた演奏に魅了されました。こういうフランスものをカンブルランと読響が演奏すると無敵ですね。今日はこれだけでも十分に満足できるコンサートでした。

今月7日に亡くなった一柳慧の世界初演となる遺作、ヴァイオリンと三味線のための二重協奏曲は、意外にも一柳慧にしては難解な作品ではなく、美しい響きの作品でした。89歳にして、到達した境地だったんでしょうか。成田達輝のヴァイオリンの響きも美しく、読響の弦楽アンサンブルも最高に美しいものでした。

最後に演奏したヴァレーズのアルカナは強烈な先鋭な響きはほどほどで、むしろ、マイルドにも思える美しい音響が冴え渡ります。カンブルランと読響が演奏すると、ヴァレーズもこうなるのですね。以前、ノットと東響で聴いたときは、まさに先鋭な音響に度肝を抜かれましたが、今日の演奏はヴァレーズももう古典なのかと感じるものでした。それにしても読響のアンサンブル、明るい響きは素晴らしい。

今日のカンブルラン指揮の読響を聴いていると、サントリー定期以外のコンサートにも足を運べばよかったと悔やまれました。また、来年も来てほしいものです。


今日のプログラムは以下です。

  指揮:シルヴァン・カンブルラン
  ヴァイオリン:成田達輝
  三味線:本條秀慈郎
  管弦楽:読売日本交響楽団  コンサートマスター:長原幸太

  ドビュッシー:遊戯
  一柳慧:ヴァイオリンと三味線のための二重協奏曲(世界初演)
   《アンコール》一柳慧:Farewell to the Summer Light(ヴァイオリン・三味線・アンコール)

   《休憩》

  ドビュッシー:イベリア(管弦楽のための「映像」から)
  ヴァレーズ:アルカナ


最後に予習について、まとめておきます。

1曲目のドビュッシーの遊戯は以下のCDを聴きました。

 ジャン・マルティノン指揮フランス国立放送局管弦楽団 1973年 パリ、サル・ワグラム セッション録音
 
ドビュッシーらしい香り高い演奏。


2曲目の一柳慧のヴァイオリンと三味線のための二重協奏曲はまだ音源なし。


3曲目のドビュッシーのイベリアは以下のCDを聴きました。

 ジャン・マルティノン指揮フランス国立放送局管弦楽団 1973年 パリ、サル・ワグラム セッション録音
 
これもドビュッシーらしい香り高く、溌剌とした演奏。


4曲目のヴァレーズのアルカナは以下のCDを聴きました。

 ロバート・クラフト指揮コロンビア交響楽団 1963年12月 セッション録音
 
ロバート・クラフトの貴重な録音。



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