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聖ヴィート大聖堂:美しいミュシャのステンドグラス

2008年5月7日水曜日@プラハ/3回目

今年の旅はドレスデンDresdenとライプツィヒLeipzigとプラハPrahaが目的地。
今日はプラハの2日目、旅の最終日です。

今日はプラハ城Pražský hradを訪ねています。第2中庭にあるインフォメーションセンターでフルチケットを購入したところです。大変、混雑していて、人種、民族の坩堝のようになっていました。
じゃ、見物です。まずは、やはり、ここのシンボルである聖ヴィート大聖堂Katedrála Sv. Vítaでしょう。第2中庭から第3中庭に入ると、目の前に聖ヴィート大聖堂の西側ファサードが聳えています。やはり、聖ヴィート大聖堂は巨大な建造物です。幅60m、高さは96.6mを誇ります。その存在感に圧倒されます。

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ところが、聖ヴィート大聖堂の入口の前に行くと、人が渦巻いています。なんだこれは・・・・!!ものすごい行列です。まだ、朝そんなに遅くないのにと思いますが、やはり、今日、少し、気が緩んで、朝ゆっくりしたのがアダになったようです。仕方がないので、大聖堂の建物に沿って回りこんでいる行列の最後尾につきます。どこかの高校生の団体の後ろです。一体、どこの国の高校生か、よく分かりませんが、英語で話しているようです。

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ほかにも、色んな言葉が飛び交っています。こちらも負けずに日本語で会話しましょう。何を言ったって、どうせ、周りの誰にも分かりはしないので、遠慮無用です。

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時々、すっと列が進み、思ったほどの時間は待たずに大聖堂に入場できます。ヨーロッパの教会・聖堂はどれも大規模ですが、この大聖堂もトップクラスの大きさの内部です。典型的なゴシック建築様式で、身廊の天井が高く感じます。聖ヴィート大聖堂内部の大きさは、全長124m、高さ33mの大きさです。天井のリブ・ヴォールトの網目が美しいですね。

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内部空間の周りの壁はすべて美しい色に輝くステンドグラスで覆われています。ぐるっと、1周しながら、お目当てのアルフォンス・ミュシャ作のステンドグラスを見つけ、上から下まで見入ります。

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このミュシャのステンドグラスは「聖キリルと聖メトディウス」で、チェコ芸術の最高傑作とも言われています。
ステンドグラスの下部中央を見ると、いかにもミュシャらしい美しい人物像が描かれています。女性のようにも見えますが、メトディウス・キリルの兄弟です。弟キリルは聖書のスラヴ語化のためにキリル文字のもとになるグラゴール文字を作りました。弟キリルが先に亡くなった後、兄メトディウスはチェコ(モラヴィア王国)でスラブ系言語での布教に尽力しました。
なお、下の四角く囲んだ文字はBANKA SLAVIE(スラヴ保険銀行)という企業名です。多額の寄付でこのステンドグラスの完成に貢献したことに感謝したのだそうです。このスラヴ保険銀行は早くからミュシャの絵画『スラヴィア』を保険証書のデザインに使っていました。

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どの部分も美しく描き込まれています。これは中央部分。聖ルドミラと聖ヴァーツラフです。目を閉じて手を広げているのが聖ルドミラ、その下で手を合わせているのが、聖ルドミラの孫、ヴァーツラフ王子です。ヴァーツラフ王子は成人後、ヴァーツラフ1世となり、この聖ヴィート大聖堂を建設しました。なお、ヴァーツラフ王子の絵のモデルとなったのはミュシャの息子イジーだそうです。

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中央上部のステンドグラスです。聖キリルと聖メトディオス(聖ツィリルと聖メトジェイ)。そして、右側に立つ兄メトディオスから洗礼を受ける、モラヴィア王国プシェミスル王朝のポジヴォイ1世の姿が描かれています。東ローマ帝国(ビザンツ帝国)が、モラヴィア王国から、「スラヴ語でキリスト教の信仰を広めてくれる人物を派遣してほしい」という依頼受けて、モラヴィアにメトディウス・キリルの兄弟を派遣したのでした。

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再び、ミュシャのステンドグラスの全体像を眺めます。スラヴをテーマにした極めて美しいステンドグラスです。

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しばし、この美しいステンドグラスに見入っていました。今日はこれを見ただけで満足の1日です。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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aokazuyaさん

コメントありがとうございます。デジタルコンサートホールは当面、これきりですが、毎週末、聴かれているんですね。ファゴットのシュテファン・シュヴァイゲ

03/03 23:32 sarai

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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
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07/08 18:59 sarai

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07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai
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