オランダ・ライン川・ウィーンの旅~圧倒的な重量感のケルン大聖堂、そして、シューマン夫妻のお墓で感動
ケルンの駅前に降り立ち、いきなり、目の前に聳えるケルン大聖堂の巨大で重厚な姿に圧倒されます。しかし、高い尖塔は1本しか見えません。配偶者に、やはり、こんな凄い尖塔を作ったので、財政難でもう1本が作れなかったのかなあと話すと、配偶者もそうだろうねという返事。
ところが、これが大きな間違いでした。配偶者が大聖堂内のショップで絵葉書を見て、やはり、尖塔は2本あることを発見。あわてて、外に出て、大聖堂の建物を回り込むと、本当の正面に出ました。配偶者と2人で茫然としました。これまで大聖堂は一杯見てきましたが、こんなに巨大で重量感のあるものは見たことがありません。圧倒的で凄過ぎます。こんなものをずっと見ていると、キリスト教にひれ伏し、悄然と入信してしまいそうです。

次はボンに移動。ベートーヴェンの生家を見ましたが、建物だけで、内部は資料館になっていました。フランクフルトのゲーテの生家のように整備するといいのですが、もう、家具・調度の類はおろか、ベートーヴェンが幼少期を過ごした家の内部の様子も分っていないのでしょう。アイゼナハのバッハの生家と同様ですね。
ボンはロベルト・シューマンがサナトリウム(精神病院)で亡くなったところで、お墓があります。愛妻クララも一緒に眠っています。
このお墓参りは今回の旅でも大事なイベントです。シューマンの歌曲集《ミルテの花》の「献呈」、「クルミの木」などを聴きながらお参りしました。あらかじめ、IPODに大好きなソプラノ歌手バーバラ・ボニーのCDを入れておいたんです。彼女の清らかな歌声を聴きながら、シューマンのお墓に対面すると、感動で涙が出てきました。配偶者にも「献呈」を聴いてもらい、しばし、お墓の前に立ち尽くしていました。

ディナーはボン郊外のライン河畔のイタリアンレストラン。予約を入れましたが、それは正解で超満員の大盛況。大人気のお店です。ライン川の眺めのよさが一番です。夜が更けたライン川の旅情はなんて、ロマンチックなんでしょう。

明日はラインをさらに遡り、ライン川に注ぎ込んでいるモーゼル川まで足を延ばし、モーゼルワインを楽しみます。
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