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サプライズ!ウィーン・フィル指揮者交代劇

遅ればせながら、11月のウィーン・フィルの来日公演の指揮者が交代したことをまわりから教えられました。

saraiがチケットを確保していたのは、穴場とも言える宮崎公演。
予定では、サロネン指揮でマーラーの9番でした。

もともと、ウィーンの楽友協会でのマーラーの9番の公演をサロネンがキャンセルしたことは知っていましたから、当然、交代も考えられましたが、何故か、今回はあまり気にしていませんでした。実はサロネンには悪いのですが、指揮者よりも、マーラーを聴くことのほうが楽しみだったので、例え、指揮者が交代しても、それほどのことはなかったというのが本音です。

で、今日知ったのは、何と何と、指揮者がジョルジュ・プレートルに交代になったということです。高齢のプレートルですから、日本で少なくとも、ウィーン・フィルを指揮するのはこれが最後かもしれません。
今や、巨匠といっても過言でないプレートル。
彼の指揮するウィーン・フィルが聴けるなんて、嬉しいこと、この上なしですね。

ロイヤル・オペラでは実に後味の悪いヴィオレッタの交代劇でしたが、今回の交代劇は天にも上る気持ちと言えば、言い過ぎかな・・・

今日はずっと上機嫌のsaraiでした。

そうそう、当然、プログラムも変更になりました。プレートルでマーラーってことはないですね。
シューベルトの交響曲第2番(なかなかマニアックな曲目ですね)とベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」(これはまた名曲ですね)の2曲です。
マーラーの9番が聴けなくなったのは残念ですが、プレートルが聴けるんなら、構いませんよ。
それにマーラーの9番はゲルギエフ指揮のロンドン交響楽団で聴くので、それでいいでしょう。
なお、プレートルは昨年10月にウィーン・フィルで「英雄」を振ったばかりだそうです。シューベルトの2番は2001年ですから、ずいぶん前のことですが、きっと大丈夫でしょう。
宮崎公演はプレートルの3公演のうち、2回目ですから、きっと、それなりの演奏になることを大いに期待しています。
それにアンコールは今年と一昨年にニューイヤーコンサートを指揮しているので、ばっちり、ウィンナーワルツが聴けそうですね。

それにしても、プレートルが来れるんだったら、最初から、そうしておけばよかったのにね。
もちろん、宮崎以外もマーラーの9番を演奏する予定だったサントリーホールも西宮もプレートルが指揮するようです。ただ、川崎はネルソンスのようで、しかもプログラムが「新世界」。同じ9番でもドヴォルザークとマーラーでは大きな違い。川崎のチケットを買ったかたは残念でしょう。

ところで、サロネンが指揮する予定だったブルックナーのプログラムについては、ウィーンでも代役で指揮したウェルザー・メストが指揮するとのことです。
つまり、予定通りのネルソンズとあわせて、3人も指揮者を連れてくるようです。
流石に天下のウィーン・フィルですね。

そのなかでも、プレートルの指揮は光りますね。(手前贔屓かも)
ウルウル・・・・




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