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ケラスの見事なチェロによるアタイールのチェロ協奏曲「アル・イシャー」の日本初演 読売日本交響楽団@サントリーホール 2023.6.13

前半のアタイールのチェロ協奏曲「アル・イシャー」は何と言ってもケラスの熱演が光りました。緩やかなパートでのイスラム風の味わい、急速なパートでの素晴らしい技巧と熱い表現、こういうケラスもあるんだと感銘を覚えました。読響のサポートも万全で実に色彩に満ちた響きを聴かせてくれました。日本初演のこの作品自体は評価できるほどはまだ、聴けていません。

後半は一転して、古典派交響曲を一気に完成させたベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」。その熱い迸りを期待しましたが、若干、不完全燃焼というのが正直なところです。構成の小ささ(10/10/8/6/4)もその原因ですが、それならそれで圧倒的なアンサンブルを期待しますが、読響の実力が感じられるレベルではありません。それでも、第2楽章は室内楽的な典雅な響きで悲壮感に満ちた演奏を聴かせてくれました。感銘を覚えました。それだけで満足しましょう。


今日のプログラムは以下です。

  指揮:鈴木優人
  チェロ:ジャン=ギアン・ケラス
  管弦楽:読売日本交響楽団  コンサートマスター:林悠介

  アタイール:チェロ協奏曲「アル・イシャー」(日本初演)
   《アンコール》アフメト・アドナン・サイグン:ソロ・チェロのためのパルティータよりアルグレット

   《休憩》

  ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」


最後に予習について、まとめておきます。

1曲目のアタイールのチェロ協奏曲「アル・イシャー」はコンテンツが見つからなかったので、予習していません。


2曲目のベートーヴェンの交響曲第3番 「英雄」は以下の録音を聴きました。

 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル 1952年12月7日、ベルリン、ティタニア・パラスト ライヴ録音
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮ベルリン・フィル 1952年12月8日、ベルリン、ティタニア・パラスト ライヴ録音

フルトヴェングラーセンター配布の24bit/192kHzのハイレゾ音源で聴きました。極めて音質がよく、臨場感もあります。雄渾な演奏ではありますが、第4楽章のコーダの凄まじい勢い以外は、枯れた感じが漂います。特に第2楽章は深い味わいの音楽です。それにしても、この曲はフルトヴェングラーの十八番とも言えるもので、計11種の録音はどれも最高の演奏です。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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aokazuyaさん

コメントありがとうございます。デジタルコンサートホールは当面、これきりですが、毎週末、聴かれているんですね。ファゴットのシュテファン・シュヴァイゲ

03/03 23:32 sarai

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03/01 19:22 aokazuya

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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
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07/08 18:59 sarai

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07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai
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