ラインの旅:スイス編~《パルナッソス山へ》@ベルン市立美術館
クレーセンターを出ると、また、アルプスの白銀が目に飛び込んできます。

建物の屋根が少し邪魔になりますが、それがあまり気にならないくらいアルプスは綺麗に輝いています。

これがクレーセンターの全景です。素晴らしい建築ですね。関空を設計したレンゾ・ピアノが設した近代的な建物です。

クレーセンターの周りは緑の野原になっていて、散歩道も整備されています。時間があれば、ゆっくりしたいところです。

アルプスにもクレーにも後ろ髪をひかれながら、またバスに乗り込みます。車窓からもアルプスが丸見えです。

バスがアーレ川に近づくと、ベルンの旧市街の街並みが見えてきます。

アーレ川のほとりの熊公園の横を過ぎます。

ニーデック橋の上からは、緑色のアーレ川の美しい水面が見えます。

橋を渡ると、旧市街。

ベルン名物の噴水(泉)も点在しています。

バスで駅前まで戻りました。

次に、ベルン市立美術館に向かいます。途中、スイス連邦裁判所の前を通ります。ようやく、スイスの首都に来た実感がわきました。広場は子供たちの水遊び場にもなっているようですね。

ベルンの市街地はちょっと道が複雑なのと、クレーセンターで長い時間楽しんだので、時間があまりありません。間違いは許されないので、通りがかりの女性に道を尋ねると、またまた親切に教えてくれました。本当にありがたいです。というわけで、最短時間でベルン市立美術館に到着。

ベルン市立美術館を地図で確認しておきましょう。

ここには、何と言ってもクレーの最高傑作《パルナッソス山へ》があります。単純であるようで、複雑な絵です。色彩の味わいが何とも言えず、輝くような作品です。天才にのみ、描ける作品です。

それにしても、クレーの最高傑作をクレーセンターに置かないのは不便なことです。この市立美術館には、モディリアニの素晴らしい裸婦画。、

マルクの代表作3点(そのうち、1点は馬を後ろから描いた絵で配偶者のお気に入りですが、残念ながら、ご紹介できません)。

ピカソの傑作数点、ブラックの傑作。

マティスの佳作3点。

セザンヌ2点、ホドラーの大作。

ミロの佳作、カンディンスキー。

ゴッホのオランダ時代の農婦のごつごつした絵、美しいボッティチェリなどがあり、最後の展示室はキルヒナーの絵画で埋め尽くされ、壮観です。

この中で、saraiが気に入ったのは、クレーは別格として、モディリアニ、ボッティチェリ、マティスあたりです。配偶者は、なんだか収蔵品に今一つ不満の様子。大好きな《パルナッソス山へ》があるにもかかわらず、もうここへは今後来ないだろうという気分だそうです。
ベルン市立美術館を出て、そろそろ、次の目的地チューリッヒに向かいましょう。予約した電車の時間が迫ってきました。
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