fc2ブログ
 
  

最高のニールセン:ブロムシュテット+ウィーン交響楽団@ウィーン楽友協会 2015.6.20

今日はダブルのコンサート。これは2回目。1回目は別稿でアップ済です。

今日はお昼のウィーン・フィルのコンサートに続いて、夜はウィーン交響楽団のコンサートを聴きます。我ながら、贅沢ですね。

指揮は巨匠ブロムシュテット。御年87歳のご高齢です。saraiが唱える《指揮者は80歳からが勝負》にあてはまりますね。
弱弱しいお体ながら、熱っぽい指揮ぶりです。
最初のプログラムはベートーヴェンの交響曲第4番。指揮のブロムシュテット、オーケストラのウィーン響ともにお手の物の曲です。軽快でありながら、なかなか熱のこもった演奏。特に両端の楽章の充実ぶりが光りました。ブロムシュテットがノンタクトで振るのに初めて気が付きました。その指揮はこの曲を振るのが楽しくて仕方がないという雰囲気です。思わず、こちらも引き込まれてしまいます。ウィーン響の響きもまろやかで美しいですが、少しアンサンブルに乱れがあるのが気になりました。こういう実力なのでしょうか。先ほど、ウィーン・フィルの強力なアンサンブルを聴いたばかりなので、余計、気になります。アンサンブルはともかく、楽しくて、熱い素晴らしい演奏でした。

休憩後、ニールセンの交響曲第5番です。有名な第4番と並び、ニールセンの代表曲です。これは素晴らしい演奏でした。ブロムシュテットはこのニールセンを得意にしていて、2回も全交響曲を録音しています。2回目のサンフランシスコ交響楽団との演奏は評価の高いものです。しかし、1回目のデンマーク放送交響楽団との熱い演奏とは異なり、とても美しい演奏ながら、熱が足りない感じでした。
今日の演奏はサンフランシスコ交響楽団との演奏を超える美しさで、しかも熱のこもった演奏でブロムシュテットの集大成とも思えるものでした。今日の演奏がライブCDになれば、間違いなく、ニールセンの決定盤のCDになるでしょう。弦のアンサンブルの演奏の静かで美しいことはこの上もないもので、強奏部分の迫力は最高です。ニールセンの魅力全開の圧倒的な演奏でした。ベートーヴェンではアンサンブルの乱れも気になっていたウィーン響も完璧なアンサンブルです。こんなに素晴らしいオーケストラだったでしょうか。邪推すると、ブロムシュテットはニールセンの練習だけに集中し、ベートーヴェンは一発本番だったような気もします。これだけ素晴らしい演奏を聴かされると、それもありかなと思ってしまいます。今更、ベートーヴェンの完璧な演奏よりもニールセンの完璧な演奏のほうが価値がありそうに感じます。ブロムシュテットのニールセンへの偏愛に1票です。

今日のプログラムとキャストは以下です。

  指揮:ヘルベルト・ブロムシュテット
  管弦楽:ウィーン交響楽団

  ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調Op.60

   《休憩》

  ニールセン:交響曲第5番Op.50


↓ 音楽を愛する同好の士はポチっとクリックしてsaraiと気持ちを共有してください

 いいね!



関連記事

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

人気ランキング投票、よろしくね
ページ移動
プロフィール

sarai

Author:sarai
首都圏の様々なジャンルのクラシックコンサート、オペラの感動をレポートします。在京オケ・海外オケ、室内楽、ピアノ、古楽、声楽、オペラ。バロックから現代まで、幅広く、深く、クラシック音楽の真髄を堪能します。
たまには、旅ブログも書きます。

来訪者カウンター
CalendArchive
最新記事
カテゴリ
指揮者

ソプラノ

ピアニスト

ヴァイオリン

室内楽

演奏団体

リンク
Comment Balloon

金婚式、おめでとうございます!!!
大学入学直後からの長いお付き合い、素晴らしい伴侶に巡り逢われて、幸せな人生ですね!
京都には年に2回もお越しでも、青春を過ごし

10/07 08:57 堀内えり

 ≪…長調のいきいきとした溌剌さ、短調の抒情性、バッハの音楽の奥深さ…≫を、長調と短調の振り子時計の割り振り」による十進法と音楽の1オクターブの12等分の割り付けに

08/04 21:31 G線上のアリア

じじいさん、コメントありがとうございます。saraiです。
思えば、もう10年前のコンサートです。
これがsaraiの聴いたハイティンク最高のコンサートでした。
その後、ザル

07/08 18:59 sarai

CDでしか聴いてはいません。
公演では小沢、ショルティだけ

ベーム、ケルテス、ショルティ、クーベリック、
クルト。ザンデルリング、ヴァント、ハイティンク
、チェリブ

07/08 15:53 じじい@

saraiです。
久々のコメント、ありがとうございます。
哀愁のヨーロッパ、懐かしく思い出してもらえたようで、記事の書き甲斐がありました。マイセンはやはりカップは高く

06/18 12:46 sarai

私も18年前にドレスデンでバームクーヘン食べました。マイセンではB級品でもコーヒー茶碗1客日本円で5万円程して庶民には高くて買えなかったですよ。奥様はもしかして◯良女

06/18 08:33 五十棲郁子

 ≪…明恵上人…≫の、仏眼仏母(ぶつげんぶつも)から、百人一首の本歌取りで数の言葉ヒフミヨ(1234)に、華厳の精神を・・・

もろともにあはれとおもへ山ざくら 花よりほか

月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR