サプライズ!ウィーン・フィル指揮者交代劇
saraiがチケットを確保していたのは、穴場とも言える宮崎公演。
予定では、サロネン指揮でマーラーの9番でした。
もともと、ウィーンの楽友協会でのマーラーの9番の公演をサロネンがキャンセルしたことは知っていましたから、当然、交代も考えられましたが、何故か、今回はあまり気にしていませんでした。実はサロネンには悪いのですが、指揮者よりも、マーラーを聴くことのほうが楽しみだったので、例え、指揮者が交代しても、それほどのことはなかったというのが本音です。
で、今日知ったのは、何と何と、指揮者がジョルジュ・プレートルに交代になったということです。高齢のプレートルですから、日本で少なくとも、ウィーン・フィルを指揮するのはこれが最後かもしれません。
今や、巨匠といっても過言でないプレートル。
彼の指揮するウィーン・フィルが聴けるなんて、嬉しいこと、この上なしですね。
ロイヤル・オペラでは実に後味の悪いヴィオレッタの交代劇でしたが、今回の交代劇は天にも上る気持ちと言えば、言い過ぎかな・・・
今日はずっと上機嫌のsaraiでした。
そうそう、当然、プログラムも変更になりました。プレートルでマーラーってことはないですね。
シューベルトの交響曲第2番(なかなかマニアックな曲目ですね)とベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」(これはまた名曲ですね)の2曲です。
マーラーの9番が聴けなくなったのは残念ですが、プレートルが聴けるんなら、構いませんよ。
それにマーラーの9番はゲルギエフ指揮のロンドン交響楽団で聴くので、それでいいでしょう。
なお、プレートルは昨年10月にウィーン・フィルで「英雄」を振ったばかりだそうです。シューベルトの2番は2001年ですから、ずいぶん前のことですが、きっと大丈夫でしょう。
宮崎公演はプレートルの3公演のうち、2回目ですから、きっと、それなりの演奏になることを大いに期待しています。
それにアンコールは今年と一昨年にニューイヤーコンサートを指揮しているので、ばっちり、ウィンナーワルツが聴けそうですね。
それにしても、プレートルが来れるんだったら、最初から、そうしておけばよかったのにね。
もちろん、宮崎以外もマーラーの9番を演奏する予定だったサントリーホールも西宮もプレートルが指揮するようです。ただ、川崎はネルソンスのようで、しかもプログラムが「新世界」。同じ9番でもドヴォルザークとマーラーでは大きな違い。川崎のチケットを買ったかたは残念でしょう。
ところで、サロネンが指揮する予定だったブルックナーのプログラムについては、ウィーンでも代役で指揮したウェルザー・メストが指揮するとのことです。
つまり、予定通りのネルソンズとあわせて、3人も指揮者を連れてくるようです。
流石に天下のウィーン・フィルですね。
そのなかでも、プレートルの指揮は光りますね。(手前贔屓かも)
ウルウル・・・・
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