セヴィーリャの1日:アルカサルの乙女の中庭と大使の間の究極の美
アルカサルの本館であるペドロ1世宮殿Palacio del Rey Don Pedroの前に来ました。右側の回廊の下から宮殿のファサードを眺めます。ムデハル様式の建物が青空に映えます。

ファサード上部のイスラム文様をズームアップして眺めます。精密で素晴らしい芸術ですね。

2階への階段があります。装飾タイルが素晴らしいです。

右側の回廊を進み、ペドロ1世宮殿の入り口の横に来ました。宮殿の壁面の素晴らしい装飾が間近に見え、その見事さに圧倒されます。

ペドロ1世宮殿の入り口前から中庭を振り返ります。この中庭は狩猟の中庭Patio de la Monteriaと呼ばれています。中庭の左右には宮殿の回廊が続き、中庭の正面はイスラム時代の城壁の厚い岩壁が建っています。頭を覗かせているのはヒラルダの塔ですね。

ペドロ1世宮殿に入って、真っ先に乙女の中庭Patio de las Doncellasに直行。ムデハル様式の傑作です。

細い柱に支えられた繊細な文様のアーチの壁の連なりが素晴らしいです。

近くから仔細に観察すると、ますますその繊細で華麗な装飾に驚かされます。

乙女の中庭から大使の間の方を眺めます。大使の間の上部先端の美しい外観が見えます。壁に描かれた文様も美しいです。

乙女の中庭から大使の間の入り口に向かいます。入り口のアーチに施された漆喰彫刻が見事です。

大使の間Salón de Embajadoresに入りました。まずは天井を見上げます。ヒマラヤ杉細工の円形クーポラです。何と言う見事さ。これに匹敵するのはアルハンブラ宮殿のみです。

壁をびっしりとおおい尽くすイスラム文様も驚異的な素晴らしさです。

部屋を仕切る馬蹄形3連アーチも美しいです。

壁面の美しさからは目を離すことができません。

これは馬蹄形3連アーチの連なりです。アーチに施された文様の趣味の良さは、これぞイスラム芸術の極みといった感じです。

馬蹄形アーチをさらに仔細に鑑賞します。近くで見れば見るほど、精密・繊細な美が浮き彫りになります。

この馬蹄形アーチの究極の美に囚われて、身動きができません。

しばらくは大使の間のイスラム芸術の素晴らしい空間の中に身を浸していましょう。
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