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若さにあふれた演奏、素晴らしいドヴォルザークの「アメリカ」にこれからを期待 カルテット・インフィニート@鶴見サルビアホール 2023.6.19

日本の若手の四重奏団が東京藝術大学、桐朋学園を中心にどんどん輩出されてきます。その中でも今日のカルテット・インフィニートは東京藝術大学の2年生が結成して、まだ2年目というフレッシュなカルテットです。
完成度や熟成という観点で聴いては酷でしょう。若く瑞々しい感性での思い切った演奏に好感を持ちました。

最初のハイドンは様式感ではもうひとつですが、豊かな響きの演奏に心地よく聴き入りました。第2楽章のアダージョは彼らの気持ちが音楽に反映されていて、興をそそられました。

次のバルトークは民俗的な響きと無調の響きがあいまって、よい表現になっていました。第2楽章の推進力もなかなかのものです。これから、完成度を上げていけば、素晴らしい音楽になりそうです。

休憩後、超有名曲、ドヴォルザークの「アメリカ」です。第1楽章はちょっと響かせ過ぎの印象ですが、よい突っ込みです。第2楽章のレントで急に抑制された響きになり、とてもよいアンサンブル。素晴らしい演奏です。第3楽章以降もよいバランスの響きが続き、素晴らしい演奏でした。

アンサンブルを磨いていけば、十分、今後が期待できるカルテットに育っていくでしょう。

アンコールはフィルハーモニクスのコンツの編によるサティの「ジムノペディ第1番」のメロディーが心地よく流れました。お洒落なアンコールですね。


今日のプログラムは以下のとおりです。
  カルテット・インフィニート
    落合真子 vn  小西健太郎 vn  菊田萌子 va  松谷壮一郎 vc
    
  ハイドン:弦楽四重奏曲 第60(75)番 ト長調 Op.76-1

  バルトーク:弦楽四重奏曲 第2番 Sz.67
  
   《休憩》

  ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調 Op.96「アメリカ」
   
   《アンコール》
     
    シュテファン・コンツ:ア・ニュー・サティースファクション(E. サティの「ジムノペディ第1番」による)
     
     
最後に予習について、まとめておきます。

ハイドンの弦楽四重奏曲 第60番 Op.76-1を予習したCDは以下です。

 リンゼイ四重奏団 1998年9月29-30日、1999年1月11日 ウェントワース、ホーリー・トリニティ教会 セッション録音

リンゼイ四重奏団のハイドン、すべて、いいです。


バルトークの弦楽四重奏曲 第2番を予習したCDは以下です。

 東京クヮルテット
  原田幸一郎(第1ヴァイオリン) (1656年、ルイ14世の時代にフランス宮廷のために作製されたニコラ・アマーティ)
  池田菊衛(第2ヴァイオリン) (ニコラ・アマーティ、クレモナ、1662年)
  磯村和英(ヴィオラ) (ラージ・モデル;ニコラ・アマーティ、クレモナ、1663年)
  原田偵夫(チェロ) (ニコラ・アマーティ、クレモナ、1677年)
   1975年8月29日-9月1日、ロンドン、コンウェイ・ホール セッション録音
 
初めて東京カルテットのバルトークを聴きました。とてもよい演奏です。


ドヴォルザークの弦楽四重奏曲 第12番「アメリカ」を予習したCDは以下です。

 エマーソン弦楽四重奏団 1984年4月 ニューヨーク セッション録音
 
素晴らしい響き、そして、最高の技術、見事な音楽性、非の打ちどころのない演奏です。



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