旅はオランダから~ユーロマストの展望レストランでの眺めのよいディナー
ユーロマストで眺望を楽しみながら、ディナーをいただきましょう。展望回転エレベーターが100mの中間点まで下りてくると、そこに展望レストランがあります。入場チケット売り場のお姉さんに言われたとおり、展望レストランの受付で、予約なしでもテーブルはあるかと訊いたら、すぐに川沿いの窓際のテーブルに案内されました。ラッキー!!
まずは白ワインで最高の眺めに乾杯。

まわりのテーブルの方たちもゆったりと食事を楽しんでいます。

料理にはサプライズメニューというのがあり、3コースメニューから5コースメニューまであります。比較的安い3コースメニューにするつもりでしたが、4コースメニューとの違いを訊いてみたら、スタッフのかたは少し困った顔で「サプライズメニューなのでお答えできません」とのこと。それもそうだとバカ受けして、2人で大笑いです。それでも、ちょっと教えてもらいました。さしたる違いがなかったので、安心して3コースメニューに決定。魚と肉が選べるそうなので、魚にしてもらいました。
まずは突きだしのようなものです。

ワインを楽しみながら、料理を待ちます。眺めがいいので、それもご馳走のひとつ。正面の新マース川の景色です。夕日がビルの窓ガラスに反射して、川面にきらきらと輝いています。

右の方に目を転じると、そちらのビルも同様に夕日が川面に反映しています。

新マース川をクルーズ船が通っていきます。このクルーズ船に乗ろうかどうか考えていましたが、ユーロマストのほうが我々の旅の門出にはふさわしかったようです。

綺麗に盛り付けられた前菜です。

一緒に出てきたフランスパンも美味しい。

レストランの中も夕日でとても明るくなっています。

いよいよ、メインです。メインにはサラダとフライドポテトがついてきます。

昨日の魚料理に続いて、今日の魚料理も絶品でした。オランダ料理はまずいという評判ですが、魚料理は別物のようですね。ところで、昨日と今日の3コースの内容がよく似ています。偶然とは思えないので、これが定番のスタイルなのでしょうね。
日没前の赤い夕日で店内が染まってきました。

夕日の見える窓に寄ってみました。海の方に厚く垂れこめた雲に日が落ちていくところです。美しい夕日に心もバラ色に染まります。

もう、8時近くなっています。店内を眺めると、既にがらんとしています。ディナーを楽しんでいるうちに日が傾き、そろそろ帰る時間です。

デザートです。

日本では、デザートの時にコーヒーが出たり、要らないかと聞かれますが、ここでは聞かれもせず勧められもしません。そういう習慣なのでしょうね。
2晩続きの豪華ディナーで、配偶者はお腹を壊してしまいました・・・。
地上100mの眺めを楽しみながらの楽しいディナーでした。
ユーロマストを出ると、外は宵闇に包まれています。

ユーロマストも夜空にすっくと立っています。

トラムに乗ってロッテルダム中央駅に戻り、デルフト行の列車を探しますが見当たりません。不安に思いながら、インフォメーションで聞こうとしますが、ここは人でごったがえしています。ようやく順番になり、デルフト行の列車を訊くと、発車時刻とホーム番号を教えてくれました。安心してそのホームに行くと、その列車はアムステルダム中央駅行です。変だなと思い、そこにいた駅員さんに聞くと、そのアムステルダム中央駅行の列車でいいそうです。夜遅くになり工事が終了し、デルフト駅付近の不通区間が解消されたのでしょう。
その列車でデルフト駅に向かっていると、まだ到着するはずもない時間にデルフト何チャラ駅に到着。ビックリして、急いで降りますが、どうも様子がデルフト駅と違います。駅員さんにここはデルフト駅かと訊くと、ここは違うから列車に乗りなさいと言われ、慌てて飛び乗ります。結局、5分後に正真正銘のデルフト駅に到着し、胸を撫で下ろしました。
明日はオランダ国内から、ライン川の旅に出発です。明日からはドイツ国内の旅です。ライン川を遡り、ケルン、ボンに向かいます。
次回を読む:《5日目:デルフト~ケルン~ボン》
前回を読む:《3日目-2:デルフトでフェルメールの足跡を尋ねて》
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この記事へのコメント
さすがに、いいレストランを選びお金を出し惜しみしなければ、オランダでも美味しいものにありつくことはできます。レストラン選びがとてもお上手ですね。そして、3日続けてお魚料理!
さて、来年の5月6日にガランチャがコンセルトヘボウでドイツ・リートのリサイタルを行います。シュトラウスとシューマン。ピアノ伴奏でオケ付きでないせいかお値段は低めの設定で、まだいい席も残っていますよ。10日の『ファウスト』@DNOとは日程的に開いてしまいますから、8日か9日のブリュッセルのモネ劇場でのカーセン演出の『リゴレット』と組み合わせるとよろしいいかと。この『リゴレット』は今月上演されるエクサンプロヴァンス音楽祭と共同の新プロで、わたしは興味津々なんです。
ついでに、リエージュでも何かないかなと探すと、5月2日にガランチャのリサイタルが!
2, saraiさん 2013/07/04 23:55
レイネさん、お返事遅れました。
そうです。3日続きの魚料理の始まりはレイネさんとのランチでした。あれでオランダの魚料理の美味しさにはまったんです。
貴重なガランチャ情報もありがとうございます。ううっ・・・決断を迫られる。リエージュのガランチャ、オーケストラ伴奏のようですね。プログラムがよく分かりませんが。
ヨンチェヴァの公式サイトには、5月のDNOのファウストは未掲載ですね。指揮がミンコフスキなので、よもや、キャンセルはないでしょうね。
ヨンチェヴァの椿姫とファウスト、ガランチャのオクタヴィアンとリサイタル、ううっ・・・何て、魅力的。でも、財政破綻状態で身動きとれず!
3, レイネさん 2013/07/05 15:59
そなんですよね。DNOサイトでは、マルグリット役はヨンチェヴァと記載されてますが、本人のサイトのスケジュールには載ってないのが不思議で。まだだいぶ先のことなので、ごゆるりとご検討なさってください。
来年5月は私的にも熱くて、4日にケルンで『タメルラーノ』(CTのサバタとチェンチッチ!)と10日にアムスで『アルタセルセ』(昨年暮れケルンで鑑賞したバロック・オペラ。当代の人気実力兼ね備えた若手CT5人出演!コンセルトヘボウでのマチネなのでDNOの『ファウスト』との連荘も可能)があるんです。
4, saraiさん 2013/07/06 01:54
レイネさん、こんばんは。
確かにこのファウストはゆっくりと検討すればいいのですが、コンセルトヘボウのガランチャはもうチケット売り出し中ですから、そろそろ、決断が・・・
10日はマチネと夜のレンチャンですか・・・
ケルンへも遠征するんですね。恐ろしく、レイネさんは精力的ですね。
こちらも負けられない!
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