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「ロシアの皇太子」@メルビッシュ湖上音楽祭 2010.7.18

今日はいよいよこの旅の最後のオペレッタをメルビッシュ湖上音楽祭で見ます。
今回の旅では、1回だけは、雷雨で野外オペラの途中中止はありましたが、無事8回目の鑑賞にこぎつけました。

まだ、オペレッタに出かけるには少し時間がありましたので、また、ホテルのロビーでお茶しながら、はっぱさんと話の続き・・・・
音楽、芸術のディープな話になり、つい話し込んでしまい、あっと気が付くと、もう出かけないと間に合わない!
はっぱさんとそそくさと別れを告げ、部屋に戻り、ちゃちゃっと支度をし、タクシーを呼んでもらい、速攻で出発。

今日のオペレッタは一昨日の野外オペラと同じバス乗り場(国際バスターミナル)からのバスを利用します。
タクシーがバス乗り場に着くと、バスの出発15分前。
メルビッシュ行のバスは1番乗り場ですが、まだ、何人かバスの前に並んでいました。
が、どうも我々がほとんど最後の乗客だったみたい。

ともあれ、バスは予定を少し過ぎて出発。向かう方向は毎日同じなので、見慣れた風景。しばらくすると睡魔に襲われ、気が付くと、大きな湖(ノイジードラー湖)に着いていました。ここが今日の会場です。
ノイジードラー湖はこんなに大きな湖です。


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今日はメルビッシュ湖上音楽祭で、今年は3日前から始まり、8月いっぱいやっています。
毎年、NHKで放送していたので、欠かさず、見ていた音楽祭で、まさか、その音楽祭に行けるとは思ってなかったのでsaraiは大喜び。

今年のプログラムはレハールのオペレッタ「ロシアの皇太子」。美しいメロディーで知られるオペレッタ。
これはこれまで聴いていなかったオペレッタなので、予習は必須。
予習は以下のDVD。

 ・UNITEL映画オペレッタ
   指揮:ヴィリー・マッテス
   演奏:クルト・グラウンケ管弦楽団
   監督:アルトゥール・マリア・ラーベナルト
   ロシアの皇太子:ヴィースラウ・オックマン
   ソーニャ:テレサ・ストラータス
   マーシャ:ビルケ・ブルック
   イワン:ハラルド・ユーンケ
   大公:パウル・エッサー

 映画版なのが残念ですが、現在入手可能な唯一のDVD。テレサ・ストラータスの公演が光ります。内容的にも面白い。

で、今回のキャストは以下。

   指揮:ヴォルフディーター・マウラー
   演奏:メルビッシュ音楽祭管弦楽団
   演出:ペーター・ルンド
   ロシアの皇太子:ティベリウス・シム
   ソーニャ:アレキサンドラ・ラインプレヒト
   マーシャ:ジークリンデ・フェルドホ-ファー
   イワン:マルク・カントル
   大公:クリスティアン・フッタークネヒト

今回ゲットしたチケットはVIP席(LOGE)。観客席の最後列のスタンドにある、無料のドリンク・軽食付きのもの。
スタンドには2階にレストランもあり、食事もできます。


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さて、VIP席に向かいましょう。
VIP席は会場案内板の下方中央の緑色のLOGEと表示されているブロックです。


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VIP席は専用の入口からはいります。
まず、入場するとスワロフスキーの大型双眼鏡を無料で貸してくれます。
ちゃんと返却することを確認するためでしょうか、名前や連絡先、パスポート番号などを記入させられます。
まあ、立派で高価な双眼鏡ですからね。


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また、お土産の手提げも手渡されます。中身は「ロシアの皇太子」のCD(もちろん、このメルビッシュ音楽祭のものです)、フルカラーの立派なプログラム、ドリンク。
そして、毛布。そうです、今日は一転して寒いんです。湖上からの寒風が身に沁みます。
で、とりあえず、ウェルカムシャンパンでお腹を温めましょう。


