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マーラーの響きを実感:ウィーン・トーンキュストラー管弦楽団@ウィーン楽友協会 2011.4.10

ウィーン楽友協会でのウィーン・トーンキュストラー管弦楽団の演奏会です。曲目はマーラーの交響曲第6番《悲劇的》です。
平土間の9列目のど真ん中での鑑賞になりました。楽友協会と言えば、作曲家マーラーがウィーンフィルを指揮していたところで、マーラーのメッカです。彼はこの素晴らしい響きを持つホールを念頭に置いて作曲していたのではないかと思います。
で、このホールでのマーラーの響きを実感し、マーラーの音楽の本質の一端を新しく感じ取れたような気がします。ともかく、弦も管も打も豊潤な響きがホールに満ち渡ります。ほかのホールでは決して感じなかった響きで、もちろん、自分の知る限り日本にはこんなホールはありません。マーラーの音楽の響きはこんなに豊かな響きを前提に作曲されたので、あのような木管楽器のフレーズが意味を持ったのを初めて理解しました。
演奏自体も若い指揮者ゴンザレスの熱い指揮で非常に密度の高い演奏です。ウィーンのオーケストラの実力の高さも思い知らされました。
第1楽章の力強く、熱い表現。第2楽章の優しくデリケートな表現から、一転して、苦悩と葛藤に揺れる思い、そしてまた静かで優しさに満ちた表現。第3楽章は諧謔的で激しい表現。そして、第4楽章はまさに嵐のような音楽を濃密に熱く表現し、そのまま、救いのないフィナーレ。
体をゆすらされるほどの強い響きから、静寂でデリケートでいて明瞭に耳に伝わってくる響きまで、マーラーの音楽の響きに酔いしれたコンサートでした。この響きは実演を聴かなければ絶対に体感できないもので、感動的な体験でした。


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これが実質的にウィーン楽友協会での本格的に聴く初めてのコンサートでした。今度はここでウィーンフィルを聴いてみたいと思いました。それもプレートルかハイティンクの指揮でといったら贅沢すぎますね。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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Author:sarai
オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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えりちゃさん、お久しぶりです。saraiです。

なかなか、海外渡航の見通し、立ちませんね。来年あたりはどうでしょうね。長期戦覚悟で我慢するしかありませんね。

こちら

04/10 02:37 sarai

saraiさま、
お久しぶりです!
お元気にコンサートや旅行を楽しんでおられますね!
ブログ、楽しく拝見しています。おフランス、良いね😊
私は春だというのに、仕事と用事以

04/09 05:29 えりちや

気になってたずねても 
誰にも知らんと言われなんやろ
と思いつづけて居ました❗
写真みつけてこれだと思いました❕スッとしました
教えて下さって嬉しいです
ありがとうご

02/13 22:26 みーちゃん

みーちゃんさん、saraiです。

あの謎の建物は雄琴沖総合自動観測所という施設で琵琶湖の水質を測定しているそうです。

https://www.water.go.jp/kansai/biwako/html/repo

02/13 21:40 sarai

ずーと前にうきみどうに行きました
やはり、琵琶湖の真ん中の建物が何なのか気になったままです
分かりましたか
教えてください

02/13 20:54 みーちゃん

五十棲郁子さん、コメントありがとうございます。

水道水のこと、tap waterって言うんですね。知らなかった。単にwaterで通していました。ましてや、フランス語はほとんど

02/11 00:12 sarai

フランスも地方へ行くと英語が通じないでしょう。tap water ぐらいフランス語で言えないとね。

02/10 12:54 五十棲郁子
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