fc2ブログ
 
  

セヴィーリャの1日:アルカサルの乙女の中庭と大使の間の究極の美

2014年6月1日日曜日@カディス~セヴィーリャ/9回目

アルカサルの本館であるペドロ1世宮殿Palacio del Rey Don Pedroの前に来ました。右側の回廊の下から宮殿のファサードを眺めます。ムデハル様式の建物が青空に映えます。

2015021601.jpg


ファサード上部のイスラム文様をズームアップして眺めます。精密で素晴らしい芸術ですね。

2015021602.jpg


2階への階段があります。装飾タイルが素晴らしいです。

2015021603.jpg


右側の回廊を進み、ペドロ1世宮殿の入り口の横に来ました。宮殿の壁面の素晴らしい装飾が間近に見え、その見事さに圧倒されます。

2015021604.jpg


ペドロ1世宮殿の入り口前から中庭を振り返ります。この中庭は狩猟の中庭Patio de la Monteriaと呼ばれています。中庭の左右には宮殿の回廊が続き、中庭の正面はイスラム時代の城壁の厚い岩壁が建っています。頭を覗かせているのはヒラルダの塔ですね。

2015021605.jpg


ペドロ1世宮殿に入って、真っ先に乙女の中庭Patio de las Doncellasに直行。ムデハル様式の傑作です。

2015021606.jpg


細い柱に支えられた繊細な文様のアーチの壁の連なりが素晴らしいです。

2015021607.jpg


近くから仔細に観察すると、ますますその繊細で華麗な装飾に驚かされます。

2015021608.jpg


乙女の中庭から大使の間の方を眺めます。大使の間の上部先端の美しい外観が見えます。壁に描かれた文様も美しいです。

2015021609.jpg


乙女の中庭から大使の間の入り口に向かいます。入り口のアーチに施された漆喰彫刻が見事です。

2015021610.jpg


大使の間Salón de Embajadoresに入りました。まずは天井を見上げます。ヒマラヤ杉細工の円形クーポラです。何と言う見事さ。これに匹敵するのはアルハンブラ宮殿のみです。

2015021611.jpg


壁をびっしりとおおい尽くすイスラム文様も驚異的な素晴らしさです。

2015021612.jpg


部屋を仕切る馬蹄形3連アーチも美しいです。

2015021613.jpg


壁面の美しさからは目を離すことができません。

2015021614.jpg


これは馬蹄形3連アーチの連なりです。アーチに施された文様の趣味の良さは、これぞイスラム芸術の極みといった感じです。

2015021615.jpg


馬蹄形アーチをさらに仔細に鑑賞します。近くで見れば見るほど、精密・繊細な美が浮き彫りになります。

2015021616.jpg


この馬蹄形アーチの究極の美に囚われて、身動きができません。

2015021617.jpg


しばらくは大使の間のイスラム芸術の素晴らしい空間の中に身を浸していましょう。


↓ saraiの旅を応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね

 いいね!



関連記事

テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

コメントの投稿

非公開コメント

人気ランキング投票、よろしくね
ページ移動
プロフィール

sarai

Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

来訪者カウンター
CalendArchive
最新記事
カテゴリ
指揮者

ソプラノ

ピアニスト

ヴァイオリン

室内楽

演奏団体

リンク
Comment Balloon

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

通りすがりさん

コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR