日本初演のスクロヴァチェフスキの交響曲とお馴染みのブルックナーの交響曲第4番 「ロマンティック」 ヴェンツァーゴ&読売日本交響楽団@サントリーホール 2023.9.12
休憩後は本当に演奏機会の多いブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」。ヴェンツァーゴの迫真の指揮で耳馴染みのあるフレーズが演奏されます。実演で聴く迫力は素晴らしいです。ブルックナーの有名曲で、格別に際立った表現があるわけではありませんが、逆に文句の付け所もありません。sarai的には、やはり、第2楽章の旋律美が読響の美しい弦楽セクションで演奏されるところが気持ちが昂ぶりました。それとヴェンツァーゴが金管を抑えた指揮で、うるさくならない表現をしていたところには感心しました。よほど、ブルックナーを知り尽くした指揮者なのでしょう。次は第8番でも聴かせて欲しいですね。
今日のプログラムは以下です。
指揮:マリオ・ヴェンツァーゴ
管弦楽:読売日本交響楽団 コンサートマスター:林悠介
スクロヴァチェフスキ:交響曲 (日本初演)〈生誕100年記念〉
《休憩》
ブルックナー:交響曲第4番 変ホ長調 「ロマンティック」WAB104(1878/80年稿・ノヴァーク版)
最後に予習について、まとめておきます。
1曲目のスクロヴァチェフスキの交響曲は以下の録音を聴きました。
スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ指揮ザールブリュッケン ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団 90th Birthday Collection スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ/エームス・クラシックス全録音集 2006年1月12-14日 セッション録音
自作自演。美しい演奏です。
2曲目のブルックナーの交響曲第4番 「ロマンティック」は以下の映像を鑑賞しました。
ベルナルト・ハイティンク指揮ベルリン・フィル 世界初演 2014年3月15日、ベルリン、フィルハーモニー ライヴ収録
昨日の記事で書いた通り、圧巻の名演です。指揮よし、オケよし。
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