今日は朝一番でゲントの聖バーフ大聖堂の祭壇画《神秘の子羊》を見ました。今回の旅の目的はこの《神秘の子羊》を見ること。想像通りの素晴らしい作品でした。ファン・エイク兄弟が描いた油彩画は完璧な出来栄え。画面上でじっとこちらを見つめる子羊の姿は神々しいとしか表現できません。聖母マリアやキリストも実に細密な表現で、これが油彩画の初期の作品とは信じられません。フランドル絵画を代表するだけでなく、西欧絵画の最大傑作と言っても過言でありません。現在、修復作業中ですが、パネルを順番に修復しているおり、現在は扉の裏側のパネルを修復中。表側の9枚のパネルは普通に展示されていて、ラッキーでした。修復中の様子はゲント美術館で見ることができました。ゲント美術館は旧市街の中心から離れているため、トラムでゲント・セント・ピータース駅まで行き、そこから歩きました。地図を見ながら探していると、犬を連れて散歩しているおじさんが親切に案内してくれたために迷わずにすみました。犬も先に立ち、案内してくれました。ありがとう!

旧市街に戻って、フランドル伯居城からのゲントの3塔+1塔の眺めも最高。絶景でした。

ランチは鍋にいっぱいのムール貝とベルギー・ビール。ベルギー名物のフライドポテトもいただき、満足。

夜はゲント・オペラ劇場でフランダース・オペラ(ゲントとアントワープが本拠地)でオペラ《フィガロの結婚》を聴きました。極上の出来栄えに満足。満月のゲントの町を歩いて、ボートハウスのホテルに無事、帰着。
明日はブルージュに移動します。
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