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ザルツブルクで音楽三昧:昼も夜もコンサート。そして、バルトリの素晴らしい歌唱!

2014年6月8日日曜日@ザルツブルク

旅の14日目、そして、ザルツブルグの実質4日目です。ザルツブルグは今日も晴天です。当分この青空は続きそうな気配です。

今日のコンサートはダブルヘッダーです。お昼のコンサートが12時からです。昨夜は遅くまでブログを書いていたので、今日は朝御飯をパスしてゆっくり朝寝坊しようと思ったのですが、9時半に目が覚めました。ならば、急いで朝御飯を食べに行きましょう。朝食ルームに駆け込むと、意外に多くの人が食事中です。今日は日曜日だから、皆さんゆっくりなのかしらね。私達よりも後にやって来た若いカップルと相席になりました。白いキレイな肌のぽっちゃりした可愛い女の子と小柄ですがなかなかハンサムな男の子です。どこから来たのかしらと配偶者と話になり、saraiが話しかけます。女の子はノルウェーからで、男の子はイギリスからとのこと。私達は日本人だと言うと、女の子が「私は・・・」と日本語で話し始めます。流暢ではないけど、きれいで丁寧な話ぶりです。交換留学生で、16歳のときに1年間日本にいたとのこと。日本のどこだったのと聞くと、なんと「福井です。」と言われ、ビックリですよね。配偶者が福井出身だと告げ、2人は奇遇に驚きあっています。福井の南条に住み、武生東高校に通っていたとのことです。こんなローカルな地名・校名が通じる外人にザルツブルクで出あうなんて、世界は広くて狭いですね。

気温はぐんぐん上がり真夏の暑さです。しかし、ちゃんとスーツを着て出掛けます。陽射しが厳しいです。日陰を選んで歩き、バスを待ちます。お昼のコンサートはロッシーニのスターバト・マーテルを聴きます。コンサート会場の祝祭大劇場に到着です。これがチケットです。最前列で聴きます。

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ザルツブルグ音楽祭でもお馴染みのホールですが、saraiは初体験。会場をきょろきょろと見渡します。

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すると、ウィーンのオペラ友達のSteppkeさんが声をかけてきます。1年ぶりの再会です。一昨日ご一緒した女性も加わり、おしゃべりが始まります。開演時間が迫り、自分の席に落ち着きます。かなり横手の位置ですが、間近で歌手の独唱を聴けそうです。

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当初予定の独唱歌手4人のうち3人がキャンセルし、代役が登場してのコンサートでしたが、結果的に素晴らしい音楽が聴けて満足でした。コンサートの詳細はここにアップ済です。

コンサート終了後は、元祖モーツァルト・クーゲルで有名なコンディトライ・フュルストに移動して、さらにおしゃべりは続きます。フュルストのランチを期待して行ったのですが、食事系はありませんでした。朝食メニューはあるようですが、もちろん時間外です。では、ケーキを頂きましょう。
配偶者はアップルパイと紅茶。

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saraiはモーツァルト・トルテと白ワイン。

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フュルストのカフェ・コンディトライはお洒落な空間です。

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まだまだ話は盛り上がっていますが、お友達の2人は5時からもコンサートがあるので一旦解散です。私達はちょっとだけ街散策で、また大聖堂に入りますが、コンサート会場になったままで前の方には行けません。

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モーツァルト像のあるモーツァルト広場から狭い路地のプファイファー通りPfeifergasseを進み、その先のパパゲーノ広場Papagenoplatzにあるパパゲーノ(モーツァルトのオペラ《魔笛》の登場人物)像を見ます。ザルツブルグはやはりモーツァルトの街です。

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ちょっとした散策を終え、ホテルに戻り一休みです。夜のコンサートは8時からです。改めてスーツに着替え出掛けます。コンサート前にちょっと腹ごしらえします。先日お寿司をお持ち帰りしたお店には、丼があるので試してみましょう。キッチンの上には、丼のオーダーの手順が分かりやすく書いてあります。

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1番から3番への手順を踏めばよいようです。

①ご飯かヌードルかサラダかを選ぶ
②ビーフカレーかチキンカレーか味噌汁かスープかを選ぶ
③サラダかアボガドかナッツかを選ぶ

でOKです。saraiがその手順でオーダーします。配偶者は席を確保。

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saraiはライス、ビーフカレー、サラダ、配偶者はライス、チキンカレー、アボカドを選びました。7ユーロ程度ですから、安価ですね。

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丼と言っても、ほとんどカレーライスの感じで美味しかったです。
これは丼を運んだトレイです。トレイに敷いてある紙が面白いデザインです。

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このお店のメニューには、味噌汁かけご飯やスープかけご飯と思われるものもあります。「わさびと白アスパラのスープとごはん」という想像のつかないものもあります。いつか試してみましょう。
食事を終え、ぶらぶら歩きながらコンサート会場に向かいます。ザルツブルグ1番の目抜き通りのゲトライデ通りGetreidegasseを歩きます。

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この通りは看板が有名ですね。お店の軒先には面白い看板が並んでいます。昔は字の読めない人が多かったので、看板で何のお店かを示していたようです。

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ゲトライデ通りの突き当りはブラージウス教会Sankt Blasiuskirche。綺麗な外壁ですね。

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コンサート会場の祝祭大劇場前のホーフシュタル通りHofstallgasseは大勢の人で賑わっています。開演40分前です。

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今夜は豪華な歌手が勢ぞろいするロッシーニ・ガラ。チケットはかなり高価ですが、納得の価格ではあります。

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祝祭大劇場に入りましょう。今夜もSteppkeさんとご一緒です。ステージ正面のボックス席で、配偶者好みの席です。こんな風にステージ全体が見通せます。

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ステージのピアノをポロポロと弾いている人がいます。演奏をしているという感じではなく、気持ちよく楽しんでいる感じです。慣れた感じで、雰囲気よく、上手そうに聞こえます。サービスかしらと思っていると、黒服さんが声をかけ、その人の荷物を持ってステージから下へ誘導しています。あれ、一般のお客さんだったんですね。驚きました。
コンサートが始まる直前には、席でもめている人がいます。ピアノを弾いていたおばさんです。中央よりの席が空いていたので、移動していたようです。1番端の正しい席に戻されたようです。そうです、今日のチケットは完売なんです。空いた席はあるはずもないです。私達のボックス席は2列で10人座れますが、ボックスの外にさらに補充の席が作られているほどなんです。音は聞こえるでしょうが、ステージは何も見えないでしょうね。幸いに我々はボックス席の前列なので、何にも邪魔されないで鑑賞できます。

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音楽尽くしの1日を堪能しました。コンサートの詳細はここにアップ済です。チェチーリア・バルトリの素晴らしい歌唱に脱帽のコンサートでした。

今日も夜遅くまで楽しみました。明日はザルツブルグ精霊降臨音楽祭の5日目、最終日です。


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首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

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08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

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コメント、ありがとうございます。正直、もう2年ほど前のコンサートなので、詳細は覚えておらず、自分の文章を信じるしかないのですが、生演奏とテレビで

05/13 23:47 sarai
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