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VIP席はこんな雰囲気で中にバーカウンターもあり、なかなかリッチな気分になりますね。


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また、ここにはVIP席専用のトイレもあり、配偶者は早速利用。

周りを見渡すと、一般席は野球場のスタンドのようになっており、座布団が欲しいかもしれませんね。もちろん、VIP席はクッション付のシートになっています。


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VIP席からは、はるか前方に湖上に設営したステージが見えます。
ステージ上には、大きな舞台セットが見えていますが、オペレッタが始まると、色んなセットが次々と引き出されてきます。
客席もかなり埋まってきて、開演の時間も近づいてきました。


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8時半になり夕闇が迫った時に公演が開始。
次々にレハールの美しいメロディーが流れ、うっとりします。
湖上に設営されたステージにも大がかりなセットが次々と入れ替わり、見飽きることがありません。
出演者も大きなステージを埋め尽くすほどの大規模なもの。
コサック風の踊りも派手でダイナミック。
ここで芸術性のうんぬんはなしにしましょう。
スピーカーを通した音声も風に流され、決して、聴きやすいものではありません。
じっくりと鑑賞するのは、NHKが放送するか、DVDが出てからにします。
でも、主役級の5人は歌もお芝居も立派でしたので、なかなかの公演です。

今日はこの音楽祭の主催者でもあり、顔でもあるセラフィンさんが出ないのがちょっと残念ですね。
休憩時間には軽食と飲み物を寒さに震えながら、たっぷりといただきました。
が、気が付くと、VIP席の下に専用の暖かい部屋もあり、なーんだ・・・


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後半も順調に公演は続き、あっという間にフィナーレ。
フィナーレ後の湖上に上がる花火はレハールの音楽と連動した見事なもの。オペレッタファンの心をしっかりとつかんでいますね。みな、レハールのメロディーを鼻歌まじりに上機嫌で帰っていきます。

まとめとしては、一度は行く価値のある楽しい音楽祭です。
また、VIP席が結局はお得なので、お勧めです。価格的にも、一般席とそう変わりませんし、お土産や双眼鏡、毛布、無料の飲食等で十分以上に元が取れます。難をいえば、ステージが遠いことですが、ここは雰囲気を楽しむのが第1で、内容をしっかりと楽しむのは後日ビデオ(TV放送かDVD)がいいでしょう。

なお、来年はヨハン・シュトラウスのオペレッタ「ジプシー男爵」とのこと。

大満足で、またバスでウィーンに帰着。バスはシューターツオパー前まで行ってくれたので、ホテルには楽々帰れましたが、着いたら、深夜1時過ぎ。そのまま、倒れこむようにベッドに・・・



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この記事へのコメント

1, Feriさん 2010/08/07 18:45
こんにちは、feriです。

ちょっと曇っていたようですね。ところで、今年は蚊が多いと聞いていたのですが、いかがだったですか?
余談ですが、ロジェは以前、日本人の方はほとんどいらっしゃらなかったのですが、最近はツアーのお客さまも増えてきました。

2, saraiさん 2010/08/08 09:43
Feriさん、saraiです。
こちらまでお越しいただき、恐縮です。

ザンクト・マルガレーテンでは、大量の蚊の集団が襲ってきました。
が、メルビッシュは風が強く、肌寒かったせいか、ロジェでは、蚊は1匹もいませんでした。

そうですか、ロジェはツアーの日本人のかたが多いのですか。
saraiの行った日はロジェどころか、どこにも日本人のかたはお見かけしませんでした。
ザンクト・マルガレーテンでもお2人ほどいらっしゃっただけ。バーデンでもお見かけしませんでした。
やはり、個人行動では行くのが難しいかも知れませんね。
saraiの場合はFeriさんのアドバイスで助かりました。
ありがとうございました。
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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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Author:sarai
オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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