アルデンヌの美しい街と古城

そんな中、saraiと配偶者は呑気な二人旅。もし、インタビューされたら、何と答えようとふざけあっていましたが、もちろん、誰からも無視。
1時間半の電車の旅でディナンに到着。ムーズ川沿いに広がる町の景観に思わず、歓声を上げます。

準備不足なので、とりあえず、ツーリストインフォメーションを訪ねます。そこの親切な女性スタッフの支援で今日の計画が固まります。ディナンの町では、シタデル(要塞)、教会、ムーズ川クルーズの3点セット。それに近郊の古城アンヌヴォワ城を訪れることにします。特にアンヌヴォワ城はアクセスが非常に悪く、普通はレンタカーで訪問するようですが、バスと徒歩で訪問し、帰りは最寄りの鉄道駅まで歩くというルートを提案してもらい、その方向で行動することにします。本当にこの女性スタッフの丁寧な対応に感謝するのみです。
まずはケーブルカーでシタデルがある岩壁の上に上ります。シタデルからはまさに絵のような風景が望めます。

シタデルのガイドツアーにも途中から参加させてもらい、要塞内部を拝見。フランス語のガイドですが、ちゃんと日本語の案内パンフレットも渡してくれました。もっとも最後にお礼のチップを徴収されましたけどね。
シタデルから下に下りて、教会を見て、ムーズ川沿いのクルーズ船乗り場へ。45分のクルーズは結構暑くかったのですが、川風で何とか凌げます。小さな町の要所はほとんど見ることができます。川面の先に見える眺めも格別ですね。

ディナンの町見物の最後はこの町が生んだ偉人?のサックス氏宅訪問。名前でピンとくるかも知れませんが、楽器のサックスを考案した人です。この人がサックス氏です。

町中、サックスの看板が氾濫していました。
さて、駅前に戻り、バスでアンヌヴォワ城に向かいます。女性運転手に最寄りのバス停で下してねってお願いしておいたら、何と一番近くの交差点で降ろしてくれました。メルシー! 500mほど坂道を上ると、アンヌヴォワ城。お城というよりも最高に美しい庭園でした。

あまりの美しさに茫然としながらの庭園巡り。青空に浮かぶ雲も庭園の風景に溶け込み、美の極致。これも自然と人間の融合。まるでマーラーの交響曲第3番と同じテーマです。配偶者はルネ・マグリットの描いた青空と雲に思いを馳せています。

無理しても来てよかったねと配偶者と熱い会話になります。この上はこのお庭を見ながらのディナーといくしかありません。お庭を見下ろすテラスからの食事は舌よりも目の楽しみのほうが大きかったかも。帰りは30分ほど歩いて最寄りのゴディン駅へ。腹ごなしにはよい散策になりました。
ベルギーの旅の最後は思わぬ古城訪問になり、大満足。
明日は最後の訪問地パリに移動します。また、音楽三昧です。
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