FC2ブログ
 
  

ウィーンで音楽三昧:ウィーンの原型を巡る散策、アム・ホーフからティーファー・グラーベン

2013年4月19日金曜日@ウィーン/2回目

ウィーンの原点ウィンドボナ巡りを続けています。今はアム・ホーフ広場に来ています。広場のまわりはとても立派な建物が並んでいます。広場北には一際大きな建物が建っています。レーダラー・ホフ (Ledererhof;なめし職人広場) と言う建物です。これは皮なめし職人 (Lederer) の同業組合(ツンフト) 本部がここにあったことからついた名前です。


hKu1c19icwed00.jpg



広場西側の建物の前には、赤い車両が並んでいます。ここは消防局の建物になっています。左側の薄いクリーム色の建物は『メルクライン・ハウス (Das Maerkleinsche Haus) 』で18世紀前半にヒルデブラント (Johann Lukas von Hildebrandt) によって設計されましたバロック様式の美しい建物です。この建物には消防隊博物館もあります。その右隣の濃いピンクの建物は『細い家 (Das Schmale Haus;シュマーレハウス) 』で、16世紀に建てられた古い建物です。


Hlls0ElyVRa90e.jpg



消防局の右側には、何やら、いわくありげな建物。この正体って? 16世紀後半にアム・ホ―フ広場の後ろのフェルバー小路 (Faerbergasse) に建てられたものが母体に次第に隣接する建物と結合し、アム・ホーフ広場の前まで拡大しました。この建物は1683年のトルコ軍侵攻で破壊後、修復され、武器庫 (Das Buergerliche Zeughaus) として使用されるようになりました。1848年の三月革命では、この武器庫から学生たちに武器が配られた歴史があります。現在は消防署の本部になっています。建物正面上部には金色の地球儀を支えている二体の石像、『永続性』と『強さ』が立っていましたが、現在は修復工事中で取り外されています。


VPSDh0c4CFd98f.jpg



ウルバニ館の隣には、お洒落なオープンテラスのあるレストラン。


SP80BUkFvKb76d.jpg



ウルバニ館とアム・ホーフ教会に挟まれた旧コンラット宮には、Ma Maisonというショップが入っています。


718aGKibuWde55.jpg



旧コンラット宮とアム・ホーフ教会の間はアーチでつながっていて、そのアーチの下はシュールホーフ(Schulhof)という小路が抜けています。


GslsYQNFee2228.jpg



折しも、そのシュールホーフからアーチをくぐって、白馬の2頭立ての白塗りの馬車がアム・ホーフ広場に出てきました。まるで、バロック時代にさまよいこんだような気持ちになります。


ksZSmGjdL16344.jpg



アーチに続くのは、アム・ホーフ教会の建物です。


II6n96znhT7ca5.jpg



このアム・ホーフ広場を離れて、今度はティーファー・グラーベン通りTiefer Grabenを歩きます。ティーファー・グラーベンという名称は深い濠という意味で、ローマ時代のウィンドボナの濠があったことを示しています。


qyn_bokwiSb3f6.jpg



この通りの両側には、風格のある建物が続いています。


6UYpGcRBtlb4a3.jpg



どこまでも立派な建物が続いています。


mUzaZ3F0zxc9fc.jpg



建物の壁に派手な壁画があります。よく見ると、ベートーヴェンが1815年から1817年まで住んでいたと書いてあります。作品101、102、98、106、137と明記されているので、ここでこれらの作品が作曲されたのでしょう。それぞれ、ピアノ・ソナタ第28番イ長調Op.101、チェロソナタ第4番作品102-1、チェロソナタ第5番作品102-2、連作歌曲集『遥かなる恋人に寄す』Op.98、ピアノ・ソナ第29番 変ロ長調『ハンマークラヴィーア』 Op.106、弦楽五重奏曲フーガ ニ長調 Op. 137ということになります。晩年の名作揃いですね。


2013121402.jpg



この建物を過ぎて、さらにティーファー・グラーベン通りを進みます。


RakAZf3tJk701f.jpg



正面に立体交差の橋が見えてきました。ホーヘ橋(Hohe Brucke)でしょう。1903-4年に作られたそうです。ウィーンでは新しいものですね。


SDfDRYZXZ75273.jpg



ホーヘ橋のアーチの下に差し掛かりました。


Nl5_wzRiHBe5cd.jpg



橋の上に上る階段もありましたが、上らずにこのまま、ティーファー・グラーベン通りを進みます。橋の上の通りはヴィップリンガー通りWipplingerstraßeです。


jPJUYPv09Tf321.jpg



橋の下です。


iHmrDR1Cuf367a.jpg



通りを進んだところから、ホーヘ橋を振り返ってみます。立派な建物に囲まれています。


dc9IzESenba19a.jpg



これはHotel Orient。綺麗な装飾です。


gEHJPrilHb9367.jpg



通りには、気になる装飾のある建物がずらりとならんでいます。右手に続く石段の先には、聳えるように立つマリア・アム・ゲシュターデ教会Katholische Kirche Maria am Gestadeの尖塔も見えます。


lB6PvTeJlTdbee.jpg



ティーファー・グラーベン通りはこのあたりでお終いです。さらにウィンドボナの跡を追う散策は続きます。

散策のルートを地図で確認しておきましょう。


2013121401.jpg




↓ saraiのブログを応援してくれるかたはポチっとクリックしてsaraiを元気づけてね

 いいね!



関連記事

テーマ : ヨーロッパ
ジャンル : 海外情報

コメントの投稿

非公開コメント

人気ランキング投票、よろしくね
ページ移動
プロフィール

sarai

Author:sarai
オペラ・美術が大好きでヨーロッパの旅にはまっています。音楽の聖地ウィーンが中心で、イタリア、フランス、ドイツも巡っています。国内外のオペラ・コンサートの体験もレポートします。

来訪者カウンター
CalendArchive
最新記事
カテゴリ
指揮者

ソプラノ

ピアニスト

ヴァイオリン

室内楽

演奏団体

リンク
Comment Balloon

ありがたいコメント、嬉しいです。マーラーのファンのかたにこそ、読んでいただきたかったので、気持ちを共有できた思いです。自然の中にこそ、マーラーの音楽の本質はあり

04/23 23:45 sarai

マーラーの作品を聴きながら、ブログを読ませていただいています。
読みながら画像を見て、マーラーの過ごした風景に想いを馳せて楽しんでいます。
素敵なブログをありがと

04/23 21:47 

マーラー6番ですか・・・ハンマー打撃は勘弁してほしいものです。あったとしても、3回目の打撃だけは・・・

04/11 18:10 sarai

まさにマーラー6番な状況です笑

04/11 17:51 kico

お互い、残念でしたね。今年でヨーロッパ遠征を終わりにする予定でしたが、悲劇的な状況になりました。天はまだ我に旅を続けよというご託宣を与えたのでしょうか。1年延期

04/11 03:13 sarai

以前にもコメントさせていただいた者です。来ましたね、楽友協会からのメール。私たちはとりあえず1年延期としましたが、どうでしょうね。困っている人が多い中贅沢な悩み

04/11 00:33 kico

お返事ありがとうございます。
本当に!私もレイルジェットや美術館の手配もしているので、祈るような気持ちです。

03/10 19:06 kico
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR