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ウィーンで音楽三昧:カフェ・ディグラスでターフェルシュピッツを堪能! 再び、ベッカー通りの散策を開始

2013年4月20日土曜日@ウィーン/3回目

今日はルーゲック広場Lugeckからベッカー通りBäckerstraßeを散策しています。この界隈には、美味しそうなレストランが並んでいます。でも、今回の旅のテーマはカフェでランチですからね。ベッカー通りから、路地の先にヴォルツァイレ通りWollzeileのカフェ・ディグラスCafé Diglasが見えます。


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今日はカフェ・ディグラスでランチにしましょう。このヴォルツァイレ通りにはカフェ・ハイナーCafé-Konditorei L. Heinerもありますが、1昨日ケルントナー通りのお店でランチしたので、今日はカフェ・ディグラスにします。以前、このカフェ・ディグラスでお茶はしたことがありますが、ランチは食べていません。ランチが美味しいとの評判なので、楽しみです。
お店に入ると、外からは分からない大変な混雑ぶり。さすが有名店ですね。


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お店のスタッフが、店の一番奥の特等席を見つけてくれました。席に向かう途中、配偶者の目が点に・・・なんと鍋にスープたっぷりのターフェルシュピッツを食べている人がいるのを発見。昨年、レストラン・プラフッタで、たっぷりのスープと共に出してくれるターフェルシュピッツの美味しかった衝撃が忘れられず、また食べたいねと2人で時折話していたのです。たいていのお店では、ターフェルシュピッツはお肉のみで、スープは付いてきません。このカフェ・ディグラスはスープと共に提供してくれるようですね。
ランチメニューも数種類あり、こちらも気になるのですが、もう気持ちはターフェルシュピッツになっています。でも、いくらメニューを探しても書いてありません。メニューを見ないと料金が分かりませんからね。仕方がなく、注文を取りに来たお店の人に、向こうの席で食べている物は何かと聞くと、やはりターフェルシュピッツだとのお答。メニューのどこにあるのかと訊くと、そのスタッフは別のメニューを取り出して探しますが、見つかりません。ベテランのスタッフに応援を頼み、彼が指さすメニューにはターフェルシュピッツと書いてあります。アレ~? 狐につままれた気分ですが、値段を確認できたので、即注文! ランチよりはちょっとお高かったけど、さほどに違いはありません。プラフッタはそれなりの値段がするので、それよりも安いこのお店はお得感いっぱいです。私達がメニューから見つけられなかったのは、ドイツ語メニューにしか記載がないのではないだろうかと話しながら、ターフェルシュピッツの登場を待ちます。その間、店内の様子を眺めます。天井のシャンデリアがお洒落です。


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本当に店内は賑わっていて、満席状態。


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待つことしばし。来ました、来ました。鍋と付け合わせがトレイにセットされています。


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そっと鍋の蓋を取ると、透き通ったスープがお鍋一杯に入れられ、その中にお肉があります。


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もちろん、スープから頂きましょう。美味しい! 続いてお肉をいただきますが、なんとも柔らかく美味しい。


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配偶者もこれなら完食よとルンルンで食べていると・・・スープの中から大きなお肉がもう1枚登場。ちょっとsaraiが手伝って、なんとか完食です。大変、美味しかったですよ。
カフェ・ディグラスのランチに満足して、店を出ました。店内は相変わらず、混雑したままです。


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ヴォルツァイレ通りから路地を抜けて、ベッカー通りに戻ります。ベッカー通りに抜けた突き当りは9番地のカフェ・アルト・ウィーンKaffee Alt Wien。


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ベッカー通りを奥に進むと、14番地にはレストランOSWALD & KALB(通称O & K)があります。


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その隣の16番地の建物も綺麗な建物です。


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バロック様式のBurgerhausです。


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窓上部の飾りがいかにもバロックです。


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次の18番地でベッカー通りもおしまい。この建物もレストランになっています。


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ベッカー通りはバロック様式で装飾された建物が多いですね。老舗のレストランもいっぱいあります。夜のコンサートに出かけると、どうしても夕食の時間を作るのが難しいので、ランチをしっかり食べることになりますが、これらのレストランにもいつか出かけてみたいですね。

ベッカー通りの突き当りは、イグナーツ・ザイペル広場(Dr.-Ignaz-Seipel-Platz)です。この広場には、かってウィーン大学がありました。大学は今はリンク通り沿いのショッテントーアに移転しました。これが広場の東側の1番地にある旧ウィーン大学の建物です。


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旧ウィーン大学の向かい側、すなわち、西側の2番地には、堂々たる建物。ウィーン大学の大講堂だった建物Universität Wien - Institut f Byzantinistik u Neogräzistikです。


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建物の正面の壁には、バロックの美しい装飾が施されています。この大講堂では、1813年12月8日にベートーヴェンの傑作、交響曲第7番が公開初演されたという輝かしい歴史があります。


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広場には、バロック様式のイェズス会教会が聳えたっています。かっては大学教会と呼ばれていました。


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そのことを示す銘板があります。


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教会の中に入って、バロック装飾の素晴らしさを見てみましょう。

散策のルートを地図で確認しておきましょう。


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この記事へのコメント

1, レイネさん 2013/12/23 07:27
こちらのターフェルシュピーツもおいしそうですねえ。緑のソースはなんでしょうか?
ウィーンに行くと、ついつい国立歌劇場近くのプラフッタでターフェルシュピーツ食べたくなります。次回は、河岸を変えてこっちに行ってみたいと思います。ただ、ウィーン遠征の予定は今のところ全くないんです。。。ウィーン大好きなんですが、わたしの場合、特定の歌手おっかけ遠征なのでご贔屓歌手の登場する場所次第。来年はその代り、イギリス遠征が多くなりそうです。追っかけで3回は行きそう。。。。

2, saraiさん 2013/12/24 00:12
緑のソースはほうれん草ベースだったような?
プラフッタのほうが高級感がありますが、たまには、違ったものもお試しください。
ウィーン遠征の予定ありませんか。こちらはヨーロッパ遠征の計画そのもがありません。来年はエル・グレコのアニバーサリーなので、是非、トレドに行きたいとは思っています。なかなか、魅力的な音楽プログラムがなくて、困っています。何か、ないですか? ロンドン以外で。
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