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ブラームス・チクルス by チョン・ミョンフン+東フィル 2009.11.10

ある意味、驚きのコンサートでした。

さて、今夜のコンサートは東フィルのオペラシティ定期演奏会。
指揮はチョン・ミョンフンで曲目は
 ブラームス:交響曲第3番
 ブラームス:交響曲第4番
今年の定期で既にブラームスの第1番、第2番は聴きました。今夜でブラームスの全交響曲のチクルスが完になります。

実は昨年は夫婦で東フィルの定期演奏会の会員で、1年間聴き通し、それなりの判断で、今年は《選べるチケット》会員になり、チョン・ミョンフンの演奏会だけを追っかけ!
今回の演奏会の後、残りは来年1月のマーラーの交響曲第1番《巨人》だけとなります。

やっと、去年から2年間、東フィルを聴き続けた甲斐がありました。心から、納得のいく演奏でした。アンサンブルの乱れたところも一部ありましたが、楽団員一丸となり、大変、凝集力のある演奏でした。
前回の第1番、第2番はなんだか面白くない演奏で、こんなものかとがっかり。今回も期待はありましたが、そこそこだろうという予想。

実際、第3番の第1楽章~第2楽章はよく言って、そこそこの出来。
第3楽章は有名な曲です。フランソワーズ・サガンの《ブラームスはお好き》で流れる曲。実は原本は読んでいないので、本での取り上げ方は知らないのですが、映画化されたときに、ラジオから、この第3楽章が流れます。そのせいか、よく知られた通俗曲になっています。まず、ヴィオラで美しいメロディーが始まり、第1ヴァイオリン、・・・とつながれていきます。この美しいメロディーが流れる中、徐々にアンサンブルの響きが嘘のように美しくなっていきます。第3楽章の終わりあたりではばっちりの演奏。盛り上がった演奏はそのままの勢いで第4楽章の最後まで続きます。
万雷の拍手。
このあとの第4番への期待が膨らみます。

休憩後、第4番が始まります。おやっ、なかなかデリケートな入り方です。途中まで、微妙な感じで続きますが、第1楽章の後半では、大変、素晴らしい響きで胸の熱くなる演奏です。第2楽章も大変よい出来で、オケの素晴らしい響きにうっとりします。第3楽章もよい勢いで進み、いよいよ、第4楽章のパッサカリア。いやあ、参りました! 日本のオケでこれだけのブラームスが演奏できるなんて。まさに入神の演奏で幕を閉じました。

この前のウィーン・フィルの素晴らしい演奏はまた別格としても、素晴らしいブラームスでした。saraiの今年のオケのコンサートは今夜で最後。それがこんな形で終わるとは、予想外の喜びでした。

カーテンコールが何度も続き、最後はチョン・ミョンフンがコンサートマスターの三浦さんに肩に手をかけて、退場。万雷の拍手で見送りました。

ところがそれで終わらない。聴衆の拍手が鳴りやまず、いったん、退場した楽団員たちをうながして、チョン・ミュンフンが再び、舞台に。
残っていた熱心な聴衆はまだ数多く、舞台の上と客席が一体感に包まれます。こんな奇跡のような場面はsaraiも初めてでした。
チョン・ミョンフンは舞台の端に寄って、詰めかけた聴衆と握手・握手・握手・・・・

素晴らしい演奏、そして、その演奏に感動する聴衆。
コンサートのあるべき姿です。
その中心にいたチョン・ミョンフンと彼の指揮に応えた東フィルの渾身の演奏に脱帽の夢のような一夜でした。



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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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Author:sarai
オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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えりちゃさん、お久しぶりです。saraiです。

なかなか、海外渡航の見通し、立ちませんね。来年あたりはどうでしょうね。長期戦覚悟で我慢するしかありませんね。

こちら

04/10 02:37 sarai

saraiさま、
お久しぶりです!
お元気にコンサートや旅行を楽しんでおられますね!
ブログ、楽しく拝見しています。おフランス、良いね😊
私は春だというのに、仕事と用事以

04/09 05:29 えりちや

気になってたずねても 
誰にも知らんと言われなんやろ
と思いつづけて居ました❗
写真みつけてこれだと思いました❕スッとしました
教えて下さって嬉しいです
ありがとうご

02/13 22:26 みーちゃん

みーちゃんさん、saraiです。

あの謎の建物は雄琴沖総合自動観測所という施設で琵琶湖の水質を測定しているそうです。

https://www.water.go.jp/kansai/biwako/html/repo

02/13 21:40 sarai

ずーと前にうきみどうに行きました
やはり、琵琶湖の真ん中の建物が何なのか気になったままです
分かりましたか
教えてください

02/13 20:54 みーちゃん

五十棲郁子さん、コメントありがとうございます。

水道水のこと、tap waterって言うんですね。知らなかった。単にwaterで通していました。ましてや、フランス語はほとんど

02/11 00:12 sarai

フランスも地方へ行くと英語が通じないでしょう。tap water ぐらいフランス語で言えないとね。

02/10 12:54 五十棲郁子
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