ラインの旅:スイス編~ベルンのクレーセンターの《ジャポニズムとクレー》展、その1
ベルンのクレーセンター、《ジャポニズムとクレー》展の展示内容をご紹介していきます。
これは葛飾北斎の富嶽三十六景、東海道程ヶ谷。

クレーはこんな風に構図だけを借用し、ヨーロッパの風景に仕立て上げました。1906年の作品で無題。

これは歌川広重の名所江戸百景。

クレーは一見、似ても似つかない絵に昇華させました。凄いイメージ想像・連想ですね。1908年の作品で《バルコニーからの広場の風景》。

これは葛飾北斎の北斎漫画。

クレーは一連のユーモラスな魚の絵を作り上げました。いずれも1901年の作品で無題。




これも葛飾北斎の北斎漫画。色々な男の体の姿勢です。

クレーはこれを線画で表現しようとしました。1905年の作品で《drei auf einem Bein tanzende Akte》。

これも葛飾北斎の北斎漫画。色々な男たちの体の姿勢が続きます。

クレーはこれを応用して、ユーモラスな光景を描きました。1906年の作品で《Mädchen, sich bueckend, von einem schlangenartigen Dackel gefolgt》。

これは東洲斎写楽の役者絵。

クレーはこれに線画で挑戦です。1906年の作品で《Auguren im Gespräch》。

これは仏像。

クレーは線画でグロテスクに表現しました。1905年の作品で《Grimasse mit Raubtiergebiss》。

まだまだ、続きますよ。しばらく、付き合ってください。面白いでしょう?
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