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ウィーンで音楽三昧:ブラームス博物館とブラームスの散歩道

2014年6月11日水曜日@ウィーン/3回目

やっとミュルツツーシュラークにあるブラームス博物館Brahms Museumに辿り着いたのに、入り口のドアが固く閉ざされていて愕然とします。
このブラームス博物館は月曜日と火曜日が休みで、お昼も2時間お休みします。それを調べたあげくに今日のこの時間に来たのに、臨時休業は許されません。向かいの建物から出てきたおばさんに尋ねると、今日は休みじゃないしおかしいわねという表情です。近くでペンキ塗りをしていた人に聞いてくれます。

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しばらく待てば博物館の人は戻ってくるとのこと。休みではなさそうなで一安心ですが、いつまで待てばよいやら・・・。ここで配偶者の提案「ドアに書かれている電話番号に電話してみたら」。

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博物館内の電話がなりそうな気もしますが、やってみて損はないでしょう。電話をかけると、なんと博物館のオーナーが電話に出て、1分待ってねとのこと。入り口のドアと睨めっこをしながら待ちます。

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傍らのブラームスの顔とも睨めっこ。

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すると、本当にすぐにオーナー(フックスさん)がどこからともなく現れました。ただちに入り口の鍵を開けてくれて、入場。中をさっと案内してくれます。その後、オーナーはオフィスに戻り、saraiはゆっくりと中を見てまわります。

博物館内にはブラームスゆかりのものがたくさん展示されていて、saraiはかなり楽しめました。これはブラームスが実際に弾いていたピアノ。このピアノで交響曲第4番を作曲したようです。感銘を受けます。

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これはブラームスが仕事をしていた様子を再現したんでしょうか。

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ブラームスはミュルツツーシュラークで1884年と1885年の2夏を過ごしたそうです。およそ6月から10月の間、毎週ゼメリング鉄道を使ってウィーンと往復していました。ブラームスは、現在博物館になっているこの建物を借りて住んでいました。これはブラームスお気に入りの張り出し窓です。

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これは当時からある階段で、ブラームスが使っていました。

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オーナーからとっても丁寧な日本語の説明書が手渡されていましたが、とっても読みきれません。コピーがもらえないかとお願いすると、後でEメールに添付して送ってくれるとのこと。ありがとう!(結局、送られてこなかった・・・) 受付に戻って、目的のCDを探します。ありました! 手前、右側です。

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saraiが敬愛するピアニストのクラウディオ・アラウはこのブラームス博物館のオープニング記念のコンサートを行う予定でしたが、その前に亡くなりました。そのため、イエルク・デムスがブラームスのピアノを弾いて、アラウの追悼コンサートを行ったそうです。そのときのライブCDがこの博物館で販売されており、saraiはどうしてもそれが欲しかったんです。デムスはこの博物館の現代のスタインウェイとブラームスのピアノの両方でブラームスのピアノ曲を弾き、それが2枚組のCDになっています。ブラームス晩年のピアノ曲が中心のプログラムです。
このCDを買って、見学は終了です。お客さんは、我々以外には1組だけでした。メールのやり取りをしていた女性スタッフのベッティナさんが出勤してなくて会えなかったのが残念です。
ブラームス博物館のパンフレットもいただきました。

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ブラームスの散歩道Brahmswegをちょっと歩いてみましょう。散歩道の案内図もいただきます。

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ブラームス博物館近くの公園がスタートポイントです。案内板が立っています。

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公園の片隅には、ブラームスの胸像があります。

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公園の先には美しい福音教会Evangelische Kircheがあります。青空に突き立つような尖塔が印象的です。

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教会の横の野原に沿って、綺麗な散歩道が続きます。

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それらしい雰囲気の散歩道です。

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赤いハリネズミの標識が散歩道の道しるべです。ちなみに《赤いハリネズミ》Zum roten Igelはウィーンにあったブラームス行きつけのレストランの名前です。ブラームスはそのレストランに毎日のように通っていたそうです。

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やがて、散歩道は立派な住宅街の中に入っていきます。散歩道って感じではありませんね。

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その住宅街の中の1軒のお庭に、鉄道のジオラマが作られています。素晴らしいものです。この街にはゼメリング鉄道の博物館もあるのですが、その関係者のお宅でしょうか。

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ブラームスの散歩道はこの辺りで切り上げて、そのゼメリング鉄道博物館に行ってみましょう。


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テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

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オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

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ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico

お返事ありがとうございます。
本当に!私もレイルジェットや美術館の手配もしているので、祈るような気持ちです。

03/10 19:06 kico
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