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ヒラリー・ハーンと4年半ぶりの邂逅、そして、最後はバッハの無伴奏@東京オペラシティ コンサートホール 2018.12.3

ヒラリー・ハーンのベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタを聴くのが初めてとは思ってませんでしたが、調べるとそうなんですね。心して聴きましょう。

前半は超有名な「クロイツェル」。そっと優しく慰撫するような演奏で始まります。意外ですが、考えてみれば、ヒラリーならば、こういうクールでモダンな演奏が昔からの演奏スタイルです。4年半ぶりにヒラリーの演奏を聴くので、戸惑ってしまいます。ピアノのヘフリガーはガッツのある演奏なので、どこか、《美女と野獣》を連想するような演奏です(笑い)。そうそう、今日のヒラリーはステージに登場するときにドキッとするような素晴らしいドレスを着ています。黒の布地に金の派手な模様。彼女の金髪、そして、白い肌にすごくマッチしています。そして、何故か、暗譜でなく、楽譜(タブレット)を見ながらの演奏で眼鏡を着用。彼女も40代半ばの熟女といった雰囲気でとってもセクシー。誤解のないように言っておきますが、saraiは見栄えでヒラリーのファンになったのではありません。若い頃のアイスドールという頃から、彼女の個性的な音楽を愛してきました。一方、ピアノのヘフリガーは髭面の大男です。まさに見た目も音楽も《美女と野獣》なんです。そのまま、音楽が進行するのかと思っていたら、ヒラリーは超高速モードで超絶的な演奏。クールな演奏なんですが、音楽は俄然ヒートアップします。実に意外なクロイツェル。まあ、第2楽章はゆったりと美しい音楽ではあります。やっぱり、ヒラリーはベートーヴェンでも個性的な音楽でsaraiを魅了してくれました。昨年末の庄司紗矢香の超素晴らしかったクロイツェルとは方向性が違いますが、どちらかを取れと言われれば、やはり、庄司紗矢香かな。

後半はベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ 第10番がちっともヒラリーに似合わずにがっかり。その代わり、素晴らしいアンコールでバッハの無伴奏、それもサラバンドを弾いてくれました。4年半にこのオペラシティで聴いたバッハの無伴奏ソナタ・パルティータ全曲演奏の記憶が蘇ります。やはり、ヒラリーにはバッハの無伴奏が似合います。これが聴けただけで、今日、ここへ足を運んだことが報われました。


今日のプログラムは以下です。

  ヴァイオリン:ヒラリー・ハーン
  ピアノ:アンドレアス・ヘフリガー

  ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調 Op. 47 「クロイツェル」

   《休憩》

  ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第10番 ト長調 Op. 96

   《アンコール》

     バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調 BWV 1004 から 第3曲「サラバンド」
     ワーグナー(リスト編):楽劇《トリスタンとイゾルデ》から  「イゾルデの愛の死」(ピアノ・ソロ版)
     佐藤聰明:微風Bifu


最後に今回の予習について、まとめておきます。

  ヴォルフガング・シュナイダーハン、カール・ゼーマン 1959年5月11-28日、ウィーン、ウィーン楽友協会、ブラームス・ホール  セッション録音 ブルーレイオーディオ
  ユーディ・メニューイン、ヴィルヘルム・ケンプ 1970年6月 ロンドン セッション録音

シュナイダーハンの素晴らしい演奏がブルーレイオーディオで聴け、そのあまりの美しい音響に聴き惚れて、肝腎の音楽が聴き取れません。仕方がないので、メニューインの普通のCDを聴きます。その素晴らしい音楽に聴き惚れました。いずれも全集盤です。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

       ヒラリー・ハーン,

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