ミュンヘンから無事に帰国!これにてフィナーレ
レンバッハハウス美術館で青騎士の絵画を堪能しました。さあ、ミュンヘン空港からの帰国便に飛び乗りましょう。
地下鉄とSバーンを乗り継いで空港に戻り、羽田行きの便への搭乗に間に合いました。いやはや、忙しい! トランジットの5時間をフル活用しました。
空港の搭乗口からは準備中のルフトハンザ機が見えます。ほっとします。

さあ、帰るぞ!!
機内への搭乗が始まりました。シートに体を落ち着けると、もう帰国したようなものです。
飛行機は予定通りの時刻に離陸。安定飛行に移ると、スナック菓子が配られます。

スナック菓子をぽりぽり食べながら、ようやくリラックス。
食事が配られます。

食事も終わり寝る時間ですが、なんとなく映画を見始めます。《グランド・ブダペスト・ホテル》という奇妙な映画です。何か心に引っ掛かるものがありますが、それが何かははっきりしません。
そのうちに配偶者も同じ映画を見始めて、見終わる寸前に素っ頓狂な声を出します。えっ、何? 配偶者は最後のクレジットを見て、「これって、シュテファン・ツヴァイクじゃないの?」
何と何と、その通りでした。映画監督がシュテファン・ツヴァイクの著作を読んで、その古き良きヨーロッパ文化に魅せられて、そのイメージを映画で表現したそうです。
旅の終わりは、またシュテファン・ツヴァイクに回帰してしまいました。帰国後の課題はシュテファン・ツヴァイクを読むことですね。(帰国後、《昨日の世界》はもちろん、小説も読みました。活字上のことではありますが、素晴らしい最高の友に出会った思いです。許されれば、彼とじっくりとお話をしたかったというほど、気の合う友です。一方的な関係ですけどね。)
ところで、この映画の中で、奇妙で変な絵の代表としてエゴン・シーレの絵が出てきたのにはびっくり。配偶者と苦笑してしまいました。
やがて、うとうとしているうちに飛行機は日本海上空にさしかかります。たたき起こされて、眠気眼で朝食をいただきます。

ミュンヘンから長時間飛行の末、羽田に無事着陸。いささか疲れて、電車に乗って自宅に着くなり、そのままお昼寝で爆睡。夕方遅く、ようやく元気を回復しました。
今回も23日に及ぶ長い旅でした。
この旅では、新しいお友達もでき、以前からのお友達とも交友。エル・グレコ、音楽という旅のテーマも十分に堪能でき、実り多い旅になりました。シュテファン・ツヴァイクという新しい友もできましたしね。
詳細編の掲載は、途中で今年のウィーン・オランダ・ベルギー・パリの旅を挟んでしまい、大幅に遅れて申し訳けありませんでした。ようやく、これにて終了です。昨年の10月から、長期にわたるご愛読ありがとうございました。
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