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残念なヒラリー・・・でも、最高のサロネンのシベリウス@サントリーホール 2015.3.4

先週、久しぶりにティーレマンの演奏を聴いたばかりですが、今週はこれまた、久しぶりにヒラリー・ハーンのヴァイオリン。楽しみは尽きません。
が、今日のヒラリーはとても残念な出来。saraiの愛するヒラリーとは思えない演奏にがっくり。丸みを帯びた体で、体のキレもよくなくて、いつものようなダンスもどきの優雅な動きも見られません。澄み切った音色で高精度な演奏が当たり前のヒラリーとは到底思えませんでした。相当に体調でも悪いのかと思っていたら、アンコールで弾いたバッハの無伴奏パルティータではいつものヒラリーの演奏が戻ってきました。ということはブラームスの協奏曲がよくなかっただけのことでしょうか。今日のプログラムならば、いっそのことシベリウスの協奏曲のほうがよかったかも。まあ、今度の日曜日には、みなとみらいホールでも聴きますから、是非、saraiの期待通りの演奏をお願いしたいところです。

いつもは、ヒラリーのヴァイオリンを聴くだけで体力を使い果たし、後半の演目は息切れ(アドレナリン不足)して、ちゃんと演奏を楽しめませんが、今日は余裕で聴けます。サロネンのシベリウスは実に素晴らしい演奏でした。フィルハーモニア管弦楽団もサロネンのコントロールにしっかりと反応し、素晴らしい演奏。これまでに聴いたシベリウスの中で最高の演奏でした。第1楽章から第3楽章までパーフェクトでしたが、特に第3楽章の雄大で繊細な演奏にはすっかり、聴き惚れました。以前聴いたサロネン指揮のフィルハーモニア管弦楽団のシベリウス第2番はサロネンの指揮にオーケストラがついていけず、空回りの印象でしたが、今日はしっくりとかみ合っていました。今度の日曜日のみなとみらいホールでは、その第2番ですが、今度は素晴らしい演奏が聴けそうな気がします。

ところで、今日のプログラムは以下です。

  指揮:エサ=ペッカ・サロネン
  ヴァイオリン:ヒラリー・ハーン
  管弦楽:フィルハーモニア管弦楽団

  シベリウス:「トゥオネラの白鳥」(『レンミンカイネン組曲』 Op.22から第2曲)
  ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77
   《アンコール》J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 から「ジーグ」

   《休憩》

  シベリウス:交響曲第5番 変ホ長調 Op.82

   《アンコール》
     シベリウス:悲しきワルツ


ヒラリーの演奏は残念でしたが、シベリウスイヤーの今年、素晴らしいシベリウスが聴けて、幸せでした。ちなみに昨年から、CDでシベリウスを集中的に聴いています。以下の交響曲全集を聴き終えました。

 パーヴォ・ベルグルンド、ボーンマス交響楽団
 パーヴォ・ベルグルンド、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団
 パーヴォ・ベルグルンド、ヨーロッパ室内管弦楽団
 レイフ・セーゲルスタム、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団
 オスモ・ヴァンスカ、ラハティ交響楽団
 ネーメ・ヤルヴィ、イェーテボリ交響楽団

現在、次の2つの全集も聴いているところです。

 ユッカ=ペッカ・サラステ、フィンランド放送交響楽団
 バルビローリ、ハレ管弦楽団

ベルグルンドはさすがにどれもよいのですが、少々、テンポが早過ぎる感もあります。もっとも感銘を受けるのは、オスモ・ヴァンスカ&ラハティ交響楽団とネーメ・ヤルヴィ&イェーテボリ交響楽団の2つです。録音も優秀です。サロネンが全集を録音してくれれば、決定盤になるかもしれません。期待したいところです。

今年はライヴでもシベリウスの全交響曲チクルスを聴こうと思っています。


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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

       ヒラリー・ハーン,

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No title

初めまして。
私はヒラリー・ハーンさんをSACDで聴くためにSACDプレーヤーを買った位のファンです。
でも今回はどの公演も都合がつかず行けませんでした。妊娠5?6?ケ月という事情で不調だったのでしょうか?
3月4日のサントリーホールでの公演が明日EテレNHKクラッシク音楽館で放映されるので楽しみにはしています。

No title

jyakko周辺の散策さん、saraiです。

初コメントありがとうございます。
ヒラリーのファン同士よろしくお願いします。
ヒラリーの演奏はsaraiに合わなかっただけかもしれませんが、最近、彼女の演奏スタイルが変わってきているような気もします。過渡期なのかもしれません。更なる飛躍を期待したいところです。
Eテレで聴いた感想もお寄せくださいね。
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Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
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07/08 18:59 sarai

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クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
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07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

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