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ゴージャスで見応え十分:オペレッタ《伯爵夫人マリッツァ》@ウィーン・フォルクスオーパー 2015.6.24

今日はウィーンで最後の音楽を聴きます。フォルクスオーパーでオペレッタの名作、カールマンの《伯爵夫人マリッツァ》です。

途中、1回の休憩を含んで、3時間ほどの長い公演。オペレッタらしく、歌あり、踊りあり、お芝居あり、なんでもありのぎっしりした内容。舞台装置も美しく、回り舞台を使ったきびきびした進行で無駄は何もなしという立派な公演です。

オーケストラもしっかりした演奏で、歌手陣も歌はもちろん、演技もしっかりしていて、よく練れています。
マリッツァを歌ったケスラーは初めて聴きましたが、容姿もよく、肝心の声も高音がよく出ていて、よい出来でした。欲を言えば、もう少し、伯爵夫人らしい気品が感じられればと思いましたが、それは望みすぎかもしれません。《チャルダッシュの女王》ならば、文句なしでしたね。
タシロ伯爵を歌ったプロハスカは雰囲気は最高で歌も及第点。
大御所シュライプマイヤーは場を引き締めていましたが、さすがの彼もかなり声が出なくなりましたね。
男爵コロマン・ジュパンを歌ったエダーは見事な踊りと演技でした。
三幕目で登場したのがパポウシェックとフォルクスオーパー総裁のロベルト・マイヤー。この2人の名演技にホール中が盛り上がりました。saraiはドイツ語が分からないのが残念です。特にマイヤーが出るとは思っていなかったのでびっくり。この人の存在感は特別です。日本で言えば、人間国宝みたいなものですね。

見たい、見たいと思いながら、これまで日程が合わず、なかなか見られなかった《伯爵夫人マリッツァ》は期待以上の公演でした。

プログラムとキャストは以下です。

  指揮:Johannes Pell
  演出:Thomas Enzinger
  管弦楽:ウィーン・フォルクスオーパー管弦楽団

  カールマン:オペレッタ《伯爵夫人マリッツァ》

  Gräfin Mariza:Astrid Kessler
  Fürst Populescu:Kurt Schreibmayer
  Baron Koloman Zsupan:Boris Eder
  Graf Tassilo Endrödy-Wittemburg:Daniel Prohaska
  Lisa, seine Schwester:Johanna Arrouas
  Karl Stephan Liebenberg:Nicolaus Hagg
  Fürstin Bozena Cuddenstein zu Chlumetz:Helga Papouschek
  Penizek, ihr Kammerdiener:Robert Meyer
  Tschekko, Diener Marizas:Michael Gempart
  Manja, Zigeunerin:Annely Peebo
  Primas:Gregory Rogers
  Ein Mädchen:Paloma Siblik

明日はアムステルダムに場所を変えて、ベルクの未完成の最後の名作、《ルル》を聴きます。オーケストラはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団ですから、またまた、贅沢なサウンドを聴けそうです。


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