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恒例の年末の第9もいいもの 秋山和慶&東響@東京オペラシティコンサートホール 2023.12.7

毎年、恒例の秋山和慶&東響によるベートーヴェンの交響曲 第9番。今年で5回目になります。

冒頭のワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲は東響の高弦が素晴らしい響きで気持ちよく聴けました。

続く交響曲第9番も素晴らしい音で東響が鳴りまくります。第1楽章と第2楽章はやはり、美しい弦のアンサンブルが印象的です。秋山和慶の冷静で的確な指揮。第3楽章に入ると、第1主題、第2主題、それらの変奏が続き、次第に楽興が高まっていきます。しみじみと美しいメロディーが最高の弦で奏でられ、徐々に心に沁み入ってきます。ここまでは美しくてもどこか優等生的な演奏に感じます。静謐な第3楽章から、一気に恐怖のファンファーレで第4楽章に突入します。第4楽章も弦パートを主体にオーケストラが好調な演奏。そして、総勢100名ほどの東響コーラスが後方の1階と2階に陣取り、大規模な合唱が響き渡ると、もう合唱のみに耳を奪われます。独唱もバスの妻屋秀和を筆頭に力のある歌唱。最終部分で弦が踏ん張って、合唱が高潮するところでは鳥肌がたつ思いです。そして、東響の圧倒的なコーダに感銘を受けます。
何だかんだ言っても、やはり、ベートーヴェンの第9交響曲は特別な作品。アマチュアとは言え、これほどの大合唱団が歌うと格別の音楽が響き渡ります。こういう音楽が毎年聴ける日本はやはり平和であることを実感します。世界の紛争地のことを思うと、何か申しわけのない気持ちにもなりますが、こういう幸せを享受できることは大切で守り抜かねばなりませんね。

年末にはほぼ同じキャストで場所をサントリーホールに移し、指揮はジョナサン・ノット。1年の音楽を締めることになります。きっと、別次元の演奏を聴かせてくれるでしょう。昨年は凄いレベルの演奏でしたからね。
 https://sarai2551.blog.fc2.com/blog-entry-4589.html


今日のプログラムは以下のとおりです。

  指揮:秋山和慶
  ソプラノ:三宅理恵
  メゾソプラノ:小泉詠子
  テノール:福井敬
  バス:妻屋秀和
  合唱:東響コーラス
  管弦楽:東京交響楽団 コンサートマスター:グレブ・ニキティン

  ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
  ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 Op.125 「合唱付き」

   《アンコール》
    蛍の光 AULD LANG SYNE

   《休憩なし》
   

最後に予習について、まとめておきます。

1曲目のワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲を予習した演奏は以下です。

   ジェイムズ・レヴァイン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 1999年6月27日 ヴァルトビューネ・コンサート ライヴ収録 (ベルリン・フィル デジタル・コンサートホール)

在りし日のレヴァイン、心から音楽を楽しみながらの見事なワーグナー。感服しました。


2曲目のベートーヴェンの交響曲 第9番「合唱付き」を予習した演奏は以下です。

   キリル・ペトレンコ指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 2019年8月23日、ベルリン・フィルハーモニー ライヴ収録    マルリス・ペーターゼン(ソプラノ)
   エリーザベト・クルマン(アルト)
   ベンヤミン・ブルンス(テノール)
   ユン・クヮンチュル(バス)
   ベルリン放送合唱団
   ギース・レーンナールス(合唱指揮)
    キリル・ペトレンコ首席指揮者就任演奏会(ベルリン・フィル デジタル・コンサートホール)

ペトレンコ、圧巻の指揮。久々に素晴らしいベートーヴェンの交響曲 第9番を聴きました。この演奏の模様は別記事でアップ予定。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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aokazuyaさん

コメントありがとうございます。デジタルコンサートホールは当面、これきりですが、毎週末、聴かれているんですね。ファゴットのシュテファン・シュヴァイゲ

03/03 23:32 sarai

DCHは私も毎週末、楽しみに聞いています。
・スーパースターには、ファゴットのシュテファン・シュヴァイゲルトの名も挙げたいところです。
・清水直子さん後半のみ登場、D

03/01 19:22 aokazuya

金婚式、おめでとうございます!!!
大学入学直後からの長いお付き合い、素晴らしい伴侶に巡り逢われて、幸せな人生ですね!
京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai
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