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ラインの旅:ドイツ編~ボンでシューマンのお墓参り、何故か、涙が・・・

ボンでベートーヴェンハウスに駆け込んで何とか見学を済ませました。

次は、ロベルトとクララのシューマン夫妻のお墓参りです。ボンはロベルト・シューマンがサナトリウム(精神病院)で亡くなったところで、ここボンの旧墓地Alter Friedhofにお墓があります。愛妻クララも一緒に眠っています。旅に先立って、キャサリン・ヘプバーンがクララ・シューマンを演じた古い映画《愛の調べ》も見ておきました。史実とは、かなり違いもありますが、クララを中心に、ロベルト、そして、若きブラームスの愛情関係は哀しく切ないものです。それにしても、芸術家にとって、その才能を花開かせるために運命の女性が果たす役割の大きさは計り知れません。芸術は極論すると、愛と死を中心テーマにするので、当たり前と言えば、当たり前ですけどね。
最近、ますます、シューマンの音楽に傾倒しているsaraiですから、このお墓参りは今回の旅でも大事なイベントです。

ベートーヴェンハウスからは、大通りのオックスフォード通りOxfordstraßeを駅の方向にまっすぐ進みます。バス、トラムもありますが、街の様子も見ながら、ゆっくりと散策。やがて、ベルリナー・プラッツBerliner Platzに来ると、緑の木立が見えてきます。旧墓地のようです。


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旧墓地のボルンハイマー通りBornheimer Straße側の入口です。これは旧市街からの入口です。


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入口の鉄柵は閉じられていますが、右側の通用口が開いています。ここから入ります。


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中に入ると、墓地の案内図があります。ここでシューマン夫妻のお墓の場所を確認。71番がSchumann, Robert und Claraとなっています。墓地のずっと奥のほうです。


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地図に従って、真ん中の広い路をまっすぐ歩いていきます。


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すると、礼拝堂に突き当たります。


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ここで、右に折れ、次の角を左に進みます。すると、先のほうにそれらしい真っ白い大きなお墓が見えてきました。


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これがシューマン夫妻のお墓です。シューマンの書いたロマンあふれる音楽にふさわしい美しいお墓です。


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お墓の石の前の地面には、夫妻の墓碑銘を刻んだ石板がおかれ、まわりは小さな花々、そして、白い砂利が敷き詰められています。


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音楽家のお墓参りには、必ず、IPODで音楽を聴くようにしています。今回はシューマンの歌曲集《ミルテの花》の「献呈」、「クルミの木」などを聴きながらお参りしました。この歌曲集はシューマンにとって、結婚するクララとの大事な記念碑だからです。映画でも「献呈」が重要な役割を果たしていました。映画では、クララがリスト編曲の「献呈」を嫌っていましたが、saraiもこの「献呈」はオリジナルの歌曲が好きです。リスト編曲の特に後半の豪華絢爛さは原曲のしみじみとしたシューマンらしさを損ねていると思います。

今回聴いた歌曲は、大好きなソプラノ歌手バーバラ・ボニーのCDです。これは実に素晴らしいアルバムです。以前、渋谷のタワーレコードの店員絶賛のレコメンドコメントを読んで即購入した思い出があります。彼女の清らかな歌声を聴きながら、シューマンのお墓に対面すると、感動で涙が出てきました。配偶者にも「献呈」を聴いてもらい、しばし、お墓の前に立ち尽くしていました。
空からもぱらぱらと涙にも似た雨粒が軽く降りかかります。それもあまり気にかけず、いつまでも立ち尽くしていたい気持ちでした。あたりには、人影さえもありません。

ボンの街に立ち寄って、本当によかった!

ヘッドフォンを外し、最後にお墓に合掌・・・静かに、静かに、そして、ゆっくりと、お墓から離れます。


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帰りは入った入口ではなく、さらに奥に進み、鉄道線路側のWestanlage入口から出ます。古びたトーマ通りThomastraßeをボン中央駅のほうに進みます。


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ベートーヴェンハウスから旧墓地のシューマン夫妻のお墓をお参りし、そこからボン中央駅のほうに歩いたルートを地図で確認しておきましょう。


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これで、ボンの観光は終了です。凄い満足感でいっぱい。言葉もありません。

この後、予約したレストランに向かいますが、それは次回で。



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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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